ご近所のおばさんが また 我が家を訪れるようになった
自分の都合が 世間の一般
お構いなしに 玄関のチャイムを鳴らして
多分 私が出ていかなければ それはそれでよいのだろう
その日 私は お茶を入れて飲もうとしたところだった
ピンポンがなったので 慌てて外へ
ちょうど その日は ショッピングセンターに行く用事があったので
おばさんにも 行く?と声をかける
おばさん 大喜び たわいもない世間話をして時間がたつ
その時 主人が 主人の持ち家に行くと言って
車で出かけた
ローンも払い終えた主人の持ち家は この5月から
私の友人が 事務所として借りることになったので
主人は 片付けに余念がないのだった
で、おばさんと話しが一段落して 玄関に行ったら
鍵がしまっておりました・・・!
私は 手ぶらで サンダルを履いて 茫然自失
おばさんに泣きついて タクシーを呼び お金を借りて
主人の後を追ったのでした・・・(;_;)
えらい出費だったわ・・・
少し前に ママ友が 仕事へ行く前に 犬を散歩させ
家に入ろうとしたら 鍵が回らない というアクシデントに見舞われたけど
他人事ではなかったわ
締め出しをくらった時の なんとも言えない絶望感ったら
正直 おばさんとの長話のせいで締め出されたのは
これで 2度目
タイミング悪いときは こういう目に会うのね
一回目は 空いてるところがまだあったので
家に入れたけど
今回は 全部閉まっていた
なぜなら 娘が 戸締り恐怖症で いつも鍵、鍵とさわぐので
あちこち全部施錠するのが 癖になってしまったのです
でも 今考えると笑えるんです
タクシーの運転手さんは この状況を かなり不審だ
と 思ったかもしれない
手ぶらで サンダル履きのおばさんが なんの施設もない場所に
降りて どこへともなく消えたのだからね
不倫か??? とか 勘ぐられたかも?
タクシーが着いたちょうどその時 途中で材料を買ったために
遅れて到着した主人が 家のほうへと曲がっていったので
私はそこで降りて家まで小走りしました
で、 主人に家まで送ってもらった という・・・
到着した家の路地の手前で 私「どうもありがとう。
ここでいいわ」なんて言って降りようとしたら・・・
「お前 馬鹿か? これじゃあ振り出しだろう」
って 主人
あ、 そうだった 鍵を開けてもらわねば 何のためにここまで
来たのやら・・・
大笑い の顛末
なんだか 落語のような 「締め出し」でありました