十勝の活性化を考える会

     
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コロナ禍における人とのつながり

2021-02-10 05:00:00 | 投稿

最近、町内会の加入率が低いそうですが、私たちの町内会は18世帯で小規模且つ8割の加入率です。新型コロナウイルスの感染拡大が進む中で、NHKのTアナウンサーが「若い方」・「高齢の方」・「先がなかなか見えないという方」に対して、心を込めて呼びかけのメッセージを行なっていました。

その中で、「コロナ禍にあって新しいつながりを持とう」と呼びかけていました。新しいつながりとは、どういうものでしょうか。機関紙「JAF Mate」誌の幸せ“についての文章が、次のとおり“つながり”に関連していましたので載せます。

『 あるブータン人の女性に、あなたにとって幸せとは何ですかと聞くと、彼女は不思議そうな顔をした。彼女は長く考えて、やっと「家族がいること」とか、「ご飯を食べられること」などと答えてくれたのだけど、「幸せとは何か」なんて考えもしないのだ。

日々やることに追われて考えることなんて出来ない、ということももちろんあるだろうが、それ以上に幸福と言うものが生活の襞(ひだ)の中にごく自然に存在しているからだろう。幸福はその存在を忘れているときに一番輝くのだと、ブータンの女性が教えてくれた。 (一部抜粋)』

モノが豊富な日本人にとって、幸せって何でしょうか。人とのつながりとはどういうものでしょうか。そのように考えること自体が、“幸せ”とか“つながり”が既に無いのかもかもしれません。

人とのつながりを取戻すためには、価値観の転換など相当の自覚が必要だと思います。現在のような新型コロナ禍にあって、幸せと人とのつながりをゆっくり考えてみたい。

ところで先日、法政大学教授 水野和夫氏の“国貧論”という本を読んだら、「日本はいま瀬戸際に立たされている」ということを書いていました。瀬戸際とは、このままの資本主義ではいけないということです。すなわち、日本はこれからもデフレから脱却できないので、デフレから脱却するためには価値観の転換、すなわち再スタートを切る必要があるということです。

「十勝の活性化を考える会」会長

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