地元カレー特集で取り上げた「朝霞カレー」を、撮影時初めて食べました。ほかの地域のカレー6点と食べ比べた結果、スタッフの間でも「朝霞カレー」は大好評。
(写真2点とも沢海厚カメラマン)
地元の特産であるニンジンとほうれん草(特産だったのかあ。確かにニンジン畑は多いけどね)をふんだんに使った薬膳風味のカレーでした。それほど期待していなかったけど、かなり美味しかったです。
朝霞ブランド認定品なんだそうだ。値段は1個470円とちと高い。
http://www.city.asaka.saitama.jp/brand/02_09.html
委託されている広報誌6月号では、特集テーマが「地産地消」という難しいものでした。人口が減少傾向になる地域では「地消」では地域経済が成り立たず、生産者は都市部の市場に流通させたいという思いがあるというのも耳にしているし…。
で、地域の学校給食に地場産の農産物を取り入れる活動をしている人たちにスポットを当てることになったわけです。
また「地産地消の代表例として特徴のある“地元カレー”を取り上げよ」とのお達し。私がレシピを考えて作ることになっているので、悩んでしまいましたよ。
だって、カレーそのものが日本食のメニューじゃないし、地元の農産物を使うと言っても、それほど写真で差別化して見せられないし。
カレー料理を作らなくてはいけないので、ルーを買いにデパートに行ったら、食材売り場に地場産カレーコーナーがあって、その充実ぶりにはたまげてしまいました。各地でこんなに作られているとは…。
これ全部、各地で作られているレトルトカレーです
どこでも「特産カレーで町おこし」という発想らしいけど、レトルトで売り出しているからには流通に乗せたいわけで、「地産地消」の特集にはそぐわないのだけどねえ。
でも、各地のカレーの撮影に立ち会った私は、それらをすべて味見することができました。
魚介類を使ったもの、桃を使ったカレー、薬膳カレーなど特色は出ていて、美味しいものが多かった。各地の力の入れようが感じられたなあ。