小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

下痢は腫瘍萎縮の兆し?

2018-05-09 | 犬&猫との暮らし
カヤがお腹を壊すたびにブツを撮影し、日時や状態を記録しておき、
通院時にプリントアウトしたものを持参する。

花の写真とかなら、色彩も豊かで、気持ちも明るい。
しかしねえ、排便記録は、というと、
色彩に多少のバリエーションはあっても、しょせん茶系で、
気持ちはどよよ~ん、だ。

そんなどよよ~んの記録と共に、昨日、1日前倒しで通院した。
すると、森井先生が、思いも寄らない話を口にした。

カヤと同時期に脾臓にがんが発覚した子がやはり下痢になり、
数日続いたのだけど、下痢が治まったら、
がんが小さくなっており、その成長を止めたと。

先生は、脾臓や肝臓の腫瘍では、そういうことがあり得るというのだ。
少し前にも「下痢を繰り返すことで、抵抗力が向上することがあるので、
下痢はまったく悪いものとも言えない」とおっしゃっていた。

カヤの場合、漏出性腸炎なので、単なる下痢とは違うかもしれないが、
下痢だった子の腫瘍が小さくなったという話には、思わず食いついた。

が、しかし! 
下痢止めをあげてしまうと、
腫瘍が小さくなることが抑制されると言われ、「ガ~ン!」だった。
軟便が続いたときに「デルクリア」を飲ませていたからだ。

森井先生はそれを知って「整腸剤ならいいんですけどねえ。
でも、カヤちゃんの場合は仕方ないですよ」と言ってくれた。
とはいえ、何となく2人の間に、しょぼ~んとした雰囲気が漂った。

カヤがあちこちにぶつかるようになった、という話をしたら、
先生が「それはかなり末期的な状態で、全身の機能が衰え、
しんどいのではないでしょうか」と言った。

えええっ! そんなに衰えが進んでいるの? 

私はカヤが可哀想になって、思わず
「そんなにつらいなら、頑張らなくてもいいのに…」
と、つぶやいてしまった。

すると先生が「まだ一緒にいたんじゃないですか」などと言うので、
それが本当ならうれしいと思ったけれど、
帰り道、運転しながら、その言葉を思い出したら涙腺崩壊し、
しゃくりあげながら走ることとなったのでした。

「血便が続くようなら、すぐ連れてきてください」
と言われたけれど、治療の甲斐もあり、幸い軟便も治まった模様。
腫瘍は顕著に小さくなってはいないけれど、
おなかの張りは随分なくなり、ひとまずホッとしている。
コメント (2)
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