この辺りの畝には昨秋、越冬菜として冬菜(アブラナの仲間)を作付けましたが、マイナス15℃まで冷え込んだ大寒期を乗り切れず枯れてしまいました。春先に畝の状態を観察したところ、風化(砂質化)が進行して土が締まり、凍み上がりやすくなっていました。土壌粒子の隙間に空気を多く含む土は断熱性が高く、根まで冷気を通しにくくなります。団粒土が重要とされる所以です。
春は少雨期における作付となるため、風化した畝では安定した生育が望めないと判断し、半年雑草に委ねました。
雑草の覆いによって、陽射しや風雨から守られつつ有機物を供給され、幾分か団粒に近づきましたが、畝上部の土はまだまだパサパサした質感です。砂質土は保水性が乏しいため、貴重な降水も畝に蓄えられることなく畝間の窪地に落ちてしまいます。
イネ科の雑草が多く見受けられたので予想はしていましたが、耕してみると、やはり畝全体がパサパサでした。
となれば当然、水が溜まる畝間はべとべとの粘土になってしまっています。
そこで、土質のバランスを取るため、畝間から腐植(前作の際に敷いた草の朽ちたもの)と一緒に粘土を厚く削り取って、畝に混ぜ込みました。
<削り取った腐植と粘土層>
粘土を混ぜ込むことで、ぽろぽろとした団粒の質感に近づきました。土壌粒子間に空隙が生まれ、通気性が改善した雰囲気です。
畝の形を整え、鎮圧しました。見た感じ、悪くないように思えます。ここにはタマネギを植える予定ですが、果たしてうまく育つでしょうか。
ジャガイモ後の畝を同様の耕起法で立て直したところ、現在、畝をびっしり覆うように葉物類が育っています。冬菜の二の舞にならずに、タマネギが無事越冬してくれることを願うばかりです。
春は少雨期における作付となるため、風化した畝では安定した生育が望めないと判断し、半年雑草に委ねました。
雑草の覆いによって、陽射しや風雨から守られつつ有機物を供給され、幾分か団粒に近づきましたが、畝上部の土はまだまだパサパサした質感です。砂質土は保水性が乏しいため、貴重な降水も畝に蓄えられることなく畝間の窪地に落ちてしまいます。
イネ科の雑草が多く見受けられたので予想はしていましたが、耕してみると、やはり畝全体がパサパサでした。
となれば当然、水が溜まる畝間はべとべとの粘土になってしまっています。
そこで、土質のバランスを取るため、畝間から腐植(前作の際に敷いた草の朽ちたもの)と一緒に粘土を厚く削り取って、畝に混ぜ込みました。
<削り取った腐植と粘土層>
粘土を混ぜ込むことで、ぽろぽろとした団粒の質感に近づきました。土壌粒子間に空隙が生まれ、通気性が改善した雰囲気です。
畝の形を整え、鎮圧しました。見た感じ、悪くないように思えます。ここにはタマネギを植える予定ですが、果たしてうまく育つでしょうか。
ジャガイモ後の畝を同様の耕起法で立て直したところ、現在、畝をびっしり覆うように葉物類が育っています。冬菜の二の舞にならずに、タマネギが無事越冬してくれることを願うばかりです。