9月10日(土) 晴れ
近所の人から、「また壊れてしまったので、みて欲しい。」と頼まれた防水ラジオ。
今日の修理品 お風呂の防水ラジオ
このラジオは以前直している。
ラジオのアンテナ修理
通チャリ1号のライトを3WLEDに改造。
1年に一度のご無沙汰(ぶさた)だね。 (*^ω^*)ポリポリ
で、今回壊れたところは・・・
・アンテナ線が切れている。
・電池ばねが曲がっている。
・電池収納部のふたの受けが割れてしまって、ふたが閉まらない。
・チューナーつまみのシャフトが折れてしまって、チューナーを回せない。
うーん、これが折れたんじゃもう直せないな。
スイッチ兼ボリュームのスイッチがOFFにならない。
と言うことで依頼者に、「もう直せません。」と断ってきた。
ラジオは部品取りに使うと言うことで、譲り受けてきた。
分解する前に、折れたつまみを見て思いついた。
チューナーのつまみと、ボリュームのつまみは同じ形状だ。
ボリュームのつまみは、ボリューム側につまみ受けがボリュームのシャフトにネジ止めされている。
折れたチューナーのつまみはボリュームのつまみと入れ替え、折れたチューナーのつまみはボリュームのシャフトに直接ネジ止めしたら。
うまく行った。ボリューム側のつまみはケースで支えないからちょっとグラグラしているが、あまり触らなければ壊れないだろう。
直接取り付けるために、ケースは切り欠いてしまったので、もう防水ラジオとしては使えない。
ならば、他の不具合箇所を修理してみよう。
難しいところから・・・
ケースが割れてしまって、電池ぶたが止められないところはちょうつがいで固定する。
電池ふたのネジはコインを使わないと閉められないタイプだったので、指で締められるものに変更しよう。
ネジ部を削って、Eリングをはめ、ふたからはずれないようにしよう。
依頼者の人は目が不自由だ。
ふたもネジもそれぞれ外れてしまうよりも、どちらも本体ケースからはずれない方が使い勝手がいい。
この部分は元の製品よりも使いやすくなったと思う。
さて、切れないスイッチだが、交換部品は無いので、別にスイッチを追加することにした。
シーソースイッチが使いやすいだろう。
スイッチには2.6mmのタップが切ってあったが、いろんなビスを試しているうちにネジバカになってしまった。
ナットを使おうとしたら、スイッチつまみとネジ穴が接近していてナットがつまみに当たってしまう。
タップを3mmで切り直す。
頭の薄いトラスビスを使ったが、ケースの厚みでスイッチが沈んでいて、ビスが指に当たりON-OFFしづらい。
それならばと、皿ビスを使う。
さて電源スイッチもつけたので、ボリュームはあまり触ることが無くなるだろう。
つまみを直付けにしたが、すぐに壊れることはないだろう。
スイッチは左手が自然に届く、いい位置に取り付けできた。
アンテナ線はさらに太いものに交換した。
今日もこんな感じで、いろんな工具を使った。