台風一過の晴天、やっと羽黒山頂上に着き見学。
古くて立派な建物の鐘楼と建治の大鐘に目がゆきました。
鐘楼は小さけど妻造りの萱葺きの豪壮な建物で、国宝五重塔に次ぐ古い建物だそうです。
大鐘は1275年で、東大寺・金剛峰寺に次いで古くて、日本第3位の大きさです。
文永・弘安の蒙古襲来の際、羽黒の龍神(九頭龍王)の働きによって艦船を全部海中に覆滅したので、
鎌倉幕府は、羽黒山の霊威をいたく感じて、鎌倉から鐘大工を送り、羽黒で鐘を鋳て、羽黒山に奉ったそうです。
左の写真の前側が大鐘と建物です
その左横にカーナビが目指していた三神合祭殿がありました。工事中でしたが立派な建物です。
杉材を使用し、内部は総朱塗りで屋根の厚さ2.1m(7尺)に及ぶ萱葺きの豪壮な建物です。
羽黒山神、月山神、湯殿山神の三所の神々を合祀しているので建物です。
正面右横に7つの神社が木立の中上手く並んでいます。
車で羽黒山頂から下って、参道入り口から五重塔へ向かう。
先ず玄関口にある隋神門を通ると、参道は羽黒山に向かう登り道ではなくて、いったん下に降りていました。
さらに歩くと水の音が聞こえ、川がある事が分かりました。
赤い橋を渡ると目の前に石の橋と滝が見えました。
隋神門
台風の翌日の川は結構な流れで、広い石の上なのに怖いと思いました。
この滝からすぐの所に羽黒山の爺スギがあります。
樹齢1000年以上で国の天然記念物です。国宝の五重の塔がその杉木立の後ろに見えました。
後ろに五重塔
国宝五重塔は平将門が建立したと伝えられています。
三間五層柿葺素木造で羽黒山参道の杉に囲まれ立っています。
鳥海山のの温泉に向かう途中、酒田の山居倉庫に寄りました。
1893年に建てられた米穀倉庫で、今も現役の倉庫です。