トーネードの無職生活

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私の好きな戦闘機その4

2015-09-18 07:50:30 | 日記
 私の好きな戦闘機としてドイツ、イギリス、アメリカと書いてきましたので、最後に日本からとりあげたいと思います。

 どこの国も陸軍と海軍の仲はあまり良くありませんが、日本の場合も同様どころかひどいもので、陸海軍の間を調整する機関も人もいなかつたので、結局お互いの言い分を認めたものの国力が乏しいため実現できないといつた按配でした。そんなわけで、航空機を開発、生産する会社も陸軍専門、海軍専門とわかれていましたし、陸海軍とも扱っていた会社も陸軍と海軍とは全く独立して運営されていて、陸軍海軍で協力するとか共通化するとかいった概念は全くなくて、同じような航空機をお互いが別個に開発、生産していたのでした。

 海軍では空母に載せる航空機の他にも陸上基地から運用化する航空機を開発していまして、中型攻撃機やら陸上爆撃機などや局地防空用の戦闘機まで開発していました。乏しい国力を効率化して生かそうというような視点は全くなく、ただいがみあっていたという印象です。

 そのような中て、私の最も好きな日本の戦闘機は陸軍の二式単戦鍾馗です。わざわざ単戦というのは、二式複戦屠龍があるため区分しているためです。二式単戦鍾馗は重戦闘機として開発された機体で、当時戦闘機用のエンジンは1000馬力級のエンジンしかなく、高馬力のエンジンとしては爆撃機用の大きなエンジンしかなく、その大きなエンジンを搭載して開発されました。

 海軍でも似たようなコンセプトの戦闘機雷電が開発されましたが、空力を良くすることにてこずって苦労したのですが、鍾馗の場合は割とオーソドックスにまとめられ、開発に滞ったということはなかったようです。

 ただ、当時の陸軍は軽戦至上主義で重戦闘機をどのように扱うかといった理念がまだなく、せっかく開発された機体にもかかわらず使いこなせなかったという感じがします。ですから、B-29が登場して上昇力やスピードを生かした対爆撃機戦が必要になった時には、生産や開発も終了してしまっていて、その能力を生かしきれなかった不運の機体と言えます。

 そんなわけで、中国戦線での若松大尉の赤ダルマが有名なくらいで、戦績としては不運な機体という感じです。しかし、二式単戦は後に大東亜決戦機として生産が行われた四式戦疾風につながる機体という意味で重要な機体ではあるのですが、一般には地味な戦闘機ですが、私にとつてはそのフォルムがなんともいえず美しく、大好きな戦闘機なのでした。

 この他にフランス、イタリア、ソ連の戦闘機がありますが、情報が少ないこともあり私個人もこれといって思い入れのある機体がないので、これにて私の好きな戦闘機はしまいと致します。