トーネードの無職生活

無職生活で日常どのように過ごしいてるのか?
ウォーシミュレイションゲーム
日ごろ思ったことを書いていきます。

もっと自衛隊の装備に目をむけよう

2015-09-10 08:06:22 | 日記
 昨日、日本は電子機器が世界の最先端を行っているので安泰みたいなことを書きましたが、私のような素人にもはてなと疑問に思う装備があります。その一例が戦車です。

 今、陸上自衛隊が装備している戦車は74式戦車。世界で言うところの第二世代相当の戦車です。90式戦車これは第三世代に相当します。そして最近出たばかりの10式戦車。これは3.5世代と言われています。そして、キャタピラではなくタイヤで走る装輪式の装甲車に105mm砲を乗せたものを新規に開発装備するとのことです。

 74式は1974年に採用された戦車ですから、古くなってリタイアしているのですが、その代わりに10式と装輪式が装備されるということになります。90式は重量の関係もあって北海道専用になっていますから、本州や九州の部隊の74式に置き換えようというわけです。

 そうなるとこの狭い日本に装輪式も含めて一時4種類もの戦車が存在するという状態なわけで、それぞれに保用部品もそろえねばならずということで、我が国の財政が大きな赤字を抱える中で、非常に効率が悪いというか無駄じゃないかと思うわけです。

 ドイツで第三世代の戦車の先駆けとして登場したレオパルド2は、登場以降バージョンアップを繰り返し今でも世界一と言われるほどの性能を誇っています。既存の戦車をバージョンアップするほかに新しく調達もしていると思いますが、古いバージョンでも十分という国にはそのまま売却したりしています。アメリカのM1A2エイブラムス戦車も型番は変わらずとも、電子機器などバジョンアップされているようです。

 ところが、日本の74式や90式はバージョンアップしたという話を聞きません。登場した時には最先端であっても、調達は価格が高いために1年に10数両とか限られるため調達が終わった時には時代遅れになりかけているという状態です。それをバージョンアップして性能を維持していけば良いと思うのですが、なにやら新しいものを欲しがるという感じがしてなりません。

 74式ばどんどんリタイアしていくわけですが、本当におしゃかになるほどの状態なのかなあという感じがします。色々と改良すればそれなりに今でも使えるのではないかと思うのです。当然基本設計が古いわけですし第二世代の戦車ですから、第三世代の戦車と戦って勝てるとは言えませんが、105mm砲を搭載した装輪式の装甲車を作るのならば、同じ105mm砲を搭載した74式を改良した方が効率的だと思うわけです。

 ということで、陸上自衛隊の真意はよくわからないのですが、なぜにその装備が必要なのか、国会議員含めて国民も興味をもたなければならないと思います。制服組が欲しいという兵器を誰も監視することなくそのまま装備させていたら、こりゃシビリアンコントロールしているとは言えないのではないかと思ってしまうわけです。