そこに迫っている原子力爆発
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青森・六ケ所村
以下、北海道新聞、日本経済新聞の切り抜きを載せる。ほか朝日、毎日、読売、青森県、秋田県、岩手県のブロック地方紙などに掲載された。NHK、各民放でも放映されたがどのメディアも事態を軽視している。各社万遍なく取り上げたが扱いは原燃発表のままで、あるべきメディアとしては杜撰この上ないついで報道ばかり。共通して「環境への影響はない」として自分と国民を欺く一種の正常性のバイアスを強調報道している。
北海道新聞(2022.7.4)
日本経済新聞(2022.7.4)
<参考>
NHK 青森 NEWS WEB 青森放送局 トップ
再処理工場で高レベル放射性廃液の冷却設備 約8時間停止
青森県六ヶ所村にある使用済み核燃料の再処理工場で、高レベルの放射性廃液を冷却する設備が2日、およそ8時間にわたって機能を停止するトラブルがあったと、事業者の日本原燃が明らかにしました。
外部への影響はないということですが、青森県は、日本原燃に対し、原因の究明と再発防止を求めています。
六ヶ所村にある再処理工場では、以前、実施した試運転の際に出た、高レベルの放射性廃液を複数のタンクに入れて保管していて、このうちおよそ2600リットルの入ったタンクを冷却する設備が、2日午後3時半頃からおよそ8時間に渡って機能を停止するトラブルがあったと、日本原燃が3日、発表しました。
設備は2つの系統があり、1つは工事中で、もう1つの系統が使われていましたが、日本原燃によりますと、2日午後7時頃に、担当者が設備を流れる水の量が減っていることに気づき、点検したところ、水を循環させる配管の仕切り弁が何らかの原因で閉じられていたということです。
このトラブルで、通常は24度ほどに保たれている廃液の温度は、一時的に32度まで上昇したということです。
日本原燃によりますと、放射性物質が漏れ出るなど外部への影響はなかったということですが、なぜ仕切り弁が閉じられていたのか詳しい原因を調べています。
また青森県は、今回のトラブルを受け、再処理工場に職員を派遣するとともに、日本原燃に対して原因究明と再発防止の対策について詳しく報告するよう求めたということです。
今回の報道発表が3日朝になったことについて、日本原燃は、一連の事象で冷却設備の機能が停止していたと判断したのが3日午前2時26分で、その後、速やかに県に連絡し、準備が整ってから発表したと説明しています。
※一般の国民は信じられないだろうが、原燃の社長以下職員は自分たちの立ち位置に無関心か、立ち位置を知らない。「発表は事故が起こってからすればいい」という頭の構造をしている。少なくとも県に連絡すると同時に県民、国民にも何らかのアテンションをするべきだった。それほど重大な過失なのだ。原燃は国民への直接アテンションの方法を考え、示すべきだ。記者発表では遅すぎる。(プログ管理人)
以上
列島汚染爆発と紙一重(2)につづく