「資本主義と社協」おお~今日はすごいタイトルでしょ。
今日、3月16日は「日本の資本主義の父」と言われた渋沢栄一氏が今から170年前に生まれた日だそうです。
この方は、「日本の資本主義の父」といわれているように、多種多様の企業の設立に関わり、その数は500社以上と言われています。
そして、この方は社会活動にも熱心な方だったそうで、2年前に創立100周年を迎えた全国社協の前身である「中央慈善会」の初代会長なんだそうです。
「日本の資本主義の父」は「社協の父」でもありました!
介護保険制度が導入されるようになってからよく言われていることすが、社協も経営を考えなければならない時代となりました。
そんな日本の資本主義の父がこんなことを書いていました。
人はただ一人では何もできない存在だ。国家社会の助けがあって、初めて自分でも利益が上げられ、安全に生きて行くことができる。もし国家社会がなかったなら、誰も満足にこの世の中で生きていくことなど不可能だろう。これを思えば、富を手にすればするほど、社会から助けてもらっていることになる。
だからこそ、この恩恵にお返しをするという意味で、貧しい人を救うための事業に乗り出すのは、むしろ当然の義務であろう。できる限り社会のために手助けしていかなければならないのだ。(現代語訳『論語と算盤』P96より)
さすが社協の父!
利益を得ることができるのは世のため人のため、ということでしょうか。
現代は昔に比べ、個人主義、利益第一主義とか言われていますが、やはり人間の欲というものは変わらないんでしょうかね。100年近く前の著書なのに、こんなことが書いてありました。
人は往々にして、利己主義-自分だけがよければいいという考え方に走り、利益のためにはどんなことにも耐え忍んでいくといった傾向を持ち始めている。(現代語訳『論語と算盤』P143より)
今は昔・・・(さっく)
![やっぱり苫社協苫小牧市社会福祉協議会日記](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/4e/061e5da0fbb27c1512a2d0a60a0bcb1c.png)