高校生の演奏を聞いていて思ったこと。また、上手な中学生の演奏を聞いていても思うこと。それは、楽器の演奏は上達するのに、音楽の捉え方というか、演奏とは直接関係しないであろう、脇の知識、体験、感覚が育たないような気がする。中学生にとっての大人は、親と先生くらいだ。吹奏楽では講師の先生方や外部の大人との接触が多いほうだと思うが、中学生であるから、当然人生経験も少なく、見たり聞いたりしたことも限られているわけで、どうやってそれらを伸ばすか。そして、部活動に熱心になればなるほど、そういった体験的な学習が薄くなる。中学生くらいまでは、一日中、野や山、川や海を駆け回って感性を磨いたほうがいいのでしょうか?小澤征爾さんは、桐朋高校時代、ずっとラグビーをやっておられたと本に書いてありましたが・・・そうか、本か。よし、明日から5分~10分読み聞かせだ。いや、明日は出張だから土曜日から読み聞かせだ。