平成22年3月26日(金)、山手北光総合福祉会館において、
「平成21年度 ネットワーク推進会議」を開催しました。
ネットワーク推進会議は毎年1回、民生委員・町内会・老人クラブ等団体のネットワークの強化により、誰もが安心して暮らせる地域づくりを実現することを目的に、全市的に開催してまいりました。
平成21年度の今回につきましては、一つの地域に拠点をおいて開催させていただきました。
山手地区民生委員、山手町内会・山手北光町内会・北光町町内会関係者、山手北光クラブ、山手地域包括支援センターから、総勢70名の方に参加いただきました。
講師にNPO法人シーズネット 代表 岩見 太市氏 をお迎えし、
「セカンドライフと地域がつくるふれあいサロン」について、講話いただきました。
~内容~
《セカンドライフ~現在地域で起きている孤立化》
核家族化等により、老夫婦や一人暮らしのお年寄りは増えていますが、地域とのつながりの希薄化等により、一人暮らしの方だけでなく老夫婦でも孤立してしまうという現象も起きているようです。
また、老後に、何十年も住み慣れた町から、都会の高齢者向けマンション等に移り住む方が道内でも増えており、住み慣れない地域に住むことでさらなる孤立をまねいています。
【孤立の原因】~人間関係の希薄により、悩みなどなんでも一人でかかえこんでしまう
自分の居場所や存在感の喪失
(他人に迷惑かけてはいけない…。)
(近所の人との関係が薄い…。)
(子どもは近くにいないので頼れる人がいない…)
※道内の高齢者の自殺率… 一人暮らし<誰かと同居している方
そこで
昔は家庭の中にあった、「居場所」「人間関係」「存在感」を地域の中で作って行きましょう、ということで......
《ふれあいサロン》
具体的には、地域にある空き店舗や福祉会館等にて、定期的に開催(週1回、月1回など)。
内容は介護予防に関することや、茶話会、ゲーム、趣味活動、情報交換など様々!
住民の溜まり場となり、住民同士の結びつきが増えます。
<効果>
居場所づくり~行くところがある
人間関係づくり~会いたい人がいる
存在感づくり~することがある
サロンに参加することで、地域の中で横のつながりができ、少しでも孤立を防ぐことができるのではないでしょうか。また、地域の中でやりたいこと、生き方・生きがいを見つけていくことにも繋がります。
「最期をここで過ごしたい」そんなふうに思えるのも、地域の魅力のひとつです。
参加者の方は熱心に話を聞いており、質問もたくさん出ていました。
地域における高齢者の孤立について、住民同士で問題意識を高めることができたのではないかと思います。
さいごに、山手地域包括支援センター職員の方の紹介、
そして、わたしたち社協職員の紹介もさせていただきました。
今後、地域の皆さんの力を合わせて、サロンづくりに繋げていけたらと思います。
どこか「他人に迷惑かけてはいけない」という風潮を「みんなお互いさま。地域の人たちに弱みをみせていこう」そんな、あったか~い信頼関係を、ますます地域の中で築いていけたらなぁ、、、と感じました
岩見先生、ありがとうございました。
そして地域のみなさんのお力があったおかげで開催することができました。
みなさんありがとうございました。
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