森歩きへの再開にA・A・ミルンの物語の主人公の名を使ったのは偶然だが、
期せずしてクリストファー・ロビンという少年の名に、この森とイギリス田園地帯の物語世界の森との一致点を見い出すことになる。
イギリスでは国鳥として広く愛されているヨーロッパコマドリは、通称ロビンと言われている。
皿ヶ嶺の森にも、その南からの渡り鳥コマドリ(ロビン)が生息する。
本来なら1500m以上の亜高山に生息するはずのコマドリが、なぜかこの森に毎年渡って来る。
朝夕の静かな尾根道を歩いていると、あの高らかな囀りが森の奥から聴こえてくる。
そうここは、やっぱりクリストファー・ロビンの森なのです(苦笑)
また森への到着は、西に陽の傾いた時間帯となった。
日盛りの頃より、森に陰影が差す朝夕の時間が好きだ。
木漏れ陽の先に咲く花にだって、柔らかな表情を見い出せる。
人影が途絶えた森に高らかなドラミングが木霊(こだま)した。
まさかこの森に日本最大の啄木鳥(キツツキ)、クマゲラがいるはずがない。
街でもみかけるコゲラにしては幹を打つ音が力強い。
アオゲラやアカゲラの可能性もあるが、もっと大きな鳥のような気がする。
ひょっとしてオオアカゲラが、この森に生息するのだろうか?
黄昏迫る奥日光の森で見た、あの大型の啄木鳥が…
いたらいいな…本当にそう思う。
静寂を壊さないように歩きたいのですが・・さて
機会があれば、もう一度雪解けの一面の花園と巡り会いたいですね(笑)
皿ヶ嶺は、ずいぶん若葉の森に花が咲き揃ってきましたよ。
シコクカッコソウを始め植生の回復にも努力されているようで嬉しいです。
残念なのはクマガイソウの自生地から跡形もなく株が消えてしまったこと。
でも大事なのは消えたものを嘆くより、その植生の回復だと思います。
クマガイソウもカッコソウもササユリも人の手で再生が可能な花ばかり。
皿ヶ嶺という市街地に近い自然公園は、そういう性格の場所だと思います。
以前にも言ってた皿ヶ嶺牧野植物園化計画…
なんだか少しづつ近づいているような気が(笑)
金曜には、ヤマブキソウも咲き揃っていそうです。
お楽しみに。
野鳥の声にも耳を澄ませてね。
鬼城さん、これは普段使い分けているようで、よく分かっていない難しいところを指摘されましたね(苦笑)
手元の辞書(広辞苑)で調べてみると、
「林」、樹木の群がり生えた所。
「森」、樹木の茂り立つ所。
とあります。
ネットで調べてみても、色んな解釈がありますが、どれもピンときません。
ブナ林、杉林、雑木林とか林は、限定した範囲で樹木が群れている状態ですよね。
それに対して森は、東北や四国でも二の森とか山と同義語だし、神域としての杜(もり)もありますよね。
森は林より広い範囲の樹木が茂っている状態ではないでしょうか?
私は、皿ヶ嶺の自然林と植栽林の混じり合う領域まで含めて森だし、、
石鎚の山懐深く原生林から植栽林域周辺まで含めて源流域の森だと解釈しています。
う~ん、やっぱり曖昧かな?
*このコメントは二日前の書き込みですが、最後の部分「植生林」を「植栽林」に訂正しました。
まったく別の意味ですものね(汗)失礼しました。