VOL2 わ・た・し流

おとぼけな私ですが 好きな本のことや 日常のなにげない事等 また 日々感じたことも書いていきます。

永遠の桃花通信24

2021-10-31 20:46:35 | 永遠の桃花

最近、良さげなドラマがあっても

悲しいかな  全く見る気にならない・・・という

病気にかかってしまったみたい

いわゆる「桃花熱」とかいう熱病です🤦‍♀️

 

このような病は初めてで、免疫もなく、

重症となってしまいました😩

 

さて、元貞事件も何とか  課題をクリアして

元貞の運命の一番ネックになっているところを

変えることに成功。

ところが、東華帝君の運命が変わってしまった。

 

夜華は、運命の変更をしに行く司命星君と共に

人間界に再びやってきた。

白浅のせいで運命を変えられた東華帝君が、

天に帰った時に、白浅を恨む事がないように

運命簿の変更を見届けるつもりだった。

 

二人が人間界に来た時、ちょうど元貞が

大鵬をペットにする許可を白浅がOKしたので

感激のあまり、白浅の手を握っていた。

 

それを見た夜華、嫉妬心丸出し。

白浅の心の声「今日の彼はいつもと違って

言葉の端端に刺がある。きっと天上で

不愉快なことがあったに違いない」

 

違います。単なる嫉妬です😁白浅は気づかないけど。

しかし、あからさまに 冷ややかな空気に、

雰囲気をどうにかしようと白浅は言ってみる。

「先ほどは  妻を探しに来たと言っていたけれど

この度はこれほど急いで鳳九を探しているところを見ると

、うっ、まさか我が家の鳳九の美貌を聞きつけ、

愛慕する気持ちが生まれたわけじゃないでしょうね?」

 

彼は私を一目見た。珍しく微かに笑みが見え隠れしている。

私の言葉には答えない。

もともと彼を刺激する為の冗談だったのに

相手にしてもらえないとは思わず、気まずさ

だけが残ってしまい、それ以上何も言わないことにした。

 

前方の司命星君がくすっと吹いた。「はあ、本日私は

緊急事態が起きてしまったかのように  蟠桃宴から

君上に呼びつけられ、ある上神が元貞殿下の運命を

変える時に、誤って東華帝君の運命まで変えてしまった。

東華帝君が予定通りに劫を経験出来なかったら、元に

戻った時に、その上神との間に亀裂がせいじてしまう

のではないかとおっしゃられた。

小神は桃をまだ一つも食べていないうちに、

君上に無理矢理 人間界に補修に来させられた。

その上神とは鳳九殿下だったのですね。

思いもよりませんでしたが。先日お会いした時は

まだ神女でしたから。もう上神になられたとは、

誠に素晴らしい速さですね。」

 

夜華が空咳をした。

私は、ははははと 乾いた笑いで司命星君に応じる。

「早い、早いね」

鳳九の住まいにつくと、夜華は私の横を通り過ぎ、

さりげなく「司命は東華の運命を補修にやってきて、

私はついでに貴女に会いに来た。」と言って

中に入っていった。

私は少し呆然とする。

・・・

鳳九に話をしおわって帰る時・・・

・・・彼らは私を紫竹苑の外まで見送り、夜華は

私を抱きしめた。「私はまだやらなければならないことが

あるので、明日は貴女だけ先に青丘に戻って下さい。

二、三日すれば  私も戻れるはず」言い終わると

姿を消した。

私は その場で少し留まった。  先ほどは

とても慣れた 心地よい味だったような気がする。

 

・・・白浅、何かを感じたみたい・・・

なんか、恋をするって 素敵ですね💖💖💖


永遠の桃花通信23

2021-10-30 22:22:51 | 永遠の桃花

ドラマ原作で、元貞事件は、結構なウエイトを占めている

ように思います。

人間界に転生した東華帝君が皇帝で、その息子に

転生した元貞。罰としての転生なので、厳しい

人生を送らねばならない。という設定。

その劫を回避して欲しいと少辛から頼まれた白浅。

夜華に助けを求めます。

これがね~🤗白浅にお願いされる夜華が

可愛いんです😁

元貞の運命簿をどうやって手に入れることができるか

悩む白浅。

夜華は、司命星君から運命簿を手に入れるのは

難しく、うまくいかないかも、と白浅に言う。

白浅は困った顔で、夜華をじっと見つめる。

(これは、白浅は意識してないけど 

普通の男なら骨抜きになるレベル)

・・・彼(夜華)は少し間をおき、

一口お茶を飲んでから言った。

「私には、一つ策がある。ただ・・・」

 

私は真摯 かつ親近感と期待をこめて

彼を見つめる。

 

  彼は笑って言った。「もし彼から運命簿を

持ち帰ってこれたら、ひとつ約束して欲しいことが

ある」

 

私は 警戒して彼を見つめる。

 

彼は何ともないような軽い調子で言う。

(中略)

人間の運命を、仙力で変えると、反動を受ける

から、仙力を封印して行って欲しい。

皇后になって天后を受け継ぐ時に

八十一回の荒火と九回の雷を受けるが、

その時にはね返りを受けると、命にかかわる、

という説明をされた。

白浅は納得して、仙力の封印に応じた。

 

しかし、まだ結婚していないし、結婚前に

夜華が天帝になるなら 私には関係ないのでは?

と、疑問を言うと・・・

 

彼は茶杯を置きじっと私を見て、突然笑った。

「それは  私が 早くプロポーズしない事を

責めているのか?」

彼の笑顔に少し目がくらんだが、謙虚に言った。

 

「私はそういうつもりじゃなかったのよ。

はは、絶対にそういうつもりじゃなかったわ」

 

この元貞編で面白かったのは、崑崙虚で勉強した

なかでも、難しい講釈を白浅が元貞に指導

しなくてはならず、(道士となった為)

苦手な学科の先生として 自分でも分かっているのか

分からないような講義をしてたところ。

挙句に、首筋にある赤いなんじゃらを指摘されて

白浅は、蚊に刺されたのね、こんな小さな

ものにすぐ気づけるとは素晴らしい観察力である。

なんて褒めて、元貞が思わず「はぁ?」と

言ってビックリするも わけわからない理屈を並べて

うまく煙にまく(≧▽≦)

 

上神である私の血を吸うなんて、その血のおかげで

8千年から1万年位長生きして  蚊の仙人になるかも

幸運な蚊だわ・・・

 

と思っています。が、前夜、夜華がお泊まりしました。

ハイ(*^^)v

夜華君、ついに共寝までゲット👍🤗

 

白浅は結構ぐっすり眠り、余程のことがない限り

起きません、夜華はそれをよく知っています。

 

しかし、この時夜華は天宮で、司音の似顔絵を見せられて

司音が白浅?と疑っていました。白浅は否定して、

翼王(鬼君)の后も自分によく似てるのよ

と濁して答えます。

 

翌朝、白浅に髪を結ってもらう夜華。

素素によく髪を結ってもらった・・・

と、思い出に浸り、笑顔になりますが、

ふと今は  もう詮無いことという思いに

心ふさぎます・・・

 

白浅が難に会わぬよう、護身用の数珠を贈るも

白浅の頭は、計画成功に向けて  他は眼中に無しです。

 

夜華の思いは まだまだ空回り・・・

 

 

 

 


永遠の桃花通信22

2021-10-30 07:45:26 | 永遠の桃花

白浅と夜華が東海で出会ってから 2~3カ月経った。

というのは、作者の経過年月日については

かなりいい加減なので、そこを気にすると

話が進まないのよね(>_<)

 

夜華、健闘しています。

 

出会った翌日には白浅と同居し、

その次の日にはもう ご飯を作ってあげてる。

半月後には 人間界で 子連れ初デート👍💖

抱きしめ~の キスし~の

それに加えての 毎日のご飯作り。

朝夕の散歩デート。将棋等々

なにげに 白浅と一緒の時間を作って

夫兼恋人をアピールしてます。

でも、鈍い白浅は、感謝はしてるけど

強いられてる感が何処かにある・・・

 

そんな時、公務で夜華が数日留守に。

枇杷だけで食い繋ぐ悲惨な日々に

ようやく  白浅は気付きます。

夜華は  自分にとって、なくてはならない人!

(そこ?)

失ってみて、やっと大切なものに気付く。

人、あるある💦

 

夜華の留守でも美味しい食事がしたい。

夜華に弟子をつけて、料理人を育ててもらおう。

夜華に頼らなくて済むわ👍😊

 

ここ、白浅がとにかく人に依存出来ない性分

夜華一人に料理の負担をかけるのは

良しとしないのです。

そして、多分 夜華は すでに素素時代に

その性分を知っていると思われます。

 

原作で

『この一件があったので、私はようやく

夜華のいない日々が どれほど辛く

苦しいことか分かった。あくる日、

いそいそと求人広告を張り出した。

(中略)料理人選抜試験中・・・

夜華は 私を一、二秒見ただけ、

その視線はとても奇怪なものだった。

(中略)

頭から足まで私を見回して 笑って言った。

「私の見立てでは 貴女が丁度いい。だけど

私について 習う必要は全くないと思うな。

私達二人のうち、一人が出来れば

それで充分だから」

言い終わると ゆっくりと立ち上がって

書斎に戻って行った。

私はしばらく呆然となり、

彼の意図がよくわからないでいた。』

・・・ここも想像力を掻き立てられます。

今回の留守は恐らく 素錦の芝居  元貞事件。

夜華はこれ以降、おそらく天宮には戻らず、

白浅とここでずっと一緒にいるのだから

必要ないと言ってるのかも・・・🤗

そう思うと、夜華って本当に頭脳派、

でも目論見が外れるっていう事もあるのに

(例えば、鮫人族との戦いとか、素錦の誅仙台事件)

まだ懲りない人?

 

そして、元貞の母、少辛がやって来ます。

 

その頃には・・・

・・・その日の朝、私は夜華の書斎に居座り、

ひまわりの種をつまみながら本を読んでいた。

夜華は机に座って 公務にいそしんでいた。

 

・・・窓の外には咲き香る蓮の花。

花にはトンボが止まり、吹くそよ風・・・

 

夜華は書類を下して窓をさらにあけて笑った。

「貴女のように怠けて、池の蓮には

手をかけず自然のままにさせているだけなのに、

天宮遥池に全く遜色しない。天然の彫刻の様態に

育つことができるとは、なかなかできることではない」

 

・・・またまた想像ですが・・・

素素と暮らした懐かしい日々とはまた

ひと味違う幸せな日々をかみしめる夜華

  一方、白浅にとっては、日常に 夜華が

加わった・・くらい(≧▽≦)

 

厳しく辛い子供時代、天帝に逆らえない後継者

である夜華にとって、今、白浅だけが唯一の色彩。

でも愛情いっぱいで自由に育った白浅には

その心を推し量るなんて、無理なことなのです。

でも、

おそらくこの頃には、白浅は夜華に心を寄せている

と思います。

白浅には、恋愛アンテナがほぼ無いに等しい・・・

そうでなければ、夜華の「自分は素素を愛しているが、

素素はまだ自分の事を愛していない」(素素が天君に

発見されて、もう二人に先はないと知った時の思い)

つまり、素素の愛情が、あの敏感な夜華に届いていない。

一方、素素は  天宮での夜華の態度に愛は消えたと思う。

 

白浅のあっさり味は、濃い愛でないとすぐ見捨てられ不安

に陥る夜華には、無味乾燥っぽいんでしょう・・・

これからも白浅に翻弄されて行きます。

白浅にはその気がなくても💦

 


永遠の桃花通信21

2021-10-28 13:37:24 | 永遠の桃花

夜華が白浅と出会ってから、阿離より白浅を優先している?

と思うのは私の考え過ぎ?

勿論、後で飲酒の事で言い争うけど・・・

なにげに  白浅の事となると  見境ない夜華( ;∀;)

そういえば、お兄ちゃんの墨淵も( *´艸`)

 

白浅が墨淵の復活を願っていると知れば

白浅を死なせたくなくて、神芝草を命がけで

取りに行き、片腕を無くし

自分の一生分の修為をつぎ込んで、人事不省に落ち込む。

東皇鐘の封印も  白浅を行かせるくらいなら

白浅を動けなくして  自分が行く。

 

実は神芝草の件は、白浅は命がけではなくて

ダメなら  7~8千年待てば良いと思っていた。

 

もうね、この一途さに何度でも泣ける・・・

対して  全然深く考えず あっさりさっぱりしている

白浅に、 呆れるを通り越して

女ってたくましいよね!(^^)!って思って笑っちゃいます。

 

でも、さすがの白浅も、死なれてから気づく。

どんなに愛してくれていたのか。自分もまた

どんなに愛していたか・・・

夜華が素素を失った時  生きる気力を無くし

しばらくは阿離にさえ  見向きもしなかった

と奈々が言っていたけど、

白浅も  阿離を天族に預けたままだったね💦

生きる気力を無くすと  そんなものなのだろう。

阿離には、世話してくれる人もいて

しかも  白浅はその人たちに良く思われていない。

 

でも  3年過ぎたころには、生きていく気力が

白浅に戻りつつあった。

夜華は60年🤦‍♂️・・・この差は・・・

やはり  女性は  逞しい・・・

 

復活した夜華は 翌年の天帝の万満歳の祝いの席で

酔った白浅を抱いて 嬉々として途中退席する。

その理由というのが・・・

「神仙たちが  白浅に言い寄る芽を

早々に摘んでおくため」もちろん

女仙たちが自分に寄って来ない事もあるだろうけど。

切なくも 美しい物語が、こうなると

おもしろ可笑しい物語に・・・でも

ハッピーならなんでもいいわ!(^^)!

私は  哀しいまま終わる物語は二度と見られません・・・

 

今だって、パブロフの犬じゃないが、

条件反射のように

二人の愛に泣けます( ;∀;)

そうして  何度でも見ちゃいます。

そして、私のような 沼にはまった人が

何人もいる事が嬉しくてたまらないのです💖


永遠の桃花通信20

2021-10-27 20:50:44 | 永遠の桃花

白浅が  狐男に戯れられた時、

夜華にグッと抱き寄せられるシーン。

・・・その力加減はよく知っているものだった。

私は顔を上げて 微笑みながらそのよく知った人と

挨拶をした。「はは・・夜華、

ちょうどいいところに来たね」

 

・・・ここで白浅が思った事・・・妻と言われて

(確かに私は名義上 彼の将来の正妻帝后なので

正当な夫妻と言えなくはないと思った。今

このように戯れを受けてしまっては、

彼の沽券にかかわる事で、とうてい見過すことは

できないだろう。私を抱きしめる事によって

 私に不敬を働いた馬鹿者に手厳しくしかりつける事も

至って理にかなう行為である。そうして 私は

調子を合わせて脇で見ていれば良かった。それが

私の役どころの本来あるべき姿なのだ。)

 

これって、白浅がすごく喜んでいるんだな

と思われるところ🤗

 

素素の記憶が無いから、白浅の恋は

七万年前の離鏡との恋しか思い出に無い。

 

戯れから守られ、抱き寄せられて

きっと  自分が男装していることも忘れ、

憧れの役どころ?(戯れられた女性が助けられるパターン

 妻なら夫、娘なら正義の味方が来る、服は決まって白

これはまだ、崑崙虚にいた頃、人間界で 

占いをしていた頃の思い出である、夜華は黒だが)

に、内心うふふ🤗自分がヒロインになった気分?

 

この後  川に、河灯を流すのだけど、私は、

もしかして  

夜華は人間界に素素と暮らした時

いつまでも一緒にいられるようにと

願いを乗せて  流した思い出があるのでは?

と思った。いかにも思わせぶり・・・

・・そして  白浅は この一日をとても

満ち足りた気分で過ごしたのだった。

 

団子が帰りたくないと駄々をこね、夜も更けた。

宿に泊まることにする。

 

宿で夜華が頼んでくれた料理が美味しくない。

あまり食にこだわらない白浅だけど、

夜華が作る食事に舌が慣れたのか、

こだわりができた、と思うのだった。

 

ちょっとした事を仕掛けつつ、夜華は

実はそのたびに 白浅が  素素としての記憶を

いくらかでも持っているのでは?

と期待していたのではないか・・・

 

しかし、全く覚えていないと、

ここら辺で気づくらしい。

 

その夜、夢うつつに白浅は誰かに抱かれ、

ため息まじりの囁きをきいた。

「貴女の性格を知っているつもりだったが、

あれほどまでに断固とした所為をするとは思わなかった。

前世の事を忘れているなら  それでもいい。

思い出して欲しい気持ちもあるが、永遠に思い出して

欲しくないと願ってもいる・・・」

・・・白浅は寝ぼけたとしか思わず、寝返りをうつと

団子を抱き寄せてまたぐっすりと寝入った。

 

夜華が どんなに素素を愛していたか、痛いほど

わかるシーンです・・・あの、人を疑うことを

知らず、純粋な素素。あんなにも深く愛していたのに

守ることが出来なかった・・・

あの素素はもういないと夜華はわかっている。

 

今、ここにいる白浅は、素素であって、素素ではない

 誇り高く  教養もあり、女帝で 上神。

その美貌は四海八荒一  そして天帝の決めた許婚。

でも、もし 過去を思い出したら・・・

自分を許してもらえるのだろうか・・・

また去られてしまうかもしれない・・・

つらい夜華です。そんな切ない33話