トーネードの無職生活

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兵器には電子機器がてんこ盛り

2015-09-09 07:43:27 | 日記
 自衛隊に納める兵器を造っている会社として真っ先に挙がる会社は三菱重工ではないでしょうか。戦車から戦闘機、護衛艦まで作っています。ただ、すべてを三菱重工が造っているわけじゃなくて、その下にはたくさんの会社が注文をもらってぶらさがっています。

 特に兵器の性能を左右するのが電子機器です。レーダーからソナーなどなど電子機器の固まりです。ですから、パナソニックやソニーなどの弱電メーカーを除けは多くの電機メーカーが自衛隊の仕事にかかわっています。特に総合電機メーカーや通信関係の電機メーカーは、企業全体の中での売り上げはたいした割合は占めないでしょうが、その技術力は世界でもなかなかのものだと思います。

 太平洋戦争の時にはアメリカの電子技術の前に敗れ去った日本軍ですが、戦後、日本の電機メーカーは民需で欧米の電機メーカーを追い抜くまでになったわけですが、軍事技術の範疇でも追いつき追い越せで技術を伸ばしてきました。

 近年、中国の軍拡が注目されています。以前は旧態以前とした格好の戦車とかソ連から技術供与された時代遅れの戦闘機を改良したものなどを作っていましたが、今では、見てくれ上は近代的な兵器の格好をしています。確かに技術開発がすすんでいるとは思うのですが、電子機器の範疇ではまだまだ西側の技術にはかなわないでしょう。

 中国が追いつくにはまだまだ時間がかかるでしょうし、その頃には西側の技術開発はその先に進んでいることでしょう。間合いは詰まるかもしれませんが、追いつくことはないでしょう。

 今、私も注目しているのが戦場のネットワーク化です。これまで歩兵といえば、体力勝負のローテクの代表でしたが、これからはざっくり言うと、超小型のパソコンを持って無線LANで結んで、戦車やらヘリやら司令部と常時つながって戦闘をするようになってくるでしょう。こういった技術のコンセプトが一番進んでいるのはアメリカ軍ですが、きっと自衛隊でも研究開発をしていることと思います。

 ということで、軍事技術に占める電子機器の重要性はますます高まっています。ですから、冷蔵庫や洗濯機、テレビやパソコンを作っている電機メーカーも見えないところで軍事技術を開発しているのでした。