糸井の大桂に思う

　兵庫県朝来市の糸井渓谷の最奥に、静かに佇んでいる古木
しかし今は、親株が地上6ｍで折れた周りを守るように
大小80本のひこばえが、地上35ｍ・南北31ｍ・東西30ｍに林立している
山奥に立った一本、2000年もの悠久の時の流れの中に居る


　大桂を見たせいか、フッと自分の人生を思った
私が後何年生きるか、それは私自身にも解らない
でも、後何十年生きたとしても
自分の意思で、自分の足で動き回れる年数は限られている
そう感じられる年齢に達し、焦りを感じてしまった

　私は、私の思うように生きただろうか
私は遣りたかったことをちゃんと遣っただろうか
残った時間で、どれだけの事が出来るだろうか
そんな思いが渦巻いた

　毎日毎日が、矢のように過ぎて行く
職場でも、それなりに当てにはされている
家庭も決して不幸な訳では無い
それでも、残された時間が決して多くは無いと言う現実が
これで良い？　このまま流れてて良い？
本当に生きてて良かったと思える？
悔いは無い？
沢山の声が質問を浴びせて来た

　さ～どうなんだろうか
これでも、貴方は我が儘に生きて来たでしょう～
と言う人もいるかもしれない

　良く沢山我慢したね
そう言ってくれる人も居るかもしれない

　私は命が尽きる時、何を思って死ぬのかなぁ～






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南極大陸

　旅行中に録画したドラマ南極大陸　が、犬達を置き去りにするシーンだと解っていたので
帰国してからも、録画を見る事がどうしても出来ませんでした

　置き去りにされるのも、助かるのもタロ・ジロ　だけだと解っていました
それでも録画を見る事が出来ませんでした

　誰が悪いのでも無い・・・解っていても見る事が出来ませんでした
やっと録画の再生スイッチを押しても、犬達が越冬隊員の帰りを待ちながら
遠い目をし、悲しげに哭くシーンは早回しで見ないようにしました

　越冬隊員の慟哭、犬達の悲しげな眼を残して宗谷は南極を離れました
それから一年、首輪を外して逃げ延びた犬達はどうして過ごし
どんな風に死んでいったのでしょうか
どんなに寒く、どんなにお腹を空かせ、どんなに寂しかったでしょうか・・・・

　しかし、兄弟であることは偉大なんですね
一匹では過ごせない過酷な境遇を、タロとジロは生き延びました
温めあい、食料を分け合いして乗り切ったんですね

　先日のボランティアの仕事で、中島みゆきさんを取り上げました
犬好きの中島さんも、主題歌を引き受けた時から
頭の中は、犬の事で一杯になったと言います

You Tube
↓

　荒野より
荒野より　君を待つ
後悔など　何もない
待って信じてくれた犬達に～～




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お芋と豆のパン

　この季節に成ると食べたくなるパン～
サツマイモの甘煮に、鶯豆や大納言鹿の子をい～～ぱい入れて焼きます

　生地に黒ゴマを入れると香ばしくて、フランスパン粉を使って蒸気焼成すると
クラフトがパリッとして、中のお芋や豆の柔らかさととても良い対比です

　今回は、特に中身を多めに入れました
去年のレシピを見直してみました

　すると今回の出来上がりは、こんな風です





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男と女の役割

　この二枚の写真、何処が違うと思いますか？
そしてこの中国の獅子のどちらが雄でどちらが雌でしょうか？

　最初の方が、雄です
前足で抱えているのは、地球というか・・・この世の世界
二枚目が雌で、前足で抱えているのは　子供　です

　もう既に、男と女の役割の違いがこんな所にも表されているんですね
日本では、狛犬も仁王像も　阿吽　でしたよね～確か
口を閉じているのと空いている　阿吽の呼吸　になっていますね

　でも、可愛くないですか？
特に雌の足元の子供～～
踏み付けられているようでも有り、甘えてじゃれているようでも有ります

　まりなは、けん太にこんな風にされても
遊んで貰ってる気分で喜んでいます

　母が咳が止まらなくなりました
昨日から、痰の切れないような咳をしていましたが
夜も酷く咳き込むので病院に行きました

　血液検査では全く悪い所が無い母です
でもやはり、こんな風に突然具合を悪くするんだなぁ～と改めて思いましたね～




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ええ～～嘘でしょう～～

　実は、旅行記を書きながら色々と調べ物をしました
その一つが、紫禁城で案内された書や絵画が沢山置いてある部屋で逢った一人の男性

　其処には、ラストエンペラー愛新覚羅溥儀の甥っ子なる書家
愛新覚羅壽石（あいしんかくら　じゅせき）さんが、
ボランティアで時折訪れるとの事
ガイドさん曰く
「もし運が良ければ、会えますよ」

　そして部屋に入ると、ほっそりとした上品な顔立ちの男性が座っていました
すると、ガイドさんを始めとして
部屋に居た日本語の達者な男性が
「皆さんは本当に運が良い、今日は愛新覚羅溥儀の甥っ子で
著名な書家、壽石（じゅせき）さんがいらしています。
これから実演されますので、是非傍でご覧下さい」と言う

　そして書き上げた書は、
お粗末なものですが一応、掛け軸に表装されて
愛新覚羅十三代　壽石　　の大きな朱肉印を押されます
そして、15000円～18000円ほどで販売されます
驚いた事に、ツアーの3組程の方が買われました

　まるっきり興味の無い残りの私達は、冷やかしぎみに
「なんでも鑑定団に出てね～」なんて言っていました
買った人は、握手をして貰い写真に収まります

　で、旅行記を書くに当たってこの人の名前を全く覚えていなかった私は色々と検索しました
愛新覚羅を名乗る書家で、著名な方で今も生きてる方
そんな検索では、私が逢った男性の顔の写真は有りませんでした

　そうして検索を続ける内に意外な事実が・・・・・・
この紫禁城で、愛新覚羅溥儀の甥を名乗る人の写真が
私の逢った人とは全くの別人
しかも、他の方のブログでも言われているのは
どうやら5～6人は、溥儀の甥　壽石　なる人が居るという事

　掛け軸を買って、握手をしてるんだけど
全部と言って良いほど、違う顔らしいのです
この　YouTube　を観て下さい


この人を紹介してる男性の声は
私がその部屋で聞いた声に間違いありません
私の耳は確かです（自信が有ります　キッパリ）
仲の良い方は、私が人の声を聞き分けられるのを信じて下さいますよね

でも、この　壽石さんは、私の逢った人とは全くの別人です

　ブログに「国ぐるみの詐欺だ」と書いてる人も有りました
私達を案内したガイドさんも、国営の旅行社の社員
此処で喋ってる男性も、自称　公務員　でした

　ただ、買われた方には言えないけれどと言って、或る方が
「公務員だと言いながら、あの日本語の達者な人、刺青が見えた」と仰っていました

　それでもまさかとは思ったのですが
今回の検索で、ハッキリと胡散臭い事が解ってしまいました

　それが解ってしまうと、自分が買ったお土産も嬉しさが半減してしまいました
ピアスも、立派なお店で買ったのですが
国営がこの胡散臭さではねえ～～～

自分に買ったお土産です
陰刻の　名前の方を彫った印鑑（自分の本や手紙に押します）
真珠の粉が入ってると言う　クリーム（爆）
翡翠のピアス





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蒼穹の昴の世界

三日目、私の大好きだったドラマ
「蒼穹の昴」の舞台となった、故宮博物館（紫禁城）と頤和園に行きました
あのドラマは、日中合作だったのでガイドさんも全て見ていて
田中裕子さんが、段々と本物の西太后そっくりに思えてきた
と田中裕子さんの演技を褒めていました


　人々が足早に歩いていた宮殿の中の通路

多くの臣下が跪いていた広場

皇帝と西太后が座っていた玉座

　中に有った貴重な品々は、蒋介石によって台湾に持ち出され
台湾の故宮博物館に収蔵されているという
北京の人々は、蒋介石に盗まれたと感じており
台湾では、日本軍や戦禍から守ったと思っているようです


　頤和園では、西太后が悠然と散歩するシーンが有りました
「あ～此処を独り占めにしてたんだなぁ～」と妙な感慨が有りました
そして、西太后を殺す陰謀が暴かれた光緒帝が
二年間も監禁されていた部屋は
今も、ガラス扉の側は石で覆われたままで残っていました


　光緒帝やその后達、西太后が滞在した時に使った部屋の調度品は
今も昔の儘、ガラス窓の内側で静かに主の帰りを待っているようです


　此処で、水筆で字を書く人達が多くいました
石畳の道に、流麗な字が書かれています
流石に書を楽しむ人の多い国です




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簡易ハウス

　12月に突入しましたね
光陰矢のごとしとは、良く言ったものです

　夏よりも、実の沢山ついたミニトマトですが青いまま赤くなりません
このままだと、その内に実も落ちるのではないかしらと心配になって来ました
フッと思いついて、透明なビニールを被せたら～
途端に赤くなりましたぁ
もう少ししたら、収穫しようと思っています


　昨日はお仕事で、゛怒゛　マーク出捲りました
お仕事ですから、顔には出せませんが
お歳暮を決めるのに、人生相談されても困ります
何も自分では決断できず、
「どう思う？」「どっちが喜ばれる？」「定価より安くなってって見栄えが良いのはどれ？」
「皆はどんなのを買う？」「クリスマスパッケジは、お正月には似つかわしくないわね」
そんなことを延々と言いながら、考え込んでしまわれる・・・・

　後ろには、イライラしながら待っている沢山のお客様
他の3席は、ドンドン入れ替わるのに私の前は同じお客様が座ったきり動かない
　ついには、同じ商品を3個買うと貰えるという応募葉書も私に書いてくれと仰る
それは、持ち帰って書かれれば良いのにと思うけれど口には出せない
お支払いの段になっても、クレジットにしようかお店独自のポイントカードにしようかと迷い始められ、暫し 逡巡されてしまう
「どっちが得なの？」と聞かれる
ポイントカードでポイントを貯めるのと、クレジットで支払たら付く特典のどっちが得かと聞かれる
それも一長一短で、他のお客様は自分なりの判断で決めていらっしゃる筈
私が口を挟んで良い事では無い
「どちらもそれぞれにお得な特典が有りますので、お客様が欲しいと思われる特典を選ばれた方が良いと思います」
そうお答えするしかない

　そうして一時間以上も掛かったお買い物が済んだと思ったら
「大きめの封筒を頂戴」と仰る
大きめの封筒を貰いに走った
帰って来たら、クレジットで貰える商品のパンフレットを頂戴と仰る
またまた、走って取に行った

　ドッと疲れるとは正にこのことだと思い知った
自分の中の　゛怒゛　マークが、表に出なかった事が、その日の収穫のような気がした




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