今日も薄曇りに晴れ間がのぞいている浜松市です。風が冷たくて気持ちいいですね。まだ水曜日です。週の半ばですがここを乗り切って週末にむけていきましょう。
さて、学校で働くというのは、一般の方からすると特殊のように感じられるのでしょうか?僕としては、というか、普通、誰もが小中学校、高校を経て、まあ、大学へいったとして、そのまま学校で働くわけですから、逆に変わらないという印象です。浜松市だけで教職員が4000人くらいいるんだと思いますが、労働者人口にしてどのくらいの割合なのでしょう?漁業、農業、林業などの第1次産業の数と実際にどちらが多いのでしょうかね。
我々にとっては、学校は学校であると同時に職場であります。よく、先生方だけ職員室にエアコンがあってお茶飲んでてずるいと、生徒に言われますが、まあ、生徒目線ではそうでしょう。しかし、保護者まで同じようなことを仰る方がいるのには参ってしまいます。ここは職場ですから、職場にエアコンとか湯茶の用意がないってヤバイっしょ。休憩時間は仕事をしないので、本当は昼休みは休憩スペースで飲食をしたりタバコを吸ったり、テレビを見るなど、一息つくことができるのでしょうが、ここが学校の厳しい所、お昼休みは生徒の委員会や打ち合わせ、補習や追試、生徒面談など、働き者っぷりを発揮してしまう先生という悲しい職業病。
小中学校の先生に至っては、給食の準備、消毒から配膳、片付け後の清掃、残飯の整理など、最近はアレルギーのことで最悪の場合、児童生徒の命にかかわるので、まさに戦場で1日の中で一番忙しい緊張感のある時間帯です。
この時間はお昼休憩の時間なので、これは労働ではないということになっています。教職を目指す皆さんを励ますこのブログの趣旨とは反してしまうのですが、これが労働ではないということに、受け入れができない人は、教職を辞めないと、おそらく病気になってしまいます。
法律で8時間労働の場合は、2回休憩を取らなくてはいけなくなりました。そこで、学校現場はどうしたかというと、8:15〜16:45で休憩を45分とし、7時間45分の勤務になっています。小中学校は登校の関係で、8:00〜16:30の場合が多く、やはり同じく7時間45分の勤務なので、休憩は戦場に行く間の45分となります。(従ってこのブログも勤務ではない時間に書いています)
まあ、実質在校時間は何も変わっていないので、勤務時間が短くなって、時間外労働が計算上、増えたというのが実態だったのですが、コロナ休校のおかげかどうか、3、4、5月の時間外勤務は激減し、「労働環境に改善が見られる」という報告が出るんじゃないかとドキドキしています。
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