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年寄りの独り言

新聞が書かないこと 書けないこと

2011年05月02日 | 福島原発
このごろ週刊誌ばかり読んでいる。いつもだと「週刊ポスト」か「週刊現代」で数ページ読むだけだが、どの週刊誌も読み物や写真を競い合っているので隅々まで読み込むのも大変だ。だがあいも変わらないのが新聞で政府広報かと思うくらい。

国会中継を聞いていたら東京電力の「社長さん」がでてきて、できるだけ賠償はするといいつつ何か法律のことをいっている。法律の名前は「原子力損害の賠償に関する法律」昭和36年の法律だ。

第二章 原子力損害賠償責任
(無過失責任、責任の集中等)
第三条 原子炉の運転等の際、当該原子炉の運転等により原子力損害を与えたときは、当該原子炉の運転等に係る原子力事業者がその損害を賠償する責めに任ずる。ただし、その損害が異常に巨大な天災地変又は社会的動乱によつて生じたものであるときは、この限りでない。

つまり東京電力は福島原発の被害については一円も払うつもりはないと言っているのに、どの新聞もどの党もなにも言わない。

なにか「原子力損害賠償紛争審査会」というのもあるらしいがわざわざこんなものをもちだすのも何か文句があったらそっちにいけと先回りしてたらいまわしするつもりだ。ここでなにか文句をいってもらえるとしてもどっかの基金から全部で1200億円もらえるだけらしい。

許せないのは菅直人首相、この東電の姿勢を追認している。

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