秋雨期が終わり、土が乾いてきました。
そんな中、ある一角の大豆だけが急速に登熟し枯れてきたため、原因が気になり、畝の状態を確かめてみることにしました。
大豆を刈り取って干場に移し、下草を削って脇によけつつ耕します。
やや乾き気味ではあるものの、大豆の細根が張り巡らされ、先日の畝よりは団粒化が進んでいる感じです。
ぎゅっと握って
開いても、土が崩れません。最低限の団粒化はできているようです。
保水力不足の原因を探るため、例によって畝間の土に立鎌を打ち込んでみると、ごそっと大きな土塊が剥がれてきました。
塊の表面には、細かい粘土粒子が隙間なく並んでいます。畝から流し出された粘土粒子が堆積したのでしょう。
断面を見ると、粘土粒子が積層している様子がよく分かりました。これほど目詰まりしていては、大豆も根を伸ばすのが困難です。
ひっくり返して裏面を見ると、粘土粒子が結合して大きな粒になっていました。夏場、粘土の上に水が溜まることで酸素の流入が遮断され、深部が還元雰囲気下にあったことが伺えます。このまま粘土の堆積が続けば完全な硬盤になってしまいそうです。
土壌学によれば、粘土粒子には、水分と養分の保持という重要な役割があるそうです。これほどの粘土分が畝の外に偏在していては、大豆が早く枯れるのも無理からぬことと言えます。現在取り組んでいる「畝間の土を畝に混ぜ込む」手法により、土壌がどのように変化していくか推移を見ていきたいと思います。
そんな中、ある一角の大豆だけが急速に登熟し枯れてきたため、原因が気になり、畝の状態を確かめてみることにしました。
大豆を刈り取って干場に移し、下草を削って脇によけつつ耕します。
やや乾き気味ではあるものの、大豆の細根が張り巡らされ、先日の畝よりは団粒化が進んでいる感じです。
ぎゅっと握って
開いても、土が崩れません。最低限の団粒化はできているようです。
保水力不足の原因を探るため、例によって畝間の土に立鎌を打ち込んでみると、ごそっと大きな土塊が剥がれてきました。
塊の表面には、細かい粘土粒子が隙間なく並んでいます。畝から流し出された粘土粒子が堆積したのでしょう。
断面を見ると、粘土粒子が積層している様子がよく分かりました。これほど目詰まりしていては、大豆も根を伸ばすのが困難です。
ひっくり返して裏面を見ると、粘土粒子が結合して大きな粒になっていました。夏場、粘土の上に水が溜まることで酸素の流入が遮断され、深部が還元雰囲気下にあったことが伺えます。このまま粘土の堆積が続けば完全な硬盤になってしまいそうです。
土壌学によれば、粘土粒子には、水分と養分の保持という重要な役割があるそうです。これほどの粘土分が畝の外に偏在していては、大豆が早く枯れるのも無理からぬことと言えます。現在取り組んでいる「畝間の土を畝に混ぜ込む」手法により、土壌がどのように変化していくか推移を見ていきたいと思います。