クリの後肢はくにゃくにゃである。神経が圧迫され、足を踏ん張ったり、きちんと歩いたりする信号が脳から伝達されないのか、伝わってもそれが脳に伝達されないのか、分からないけれど、いわゆる脊髄神経の障害によって、たびたびナックリング歩行が見られるようになった。
長く立っていられず、人の正座のような妙ちくりんな格好で座りこんでしまうことがある。
不自然な格好で腱を痛めるのはよろしくないので、こういうときは、すぐに正しい足位置に戻してやっています。ナックリングするので、前肢の爪も後肢の爪も変なところが削れるし、頻繁によろけたり、つまずいたりするので、クリにも歩行介助ベストが必要になり、ブナより小さいサイズを購入したのだった。
1月の下旬、散歩中に左後肢を砂利道に引っ掛けて爪を割り、ひどく出血したことがあった。爪の中の血管を傷つけるとけっこう出血し、なかなか止まらないものだ。そのときクイックストップも持っていなかったので、車に戻ってすぐにウエットティッシュで拭き、圧迫止血を試みたのだけど、なかなか血が止まらない。
ステロイドを飲ませているので免疫力が低下しているだろうから、何が怖いって傷の化膿が怖い。おまけに血液凝固防止剤を注射しているから、大きな出血は怖い。まあ、爪の出血くらいなら問題はないだろうけど、化膿させたら大変だ。
帰りにドラッグストアで消毒ガーゼを買い求め、すぐに患部を消毒し、帰宅して慌ててクイックストップで止血した。一度血は止まったけれど、爪は随分割れていて、翌日もちょっと外を歩かせたら出血したので、家に引き返したのだった。
せっかく少ししっかり歩く生活を取り戻してきたのに、これで歩かせないでいると早くに歩けなくなってしまう。それは避けたいと思ったので、足を保護する方法を考えた結果、靴を履かせることを思い付き、さっそく買いに行ったのだった。
ちょうど実家に行く用があったので、兄嫁さんにそのことを話すと、近くで売っているペットショップを探してくれ、帰りに東京ミッドタウンの中にあるペットショップでドッグブーツを買った。サイズはXlで1足(2個)で3,400円程度。
クリの足に合わせてネオプレン部分をカットして丈を調節。着用させたらイヤがりもせず、誠に調子いい。傷を保護することができて、散歩もこなせ、傷が治るまでとても重宝したのでした。
それから散歩用のリュックサックには消毒ガーゼ、クイックストップ、ドッグブーツが常備されるようになりました。
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