住民投票クラスの問題である。少なくとも宮古市議会は「白紙」決定をするべきだ。(1)3.11大震災で無傷で残った藤の川地区の景勝国道部分を、なぜに工事するのか? 工事のために工事するとしか思えない。臆病者たちの大義なきシロアリ工事だ。
(2)宮古市民に昔から親しまれてきた藤の川海水浴場。近年は宮古湾周辺で唯一名の通った海水浴場といってもよい。県による工事が始まったら周辺環境とともにここもなくなる。理屈にのるな、大きく大義を語れ、市民!
県が防潮堤整備案 宮古・藤の川の津波対策
(web 岩手日報 2014.12.17)
宮古市の藤の川地区の津波対策について県は16日夜、地元住民を対象にした説明会を開き、防潮堤(高さ10・4メートル)を整備する方針を示した。住民からは藤の川海水浴場付近の景観を守るため、並行する国道45号のかさ上げを求める声が強かったが、県はコストや交通への影響を理由に防潮堤案を選択。着工は来春を予定しているが、住民からは反対意見が噴出し、今後の合意形成が課題となった。
説明会は同市高浜2丁目の高浜コミュニティ消防センターで開かれ、高浜地区と磯鶏(そけい)地区の住民約30人が出席した。
説明会といって、なぜ高浜と磯鶏地区だけなのか? 宮古市民は自由に参加するべきだ。というより誘い合って大挙して出席するべきだ。主催者も地区問題でなく市民問題だと知るべきである。
防潮堤案は、藤の川海水浴場付近の約300メートル区間を国道の擁壁に沿うように整備。高さは現道から最大3・3メートル。景観対策としてアクリル板の窓とスロープを設置するため、概算工事費は当初から1億円増の約10億円となった。
だまされてはいけない。アクリルの窓がなぜ景観対策なのか?それほど防潮堤は景観を破壊(遮断)するという事だ。本末顛倒だ。窓が景観対策だと言ういい加減な盛岡的感覚にだまされてはいけない。そのようなことを言って(計画して)かえって盛岡の人を辱めているのです。どっかの議員のように「1億円増」とウソ泣きしている…
国道かさ上げは景観が守られるが、周辺にあるガソリンスタンドやホテルへの出入りが難しくなる。概算工事費は迂回(うかい)路の整備に約9億円を見込み、盛り土や土留め工事も含むため、総額は約24億円に膨らむ。
閉伊川水門問題でも総額が膨らむと何ら根拠のない為数字で宮古市民をこけにした前歴がある(事後増額で)、もうだまされてはいけない。ガソリンスタンドやホテルには悪いけど現状でがんばってもらいたい。君たちの出入り口まで国家は面倒見れないのです。現状が最善だからです。木一本、草一本傷つけない。砂一握り、岩一かけら動かさない。自然は現状やっとのおもいで、そこで持ちこたえているのですから…。人が出来る事はその覚悟だけです。どっちの工事がいいというのではなくどっちもダメなのです。覚悟を決めてもうだまされてはいけないのです。ちょっとずつだまされて昔の前浜が今の藤原海岸、磯鶏海岸になったのです。自然と工事は絶対矛盾と心得るべきです。
同地区の津波対策は2012年2月に地区復興まちづくりの会が▽砂浜の保全▽防潮堤整備・国道かさ上げの検討−を提言し、県が今年10月末に2案を示した。防潮堤の完成予定は17年3月。国道かさ上げの場合は1年程度遅れるという。
岩手日報記者も岩手県の理屈は書ききれない。へ理屈だからです。
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藤の川今昔
昔の写真
今の写真 (宮古旅手帳より)
磯鶏から藤の川へ(震災前写真集 吉田仁<宮古スナップ3>より)