2017年は例年にも増して、いいこと、辛いこと、
あれやこれや、たくさんのギフトを受け取った年だった。
特に丈夫だけが取り柄だった私が、10月から師走後半にかけて
体調を崩したことは、自分の弱さや傲慢さを突き付けられた、
大きな、大きな気づきの経験でした。
漢方薬を処方してくれた先生から渡された診察結果票には
気虚、気滞、血虚、お血、水滞、肝胆、脾胃、腎膀胱にチェックが入っていて、
要するに気・血・水の巡りが滞ってしまい、活力が失われていたようなのだ。
弱って寝込んだ経験も乏しいものだから、不安が募って気ばかりが焦り、
それなのに力が出ないというポンコツ状態が続いたのだけど、
この顛末は追々記していくこととして、
とりあえず気を高めて新年を迎えることができたのは、
気の詰まりの調整をしてくださった氏家先生や
テルミーみなみ療術所の南先生などなど、
親身になって施術してくださった先生方のおかげです。
心を入れ替えて、ここ数年サボっていた「初日の出への拝礼」も
復活しようと、元旦は暗いうちから家を出た。
この辺り一帯の氏神様である氷川神社に参拝に出かける途中、
柊塚古墳歴史広場に人が集まっているのが見えた。
柊塚古墳は、朝霞市の宮台遺跡に含まれる古墳で、
埼玉県南部で唯一、墳丘が現存する前方後円墳だそうで、
さまざまな埴輪や土器が出土しているらしい。
古墳は高台にあり、周囲は人々が憩える公園になっている。
そうか、ここからなら荒川下流域を見渡せるのかもしれない。
みんな初日の出を見るために、ここに集まっているのだ。
私も人々が集まっている広場への階段を昇って行った。
初日の出、ちゃんと拝むことができました!
その足で、岡氷川神社へ。ご祭神は素盞雄命(すさのおのみこと)です。
本殿の手前で焚かれている火の中に、古いお札をくべて参拝。
境内で甘酒をふるまっているのを初めて見た。きっと元旦だからだな。
これまで2日に参拝してきたので知らなかったのだ。
ありがたく頂戴したのだけど、外気温は低いはずなのに、
その甘酒は不思議なくらい、いつまでもアッツアツだった。
帰り際に鳥居を出てからお辞儀をし、顔を上げると、
本殿正面に朝日が射して、まばゆいほどにキラキラ輝いているのが見えた。
写真ではよく分からないけれど、神秘的でとても美しかった。
引いたおみくじは「末吉」。
いいことが書いてあったので持ち帰ってきた。
吹きあれし あらしも いつか おさまりて
軒端に きなく うぐいすのこえ
願望(ねがいごと)は「他人(ひと)と共にして吉。我儘せねば諸事叶う」
ハイ、我儘せぬよう致しますです。
学問は「目標の情報を集め、全力を尽くせ」
ヨッシャー、全力を尽くします!