FT-991/M/Sにはメモリーキーヤー機能があります。
私は、脳梗塞および脳出血の後遺症で、長時間のキーイングは辛いので、特にパイルでのコールやコンテストでの繰り返し打つコンテストナンバー等では助かる機能です。
本機の持っているメモリーキーヤーの機能は
・MESSAGEメモリー
・TEXTメモリー
の2種類あります。
八重洲のHF機が持つメモリーキーヤーと同じですね。
キーイングに自信があればMESSAGEメモリーで良いと思いますが、私はいささか自信がないので、TEXTメモリーを使いたいと思いました。
TEXTでメモリーするには、TEXTを入力するキーボードが欲しいところです。
PCCがリリースされている上位機種やFT-450(D)では、PCCのCWメモリー機能を使って、PCのキーボードからTEXT入力出来ますが、本機にはまだPCCがリリースされていません。
どうしよう…
と思いつつ取説を見ていると、本機には素晴らしい機能が付いていました。
オプションのFH-2を使って入力する方法もあるようですが、これでは疲れます。
で、見つけたのがこの方法。
タッチパネルから直接入力する。
なんと! 本機にはタッチパネル上にキーボードが表示され、それを使って直接入力する事が出来るんです。
ちょうどスマホやタブレットみたいな操作感覚と言えば良いでしょうか。
まず、メインダイヤルの左にある
MENU(SETUP)キーを押し、「018 CW MEMORY1」から「022 CW MEMORY5」が
TEXTになっている事を確認します。
確認出来たら
BACKキーを押します。
次に、メインダイヤルの左にある
MENU(SETUP)キーを長押し(1秒以上)して、以下の画面にします。
画面一番下のタッチキー表示が変わります。
この一番右にある
CW TEXTキーをタッチします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/00/c324490043865fe77c47e454bbb162a4.png)
メモリー可能なCHが表示されますので、マルチつまみで入力したりCHに合わせ、画面下中央の
EDITキーをタッチします。
すると…
キーボードが画面上に表示されますので、スマホよろしくキーボードをタッチしてTEXT入力します。
TEXTの最後には
} を入力する事を忘れずに。
入力が終わったら、画面下部一番右の
ENTキーをタッチし、同列一番左にある
BACKキーを押します。
ひとつ前の画面に戻るので、以下同じ操作でTEXTメモリーを入力していきます。
すべての入力操作が終わったら、
BACKキーをタッチして
この画面まで戻り、メインダイヤルの左にある
MENU(SETUP)キーを押して設定終了です。
これは、実際に使う時には、コントロールキーパッド・
FH-2を併用すると非常に便利です。
やっと出番が来ました。
これを使うと、無線機に手を伸ばさなくても、手元でメモリーキーヤーの操作が出来ます。
001から始まるコンテストにも自動でナンバーが積算されていく機能もありますし、同じナンバーを再送する機能もありますので、コンテストでは重宝しそうです。