小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

カヤの右目は目ヤニ増

2018-01-14 | 犬&猫との暮らし
朝起きた時、カヤの右目は目ヤニで塞がっていることがある。
眼のふちに固まった目ヤニがこびりつき、
私が取ってあげようとすると、自分でも気になるのか、
顔を敷布にこすり付けたりする。

右目の萎縮がかなり進んだため、
歯周ポケットに歯周が溜まりやすくなるように、
眼球が萎縮して開いた隙間に目ヤニが溜まってしまうらしい。

  
       眼圧が高く眼球が腫れていた頃     数年経ち、右目だけ萎縮が進行

左の写真は、2013年8月、うちに来て2カ月もたたない頃。
眼圧が異常に高く、眼球がパンパンに腫れた状態でした。

眼圧を下げるために、その7月の末に右目の毛様体を、
9月には左目の毛様体を破壊する処置を行ったのだけど、
この頃、まだ今の暮らしに慣れていなかったせいか、
緊張感が漂っていますよね。

右は2年くらい経ったあとの写真。
右目の萎縮は進みましたが、「どこのばあさん犬?」って感じ。
呑気そうで何よりです(笑)。

目ヤニがひどくなってから、目ヤニを柔らかくする薬、
炎症を抑える薬などなど、数種類の点眼薬を処方されました。
ほどほどに使い、うまく付き合っているという感じ。

       

ちなみに、目薬の後ろの青いパッケージの「キューテック」は
腸の粘膜上皮の新陳代謝をサポートする、
整腸作用のある新しいサプリメントだそうで、
試しに出されたものでした。

便の状態はよくなり、カヤのお腹にも合っていたのだけど、
乳酸菌精生成エキスの「コスモスラクトV」を長く使ってきたので、
これ以上サプリは増やさなくてもいいと思い、
お財布とも相談し、「キューテック」はお試しだけで止めました。

「キューテック」をカヤに試した感触はとてもよかったので、
お腹の弱いワンニャンには、試してみてもよいかもしれません。
楽天でもAmazonでも入手可能です。
具合の悪い子たちが少しでも良くなりますように。
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カヤのおなかの調子

2018-01-10 | 犬&猫との暮らし
一昨日の午前中、カヤはけっこうな軟便をした。
カヤが軟便をするたびに、
腸疾患が再発したのではないかと、本当にドキドキする。
すかさず「デルクリアー」を飲ませた。

2016年の夏、少し軟便が続いたので、心配になり、
いつもなら4週間ごとの通院なのだけど、
前倒にして森井先生に診てもらったことがあった。

その際、注射に加えて処方されたのが「デルクリアー」だった。
先生は「便を固めるお薬」といい、朝晩2回1錠ずつ飲ませ、
便の状態が改善したら、薬は止めるように、とのことだった。

薬が余ったら、また万が一の時に飲ませてくださいと言われ、保管。
実際、その通りに活用することになってしまったのだけど、
森井先生が使っている薬だし、すぐに軟便が解消するので、
保険として「デルクリアー」を持っておきたいなあと思った。

なにしろ「出る」が「クリアー」になる心強いお薬なのです。
カヤの場合、腸の悪化は致命傷になり得るので、効いてくれたら万々歳。

調べてみたら、Amazonで入手できることが分かった。
何でも通販で手に入る時代なのネエ~と感心しつつ注文。


100錠入りで6,000円くらいしたけれど、
あれから月に1度とか、2カ月に1度くらいの割合で、
活躍する場面があるのだ、まったくありがたくないんだけど。

一昨日も午前中「デルクリアー」を飲ませると、
夕方のモノも、翌日のモノも、とてもいい状態に戻って、ヤレヤレだった。

ところが、どうでしょう!
本日夕方、かなりの軟便!
カヤの「かなり」は形がないですからね、本当に焦ります。

また「デルクリアー」頼みをするほかない。
このまま悪化しないといいのだけど。

朝方寒くなって体が冷えると、ベッドに潜り込んでくるカヤ。
目が見えているように、上手に腕枕される位置についたり、
私のおなかを枕にしたりする。


まだまだ、健やかにいてほしい。
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カヤの姉妹犬の消息

2017-09-01 | 犬&猫との暮らし
カヤはもう1匹のコッカーと一緒にシェルターに保護されてきた。
一緒に来た子「マリンちゃん」は、おそらく姉妹犬だろうということだった。

被毛はダークレッドブラウンで、なんだかいつもご陽気な感じで、
虐げられた生活を送っていたことなど感じさせない、
とても人懐っこいコッカーだった。

一緒に連れて来られたからか、大きめのケージだと、
カヤはいつもマリンちゃんと2頭で収容されており、
運動をさせる時も一緒にケージから出していた。

すでに目が見えなかったカヤは、
マリンちゃんにくっついてケージから出されるのだけど、
マリンちゃんがほかの犬と遊びはじめてはぐれてしまうと、
つながれて吠え猛る新参者の中型犬のほうを向いて、
1頭でポツンと座っていたりした。

前にも書き残していたかもしれないけれど、
カヤを引き取る時、マリンちゃんも一緒に引き取ろうかと、
正直、かなり迷った時期もあった。

けれど、1歳も違わなかったブナとクリが
相次いで逝ってしまったことを思って、
同胞の犬たちを引き取ることに怖気づいたのだ。

引き取るのは、もう若くない犬たちだし、
その子たちが相次いで闘病したり、続けて逝かれたりしたら、
耐えられないと思った。そう思って、
結局、状態の悪いカヤだけを引き取ったのだった。

そしてマリンちゃんは、カヤより1年以上、後になったけれど、
アメリカン・コッカーの飼養経験のある、優しい飼い主さんに
引き取られたと聞かされた。

せっかく新しい家族に迎えられたのに、マリンちゃんはすぐに
悪性リンパ腫と診断され、余命1年の宣告とともに乳腺癌を16個も摘出。
カヤの体もボロボロだったけれど、
陽気で健やかそうに見えたマリンちゃんの体もボロボロだったのだ。

それが、繁殖犬の実態です。

マリンちゃんが抗がん剤治療を続けていることは分かったのだけれど、
その後の消息を知る手だてもなかったし、余命宣告を受けていただけに、
どうしているか、積極的に知るのも怖かった。

ところが、今日、そんな余命宣告をよそに
マリンちゃんが頑張っていることが分かり、ものすごく嬉しかった。
本当に、本当に、励まされる出来事だった。

外耳炎や下痢など、カヤと同様の症状に悩まされているみたいだけれど、
がんを乗り越え、引き取られた頃と変わらずに、可愛がってもらっていた。
持病はあってもマリンちゃんが健やかに暮らしていられるのは、
ひとえに飼い主さんの深い愛情のおかげだと思う。

抗がん剤治療の通院だって、週1回遠方まで出かけ、
大変だったに違いないし、私などよりはるかに
細やかな食事療法を続けていたのだから、頭が下がります。

シェルターで機嫌よさげにくっついて来たマリンちゃんを思い出す。
「よかったね、カヤ。マリンちゃん、頑張っているって」
そう言ってカヤを撫で回したら、聞こえはしなくても、
私の親指ほどの短いしっぽをプルプル、プルプル振っていた。
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カヤ、右眼球の萎縮進む

2017-08-31 | 犬&猫との暮らし
6月に入ってから、カヤの右目が少しずつ萎縮し始めた。
やけに目ヤニが多いなあと思っていたら、萎縮が進んだぶん、
目ヤニが溜まりやすくなってしまったのだそうだ。


カヤは粘性の目ヤニが気になるらしく、敷物にこすりつけたりするので、
すでに機能は失っているのだけれど、白目が充血して痛々しい。

そこで、薄~いホウ酸水で目の周りの目ヤニを拭きとって、
処方された「パピテイン」と「ファルキサシン」を点眼してあげている。

仕事の合間に、久しぶりにほかのワンたちのブログなんぞのぞいてみたら、
旅先の高原を思い切り走り回っていたり、ワン友と交流したり、
ドッグカフェで、見た目も工夫された極上のフードを食べたり、
それぞれに家族との夏休みを満喫している様子が綴られていた。

いきいきと楽しそうなワンたちの写真を眺めていたら、
カヤがモーレツに可哀想になってしまった。

昨年の夏と同じように、おなかの不調が続き、
ALB値が2.0g/dlにまで下がってしまったので、
フード内容にまたまた注意が必要となった。
グランベリー顆粒もやめ、オリーブオイルも控えることに。

目も耳もきかないカヤは、楽しいことなどないに等しいのだから、
晩年を迎えるにあたって、せめて食事だけは、
カヤが食べたがるものを存分に食べさせてあげたかった。

食べ物までつまらないものになってしまって、
食いしん坊の私からすれば、気の毒でならない。

普段はここまで可哀想がらないのだけど、
8月の初めに久しぶりに会った知り合い(黒ラブの飼い主として出会った人)が、
しつけの入れられない保護犬をちょっと小馬鹿にしたように
何度も「駄犬」と呼んだのが、胸に突き刺さったままになっていて、
そんな言われ方をされた、カヤを含む保護犬たちが、
心底可哀想になってしまったのでした。

彼女の娘さんが、ペットショップに出戻った
訳ありの小型犬を引き取ったのはいいのだけど、
その犬が社会化ができていなくて、しつけも入らないと嘆き、
自分の言うことをきいた、今は亡き黒ラブと比較しながら
「駄犬」という言葉を連呼するのだもの、聞いていて哀しかった。

「駄犬」なんて、憎悪表現にほかならない。

カヤは散歩もいっしょに行けないし、アイコンタクトもとれない。
私の顔さえ知らないのに、私を飼い主だと認めているのだろう、
家の中では私に付いて回る。
確かに、3頭の黒犬と同じような交流の仕方はできないけれど、
カヤだって、ほかの保護犬だって、けっして駄犬なんかじゃ、ない。

彼女の言葉は空の彼方に葬り去ることにして、
カヤに対して、私ができることは何でもしてあげようと思った。
目のケアも、きちんとしてあげよう。
3頭の黒犬と同じように、カヤは私にとっては宝物だから。





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カヤ、再び尿漏れ

2017-05-16 | 犬&猫との暮らし
4月末の尿検査で菌も白血球も減り、膀胱炎の治療も一段落。
抗菌剤ともさよならしたカヤ。

膀胱炎の治療中、尿漏れも収まり、おむつともさよならしていたのに、
なんと投薬をやめて数日後「ぽたぽた」が再発!

頻尿でもなく、膀胱炎が再発したとは思えないのだけど、
抗菌剤をやめて数日でぶり返すってこと、あるかしら。

どういうこと?!?!
酒井先生の教科書にはない事例だと思う。

とりあえずまたオシッコの濁りや匂いに注意して、
気になるようなら、また尿検査ということに……。

カヤはどうも「シモ」の不具合が多くて、困っちゃうなあ。


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逸走した猫の捕獲劇

2017-05-03 | 犬&猫との暮らし
猫の捕獲劇は、管理人さんから「階段の踊り場に猫の糞尿があり、
どうも館内に猫が迷い込んでいるようだ」と報告されたのがはじまりだった。

「共生」を促す具体的な活動はしていないのだけど(苦笑)、
創設から10数年来、私が「ペット飼育者連絡会」の代表のままなので、
管理人さんや理事会の人からのペットの苦情や相談は、私のところに集まります。

通常「猫が階段の踊り場で排泄する」とは考えにくいのだけど、
実際にしてあった(写真もある)というのだから、そうなのでしょう。

マンションの外から猫が入ってくる可能性は低いと思って考えていると、
午後になって管理人さんが「2階に猫がいます!」と言ってきた。

見に行くと、顔の可愛い白っぽい猫ちゃんが、
吹き抜けになっている2階部分の壁際にうずくまっていた。
小声で「大丈夫よ~」と言いながら、ゆっくり近づいたら、
追い詰められたと思ったのか、そこから、なんと1階に飛び降りてしまった。

「ニャンパラリ」という感じじゃなくて、
なんだか少しダメージを受けたような着地に見えた。ああ、私が悪かった。

そのあと管理人さんと2人で追い回したわけじゃないのだけど、
最後には1階の廊下の奥に追い詰められた形になった。
どれくらいの時間、館内を逃げ回っていたのか、ずいぶんと汚れ、疲れているみたい。


管理人さんが「首輪をしている」と言ったので、どんな首輪か聞くと、
「白に青い縁取りだった」と言う。
私はその首輪に覚えがあった。
かつてマンション横の駐車スペースで行き倒れていた、
Tさんの猫が同じタイプの首輪をしていたのだ。

正確にはその子は、Tさんが室内飼いしていたわけではなかった。
首輪をしていたから、野良ではないと思ったけれど、
どこのうちの子か分からなかったので、私が一時亡骸を引き取って、
近隣で聞き取りなどをするうちに、Tさんがその子を
地域猫として世話をしていることが分かったのだ。

きっと今回も、Tさんがキーパーソンだ。

だとしても、なんとかこの猫ちゃんを捕獲しなくては…。
けれど、誰が近づいても「う~う~」と威嚇する。

妹に応援を要請し、あれこれ手を打ち、作戦を練っていたところ、
仕事帰りの居住者の男性が、首根っこをつかまえる方法で
捕獲してあげると言い出し、果敢にトライしてくれたのだ。
「ええ、無茶だよ~!」と思ったのだけど、その人は怖気づくことなく、
軍手をして、猫に向かって行った。

その猫は恐怖のあまり逆上し、激しく抵抗する。
男性は引っ掻かれて傷を負い、猫も爪を割ったかして出血したけれど、
最後には、私が用意したカヤのケージに入れることができた。やれやれ。

無理やり首根っこをつかまえられて興奮したのでしょう、
そこらじゅうに失禁したので、1階の廊下は猫ション臭が立ち込め、
「消せるだろうか」と不安になるほどの状況になってしまった。

猫ちゃんが入ったケージにはすぐに布をかけて、周りを見えなくしてあげて、
Tさんの玄関のドアには、連絡を乞うメモを残した。

「まったくもう、ビールでも飲んじゃおうかな」と思ったときに、
携帯が鳴った。やはりTさん宅の飼い猫だった。

ご亭主が飼い猫3匹を逸走させてしまい、2匹はすぐに戻ってきたのだけど、
捕獲された「シロちゃん」だけが、2晩帰ってこなかったのだそうだ。

あいにくシロちゃんはご亭主には懐いていないらしい。
シロちゃんが懐いている奥さんは連休を利用して今日まで不在。
ご亭主はひとりオロオロしていたらしいが、
もっとオロオロして、怖くて痛い思いをしたのはシロちゃんですよ!

ご亭主はシロちゃんを抱っこできないようなので、
ケージごとエレベーターで何階も上の階に運び、
玄関の中で扉を開けてやると、目にも止まらぬ速さで、
室内に走り込んでいったシロちゃんの姿に胸が痛んだ。

Tさん宅の猫ちゃんは、みんな保護猫だそうなので、
なかなか懐かないのかもしれないけれど、
だとしたら、なおのこと逸走には気をつけなくちゃなりません!!!

シロちゃんが懐いているという奥さんが一時間でも早く帰宅して、
シロちゃんの心のキズを癒してあげてほしいなあ。
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治るまで長かったカヤの膀胱炎

2017-05-01 | 犬&猫との暮らし
いつの間にか5月になっている。なんと、まあ…。
さて、カヤは1月の下旬から長く膀胱炎を患っていた。
ある朝、ペットシーツについた血尿に、慌てて病院へ。

採尿して白血球や菌の有無を調べて、
教科書通りの基本的な抗生剤を投与したのだけど、
翌週の尿検査でも、白血球も菌も減らず、
抗生剤を変えて1週間投与した後に、
改めて尿検査をした結果も、おもわしくなかった。

しかたないので、薬剤感受性検査をして、
有効な薬剤を確定することになった。
酒井先生はできるだけ飼い主に経済的な負担がかからぬよう、
別途検査費用がかかるものは、いくら必要なことでも、
慎重に対処してくれ、当たり前のようにことを進めず、
費用も含め、事前によく説明もしてくれる。

自然療法の薬液や錠剤に比べれば、
この感受性検査も驚くほど高価ではないのだけど、
庶民派ドクター酒井の気配りはありがたく、胸にしみます。

今回は外部の検査機関に薬剤感受性検査を依頼。
薬剤は10種類まで同じ検査費用だとのことで、
先生はマックス10種類の検査を依頼していました。

結局、カヤの膀胱炎の引き起こしている菌は
初めの1週間と次の1週間に投与した抗生剤に
薬剤耐性をもっていたことが分かり、感受性がある薬剤に変更。

それでも、なかなかしぶとかったけれど、
4月下旬に3カ月かかった菌との戦いは終息し、
私も毎週の採尿作業を返上したのでした。

膀胱炎の治療をしている間、2月に入ってのことでしょうか、
気が付くと、カヤの尿漏れが収まっていた。
「ぽたぽた」がなくなっている?


舌を出してスヤスヤ

もしかしたら、カヤの尿漏れは膀胱炎が要因だったかも。
ということを先生に話すと、おそらくうちに来る前から、
カヤは慢性的に膀胱炎を患っていたのだろうとのことでした。

膀胱炎を繰り返すと、膀胱内の粘膜が肥厚してしまい、
肥厚した粘膜の深部まで菌が入り込んで繁殖すると、
薬剤が行きわたりにくいとか、尿で押し流しにくい、
といった支障が出てくるのだそうだ。

そして、さらに膀胱炎になりやすくなり、
発症すると、完治しにくくなるという悪循環を定着させてしまう。
季節の変わり目で免疫力が下がっていたり、
過剰なストレスなどによって、発症することもある。

ああ、もっと早く気付いてあげればよかった。
ちょいちょい頻繁にオシッコに行くこともあったのに…。
それは「尿漏れの延長」ではなく、
「尿漏れの原因」を作っていた症状のひとつだったのだ。

カヤは特にぐったりする様子もなく、普通に生活していたけれど、
血尿が出るまで、残尿感などで気持ち悪い思いをしたことでしょう。
カヤ、ごめんね。

オシッコのpH値が高いアルカリ性尿だと、
膀胱炎やストルバイツ結石を発症しやすいといいます。
その予防効果が高いといわれているのが「クランベリー」だと聞き、
さっそくサイペットの「クランベリー顆粒」を購入。


カヤの場合、新しい何かを与えるときには
漏出性腸炎を再発させないように注意が必要なのだけど、
「クランベリー顆粒」には悪い反応がなかったので
朝晩フードに混ぜてやるようになりました。

クランベリーは、人間にも同じ効果があるそうで、
アメリカなどでは古くから薬用として使われてきたらしい。
期待していいかな。
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カヤと河川敷へ

2016-10-02 | 犬&猫との暮らし
お天気に誘われて、久しぶりに荒川の河川敷まで車を走らせた。
もちろん、カヤの散歩がメインである。

そういえばカヤは8月あたりから、車に載せても震えなくなった。
なぜか、何がきっかけだったのかは分からない。

9月中、統合医療の先生の病院にレメディを買いに行った時も、
酒井先生の病院に血液検査をしに行った時も、
車載のクレートの中で、震えもせずに伏せていた。

今日も、河川敷に向かう車の中で、
暑くて多少ハアハアしていたが、震えてはいなかった。
いつ、スイッチが切り替わったのだろう。


4年前までは、毎日のように足を運んでいた河川敷の土手道。
目の前にはあの頃と同じように、シニアリーグの選手たちが
練習に励む風景があった。汗が光る午後の風景…。

今日は、夏の名残のような日差しが降り注ぎ、
風が吹くと、一瞬秋めくのだけど、
アスファルトの土手道は照り返しが少しきつかった。


なのに、カヤはよく(カヤにしたら、という意味)歩いた。
初めての土手道を5、6メートルは歩いたと思う。


河川敷へ続く橋や土手へ上がる階段、その他長い距離を
私はカヤを抱いて歩く。首筋を汗が流れた。

共に暮らすには手ごろな大きさだと思うが、
抱っこで歩くには持ち重りがするサイズ。
私の人生の中で「犬を抱っこ」は想定外だったなあ(笑)。

帰宅後、オリーブオイルで肉球をマッサージしてあげた。


イラストもかわいくて、お気に入り。

このオリーブオイルは友人のチエちゃんがプレゼントしてくれた、
ワンコ用のエクストラヴァージン・オリーブオイルだ。
「Apollo & Char(アポロ&チャー)」のペットケアシリーズの一製品。

晩のフードに少しだけかけてあげているのだけど、
商品説明の中にあった「もうひとつの使い方」として、
お湯で薄めたオリーブオイルで肉球をマッサージしてあげると、
肉球のカサつきやひび割れを防ぐことができると書いてあったので、
試してみたのだった。カヤの肉球、やわそうだもの。
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カヤ、快活に歩く

2016-09-28 | 犬&猫との暮らし
カヤの主治医の酒井先生に励まされて、
これからはきちんとカヤの散歩に行こうと決めた。

猛暑も過ぎ、季節としては最適である。
昨日は、まずは家の周りから。
首輪にリードをつけて、マンションの前の道にカヤを降ろす。

?????!!!!
とことことこ、カヤが歩き出す。

えええっ、うっそ~! 
怯えることもなく、私の脇を歩いている。


外を歩くのを怖がる、というのは私の思い込みだった。
いやいや、あれから時が流れたのだ。

まったく聞こえない生活に慣れたため、
屋外であることの怖さを感じなくなったのかもしれないし、
マンション周辺は、匂いも風も気配も、
カヤがよく知っている場所だから、
安心しているということもあるだろう。

それでも、立ち止まったまま動かなくなることもなく
想定外の歩きっぷりだったので、うれしくなってしまい、
思わず妹を呼び出して、見てもらった。

カヤは妹が分かったらしく、短いしっぽをプルプル振っていた。

生きているということは、受け止めるということだ。
そして、変化する、変化できるということだ。
すばらしいね、カヤ。

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カヤに刺激を

2016-09-28 | 犬&猫との暮らし
昨日、カヤの2カ月ぶりの血液検査。
ALB値は2.6g/dlと標準値内に収まっており、うれしい限りだった。
もちろんホメオパシーやサプリのおかげだけれど、
理由はどうあれ、健やかであることに越したことはない。

酒井先生もほっとした様子だったので、
私はつい、最近気になっていることを口にした。
「カヤは毎日22時間くらい寝ていると思います。
このまま、こんな生活でいいのかなあと、
カヤは楽しいかなあと、考えてしまいます」と。

「こんな生活でいいのかなあ」というのは、自分のことでもあった。
3頭の黒犬が2頭に減ってしまっても、なんだかんだ世話を焼き、
毎日毎日、河川敷や樹林公園に出かけては歩き回っていた日々。

それが、カヤを迎えて、まったく耳が聞こえなくなった当初、
歩きたがらないことを理由に、外に出さなくなってしまい、
カヤの運動に関しては、何の努力もしなくなってしまった。

散歩をしなくなったおかげで、一歩も外に出ない日もある。
からだはなまるし、不健康このうえない。
自分へのダメだしばかりが増えていく。

そんな私のつぶやきに対して、酒井先生は、
「私も耳が痛いです。すっかり運動不足になって」と
まずご自分のダメだしをしてから、
「刺激のない生活は、老化を加速させるので…」
そこでぎょっとする私。先生は続けて、
「カヤちゃんが疲れない程度に歩かせてあげたいですね。
たとえば、家の中でリードウォークの練習をして、
リードで飼い主さんとつながっているという意識が持てれば、
外でも信頼して歩けるようになるのではないでしょうか」と。

ああ、そうだった! 家の中でもリードウォークの練習はできる。
リードでつながってることに安心感を持てるようになれば、
外で私の匂いが分からなくなっても、怖くないかも。

「たまには、少しでこぼこの土の地面を歩かせてあげるとか、
草の匂いをかがせてあげるとか、抱っこの散歩だっていいんです。
飼い主さんとは別の人と接する機会を持つとか、
やはり何かしら、刺激を与えてあげられるといいですね」。

何もしていなくても、どこにも出かけなくても、
視覚や聴覚から刺激を得られる私たちと違って、
真っ暗で、何の音もしない世界で生きているカヤ。

カヤに何かしてあげられるのは、私だけなのに、
「カヤは楽しいのかなあ」なんて、
そんな無責任なことを言っている場合じゃなかった。

酒井先生の言葉に鼓舞されました。
素敵な言葉をかけていただいたなあと思った。

そういえば、カヤが外を歩くのを怖がっていたのは、
まったく聞こえなくなったばかりの頃だった。
あのころは難治性の病気になってしまったために、投薬の毎日で、
すべてにおいて恐々していて、消極的になっていた。

ほかの獣医師さんで「一生室内で過ごす犬もいますから、
怖がるようなら、無理に外に連れ出す必要はないでしょう」
とおっしゃった方がいたけれど、
でも、カヤが完全に耳が聞こえなくなってから、
もう1年と5カ月が経とうとしている。
きっとカヤだって、昨日と同じじゃないはず。
地面に降ろしてみて、どんな反応をするか観察してみよう。

そう思って帰宅した際、エントランスのスロープで、
カヤを歩かせてみたら、引き取った後に練習を始めた頃のように、
ゆっくりだけど確実にリードに導かれながら、
自宅玄関まで歩くことができたのだった。
感無量! 大げさだけど、ちょっと泣けた。
酒井先生にこころから感謝した。
親身になってくださる獣医さんが近くにいて、
本当にありがたいと思った。

私もこのままじゃダメだわ。カヤと2人で努力しなきゃ。
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ベアドッグ

2016-09-06 | 犬&猫との暮らし
軽井沢に住む友人宅の庭に、2日間にわたって熊がやってきたという。
友人の家は山の中でもなく、中山道追分宿に程近い、
辺りに人家も多い場所である。

彼女のメールには「今年は、うわみず桜がよく咲いて、
その実が豊作で、熊の大好物だそうです」と書いてあり、続けて
「2週間くらいしてなくなると、今度は栗を食べにくるみたい」と
いたって呑気な書きぶりだった。

しかし、そのまま放っておけないので、
軽井沢の野生動物を管理しているNPOに連絡したら、
ベアドッグを連れてきてくれたそうで、
その話もまた面白かった。

「我が家に来たのは、犬なのに“タマ”という2歳の犬。
アメリカから来たそうで、英語でのコミュニケーションでした。
『are you ready?』で、『ワン』と答えました。
私は『サンキュウ』しか言えませんでした。」

これを読んでクスクス笑いながら、
NPOピッキオのホームページを見ると、
ベアドッグのことがきちんと紹介されていたのだった。

ベアドッグとは「できるだけクマを殺さずに、
彼らと共存していくためのパートナー、クマ対策犬」で、
ベアドッグには「カレリア犬」という犬種が使われているらしい。

カレリア犬(カレリアン・ベアドッグ)は、
フィンランドのカレリア地方の原産の犬で、
古くから熊猟に使用され、改良も加えられたきたそうだ。
一見すると、そう見えないのだけど、
さすがに熊を相手にするため勇猛で、独立心も強いらしい。
主に対しては服従するのでしょうけど、警戒心が強く、
「他の犬に対しては攻撃的な面もあるので、家庭犬には向かない」
と説明されていた。
そりゃあ、そうでしょうねえ。
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犬事情の軽いショック2連発

2016-09-03 | 犬&猫との暮らし
久しぶりに連絡を取った友人が、体調を崩して
せっかく資格を取って始めた介護の仕事を辞めたと言った。

彼女は、同じ黒ラブを飼っていた犬友達。
お互いにそれぞれの黒ラブは見送ったが、
彼女も動物保護団体のシェルターでボランティア経験がある。

だから、保護犬が生まれる背景を知っているのではないか
と思っていたのだけど、彼女は介護の仕事を辞めた後、
何種類かの小型犬が100頭もいるブリーダーのところで
アルバイトを始めたのだそうだ。

メールに「赤ちゃんがどんどん生まれて大変です」と
書いてあったが、その、どんどん生まれてくる赤ちゃんは、
いったいどこに行くのでしょうか。

そんなにたくさんの仔犬の買い手が、
すぐに見つかるとは、とうてい思えません。
日本にはものすごい数のペットショップが存在しているのだから。

100頭もいるブリーダー、
たとえきれいに管理していても、それは子犬工場に変わりない。

また、妹の仕事仲間で犬を飼っている女性と話す機会があった。
「ワンワン、ギャンギャン鳴いてうるさい」と言うので、
犬種を聞いたら「チワワとダックスのミックス」、
ペットショップの大手コジマで買った「チワックス」だそうだ。

純血種に対して、ほかの犬種が混ざっているということで、
乱暴な言い方だが、昔から「雑種」という言い方がある。
純血種ではなわけだから、「チワックス」は雑種である。

何の目的でチワワとダックスを掛け合わせたのか。
どんな形質の犬を作出しようとしたのか。
まったく意図が分からない。

「なぜその犬を買ったのですか」と聞いたら、
「息子が『こいつがいいよ~』と言ったから」だそうで、
ペットショップの思うツボなのでした。

ペット業界の闇は思考を停止させてしまう。
私たちはよーくよーく目を凝らし、耳をすませ、冷静に考えないと…。
「かわいい」だけで行動していては、闇のからくりに飲まれてしまう。

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カヤの命綱②

2016-08-16 | 犬&猫との暮らし
2011年3月に開業したさかい動物病院に
ブナとクリを連れて行ったのは、その翌月のことだった。

それから2頭が亡くなるまでの2年間、
常にこころに寄り添う診療をしてもらった。
もちろんカヤの目や耳の治療もしてもらってきた。

飼い主の話をよく聞いてくれるだけでなく、
どんなに小さなことも、丁寧に詳しく説明してくれる。
処置や投薬にかかる費用のことや、
サプリメントを使うとしたら、いくらかかるかなど、
診療中、診療後にきちんと話してくれる。

獣医療には国の保険制度がないから、診療費は自費。
保険が効く、人間の治療費に比べると、
西洋医療だろうが、中医学や代替補完医療だろうが、
ペットの治療費はどうしても値が張る。
福沢諭吉さんが出てゆく頻度がとても高いのだ。

酒井先生は、そのあたりの飼い主の心配にも心を砕いてくれ、
なるべく治療費や薬代がかからないように考えてくれる。
庶民感覚なところも、いい。

帯津良一先生の『ドクター帯津の健康暦365+1』には
帯津先生の言葉が一日一言、ころのクスリとして記されているのだが、
本日8月17日のお言葉は
「治すばかりではなく、癒すことも考えて治療を選ぶ」だった。

言葉の解説として、
「これからの医療は『治し』と『癒し』が統合される必要があると考えています。
『治し』は、西洋医学が得意なところで、機械を修理するように体を治療します。
『癒し』はいのちのエネルギーを高めることで、さまざまな代替療法が担当します。
患者さんもそのことを頭に入れて、『治し=西洋医学』と『癒し=代替療法』を
うまく使っていただきたいと思います。」と綴られている。

酒井先生が腕利きの西洋医であることは間違いないのだが、
私としては、酒井先生が漢方や植物療法、食事療法などを含め
代替補完診療にも精通した統合医療の先生だったら、
もっともっと、うれしいのだけどなあ。

酒井先生も、受付や看護助手をこなす鈴木さんも話しやすく、
うちから車で5分程度だし、往診もOKで頼もしい限り。
近いということは、ペットたちにとってもありがたいことだ。

自然災害で万が一、被災したときには、
地域の獣医さんとして、やはり頼ることになる。
地域のホームドクターとして、大切な存在だ。
さかい動物病院も、カヤにとってやはり命綱なのである。

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カヤの命綱①

2016-08-16 | 犬&猫との暮らし
7月下旬、しんでん森の動物病院院長の森井啓二先生の最新刊
『実践 動物と人のためのホメオパシー 』が、ガイアブックスから発行された。


森井先生は、日本獣医ホメオパシー学会の会長であり、
国際ホメオパシー獣医学会日本支部の代表も務める、
名実ともに偉大なホメオパシー医だ。

カヤの難治性の腸疾患がいま小康状態を保っているのも、
森井先生が処方するホメオパシー薬と
メディカルハーブの錠剤を飲ませているおかげだ。

なぜ、そういえるかというと、
森井先生の処方薬を買いに行けずに
カヤに4週間くらい飲ませなかったときのこと、
その間、カヤは軟便になる頻度が増え、
元気がなくして、フードを食べない日もあったからだ。

明らかに不調になったカヤを診て、森井先生は
私が4週間も薬をあげなかったことを、静かに咎めたのだった。

「難治性の疾患の子は、投薬の間をあけてはいけません」

注射2本打ってもらって帰宅し、処方薬の投薬を再開すると、
カヤはみるみる回復した。

私は、処方されたホメオパシー薬を、
治癒力を高めるサプリメントのように考えていたのだ。
自己治癒力も高まり、カヤはもう投薬なしでも大丈夫かなと
勝手に思ってしまったのだけど、大いなる勘違いだった。

これまでを振り返ってみると、
ホメオパシー薬のおかげで、ステロイドを止められたのかもしれないし、
ずっとホメオパシー薬を飲ませていたから、
ステロイドを止めても、ALB値を標準値に維持できているのかもしれない。

カヤにとって、森井先生が処方するホメオパシーのレメディと
メディカルハーブは、生涯手放せない命綱なのだと
思い知らされたのだった。
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カヤに再び核酸のサプリを

2016-07-26 | 犬&猫との暮らし
7月初頭の血液検査でカヤのALB値が少し下がっていたので、
酒井先生から「再発注意」のイエローカードが示され、
7月下旬に再度の血液検査をすることになっていた。

7月12日のトリミングの際、出来上がりを待っていると、
最後の最後にカヤは台の上で排泄してしまい、
それがけっこうな軟便だったらしく、
酒井先生はさらにお顔を曇らせ、くぐもった声で
「一過性ならよいのですが」と言った。

カヤはほぼ毎回、トリミング中に排泄してしまう。
緊張するうえ、2時間近くかかるので、疲れもするのだろう。
平謝りする私にトリマーさんは「よくあることですから」と言ってくれ、
たいていそれで済むのだけど、それが軟便だと
報告を受けた先生が心配して、お話に加わるわけです。


お泊りに来た姪っ子のそばで眠るカヤ。トリミング後なのでツヤツヤ、サッパリ

7月初旬の血液検査で2.2g/dlだったので、
私はすぐ昨年あげ続けていた核酸のサプリ、
「ニューヌクレオエンジェル」を追加。

私自身、あまり神経質にならないようにして、
「軟便は一過性のものだから」と気に留めずに、
カヤにヒーリングタッチを続けた。

そして、今日の血液検査では、ALB値2.3g/dlと
「誤差」程度ではあるけれど上昇。
上がると念じていたので、「うん、うん」とうなずく私。
先生も「低値安定で、生きていくうえでは問題はないのです」と。

「ですが、完治したとは言えないので、再発に注意してください」と、
いつものように念押しをされ、
次回9月の検査まで、事なきことを願われたのであった。
私も9月にはもう少し数値アップを願っております。
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