とやざき農園日誌

浅間山麓(長野県小諸市)で自然農法による農業を行っています
肥料や農薬を施さず自然の養分循環の中で野菜を育てています

基盤整備

2021年11月21日 | 日記
10月8日にブタクサを刈り倒した黒色土(黒ボク土)の区画を整備しました。


奥のススキ原は湧水帯に位置し、土壌水分が多過ぎて直ぐには着手できない為、ひとまずその手前まで畝を立てて周囲から徐々に土を乾かしていきます。


黒色土は、ミネラル(カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄など)がブタクサなどの大型植物に取り込まれているため、土壌はパサパサの砂質(弱酸性:pH6以下)です。




降水量の少ない冬期に高畝を形成しておくことで、乾土効果により地下水中のミネラルが表土に析出します。それと合わせて、植物に取り込まれたミネラルを放出させ、野菜栽培に適する暗色土(微酸性:pH6.5)に転換していきます。
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