小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

クリに毎晩皮下注射

2013-02-08 | 犬&猫との暮らし

 振り返ってみると、ブナが眼を患い、徘徊がひどくなるに伴ってクリの下痢や嘔吐が続いたので、ブナの状態がクリにも負担になっていたのだろうと思われた。

 寝ているのに目の見えないブナに踏みつけられ、糞尿の館の隅で自分は踏まないようにじっとしているなど、クリだってブナの変化を受け入れるのに頑張っていただろうと思う。

 ブナが亡くなってから徐々にクリの食欲が落ち、その週末に酒井先生に診せたときには、クリはずっと立っていることができず、伏せをしたままだったのだ。先生が触診すると、肝臓の周辺に何かまた腫れ物があり、私はまたしても頭を殴られる思いをしたのでした。

 そのせいで胃が圧迫されて吐いたり、食欲が落ちた可能性もある。そうか、精神的なものだけではなかったのか。歯が悪く、固いフードは拒否するので、レトルトや缶詰に変えると下痢をするし、試行錯誤の毎日だった。

 腫れはリンパ腫の疑いも捨てきれないという。リンパ腫は良性ということはないので、つまり悪性リンパ腫ということになり、先生と今後の治療の方法を検討した結果、リンパ腫ならステロイドの投与で小さくなる可能性があるので、取りあえずステロイドを注射することになった。
 腫瘍がある周辺は血管が圧迫され、血栓症を引き起こしやすいので、血栓症予防も必要であることから、今後は私が血液凝固阻止剤を皮下に注射することになった。

       
       太い注射針で薬剤をシリンジに注入し、細い注射針
       に変え、クリの皮下に打ってやる。針もシリンジも
       当然使い捨て。医療廃棄物として先生に渡している


 ステロイドの副作用として免疫力の低下が挙げられるため、いろいろ気を使わなくてはいけないのだけど、取りあえずステロイドの効用として椎間板ヘルニアや骨棘による神経圧迫からくる痛みは多少軽減でき、食欲も促進されるという。痛みもなく歩け、食欲があれば、元気は取り戻せる。

 けれど、ステロイドの投与によって肝臓周辺の腫れ物が小さくなることはなかった。悪性リンパ腫ではないかもしれないけれど、腫れ物は変わりなくあるわけで、当初は毎日3錠飲ませていたプレドニン(ステロイド)を今は一日置きに1錠半飲ませている。
 幸いここ2年以上、クリはてんかんの発作を起こしていないので、抗てんかん薬をを1日2錠(最初は4錠から始まり、数年前に3錠に減らせた)にできたことは、唯一明るい話題です。


 そして、夜には私が血栓症予防薬を皮下(狂犬病予防接種で先生が多が注射打つ部位、首筋辺り)に注射をしてやっている。その辺りが一番痛くないらしいのだ。深酒をして手元が狂うと危ないので、皮下注射を終えるまで晩酌もほどほどにしているのであります。 


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