とやざき農園日誌

浅間山麓(長野県小諸市)で自然農法による農業を行っています
肥料や農薬を施さず自然の養分循環の中で野菜を育てています

小麦播種

2013年10月11日 | 日記

本日の小諸は最低気温19℃、最高気温25℃。10月としては異様な暑さでした。明日から一転して秋本来の気温に戻り、夜には5℃近くまで下がりそうです。

9月末に冷え込んだ時もそうでしたが、急激に気温が下がると野菜の葉が傷んでしまうことがあり、ちょっと気がかりです。

さて、10月に入り、今年も小麦の播種を始めました。

我が家では長野県の地粉によく用いられる中力品種のシラネコムギを作っています。

20131011_kmg

6日に播いた最初の分が、昨日からちらほらと発芽し始め、今日見てみると2cm程の長さに伸びていました。

20131011_kmg2

小麦は極めて乾燥に強い作物で、土中に残る僅かな水分だけでも芽を出します。かれこれ3週間余り、ろくに降雨が無い条件下でしたが、無潅水でも難なく発芽してくれました。

標高約800mの当地は、厳寒期の2月にマイナス15℃辺りまで凍てつきます。人間には過酷な寒さですが、小麦は10数cm程の背丈で耐え忍び、他の冬草達と共に春の到来を待ちます。

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秋深まり

2013年10月09日 | 日記

10月も中旬に差し掛かり、畑の様子がだいぶ変わってきました。

落葉し、鞘が茶色に染まった枝豆(大豆)。完熟豆として収穫間近です。

20131009_edm

9月末の冷え込みから一転して暑さがぶり返したため甘味の乗りがまだまだですが、早出しの根菜類が仕上がってきました。

採り頃を迎えた小カブ

20131009_kkb

ちょっと土をどけると顔を出すニンジン

20131009_njn

日曜辺りから再び冷え込んでくるようで、いよいよ秋本番となりそうです。

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黒もちもろこし種取り

2013年10月01日 | 日記

秋分を過ぎ、秋晴れが続いています。

家のベランダに干しておいた「黒もちもろこし」がいい具合に乾きました。来年の種にするために、形の良いものを選抜してあります。

20131001_kmm1

今年は雨が降る時と降らない時の差が激しく、ひょっとすると10月も5月並の乾季になるかもしれません。

登熟した稲や豆を干すのには好条件ですが、大根、カブ、白菜、小松菜など、これから生育本番となる秋野菜にとっては適度に湿り気がないと大きくなれなかったり、硬くなったりしてしまいます。昨年も晴れ過ぎて野沢菜が硬くなってしまいましたが、今年はどうでしょうか。

典型的な内陸性気候である東信地域は雨も雪も少なく、一年の内、十分な降水が期待できるのが、梅雨期(6月10日頃~7月10日頃)と秋雨期(8月20日頃~9月20日頃)のわずか2ヶ月程です。この時期を逃さずに種を蒔き、初期生育まで完了させることが肝要。根を深々と張った野菜だけが、その後に来る厳しい乾季に耐え、丈夫に育つことができます。

当地に越して3年目。風土に適した農業が多少分かってきた気がします。

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