VOL2 わ・た・し流

おとぼけな私ですが 好きな本のことや 日常のなにげない事等 また 日々感じたことも書いていきます。

桃花徒然 その48

2022-07-26 21:25:14 | 永遠の桃花

未だに  ボーっと桃花妄想の迷路で迷子になっている私。

今日は  十里桃花番外編3から・・・

 

長年の願いかなって、ようやく白浅に自分の愛が伝わり

洗梧宮で共に暮らせるようになった夜華。

ところが・・・思いもかけないライバルが・・・の巻。

 

次の天帝ともなれば  仕事は目白押し。

数日間  会議で白浅との時間も取れずにいた夜華、

やっとできた隙間時間に  白浅を誘い出して

九重天の 瑶池でお花見をする💖

(もちろん、夜華は 花より美しい白浅しか見ていない

でしょうが)

白浅はとても喜んで 夜華の手を取って言う

「数日間忙しく働いて疲れているでしょうに、

こうして私の為に時間を作ってくれて・・・

あちらの東屋に行って、私の膝枕で少し休む?」

 

夜華が嬉しそうに微笑んで 白浅の手を握り返し、

口を開こうとしたその時・・・

いったいどこから現れたのか「母上、母上。向こうに

大きな蝶々がいるの。なかなか捕まえられないんだよ

阿離を手伝って下さい!」と言いながら阿離参上。

阿離に手を引っ張られ、瞬く間に白浅は  前方の橋の

下へと消えていった・・・

・・・一人残される夜華君・・・

 

また  ある日のこと、白浅が  思い立って、夜華に

寝間着を作ろうと  長昇殿で  夜華の身体の寸法を

測っていた。

いろんな色の布地を当てては、「どの色もよく似合う

わ・・・こんなに似合うなら 全部の色で寝間着を

作るようだわね・・・🥰」

夜華、少し微笑んで「その言葉は貴女にこそ言うべき

こと・・」

と、その時またしても阿離  登場。

「母上、母上。宿題が難しくて!手伝って下さい」

そう言うと 白浅の手を取り、 風のように去った。

一人残された夜華君の足元には、落ちた布の

サンプルが二枚・・・

またしても一人残された夜華君・・・

侍女たちの目には、夜華君の額に青筋が跳ねたように

見えた・・・

 

そして、ある夜、協議を終えて帰る夜華の目に

美しく咲く無憂花が止まる。この美しい花を白浅

に・・・💖

喜ぶ白浅の笑顔が胸に浮かび   心弾ませて

長昇殿へ向かう夜華。

しかし・・・白浅の寝台には、白浅の胸に

抱かれて いびきをかく阿離がいた🤷‍♂️

 

ええ、夜華が団子をつまみ上げて慶雲殿に

送り返し、青冥剣で門を塞いだのはまさに

この後でございます😅