宮古on Web「宮古伝言板」後のコーケやんブログ

2011.6.1~。大津波、宮古市、鍬ヶ崎復興計画。陸中宮古への硬派のオマージュ。 藤田幸右(ふじたこうすけ) 管理人

列島汚染爆発と紙一重(1)

2022年07月06日 | 社会

そこに迫っている原子力爆発
(1)

 

青森・六ケ所村

 

 

専門家も評論家もみんなボケている。青森・六ヶ所村で起こった原燃の背任ミス(7/2)。専門家も評論家も、マスコミも、自治体も、国も、当の原燃(日本原燃株式会社)自体も、事態を軽視している。事態は一層深刻だ!
 
 
 
(長く「使用済み核燃料」問題に取り組んで、日本の専門家集団の最高峰に位置する岩手県の<三陸の海岩手の会>のこの冷却一時停止事故に関する見解を「そこに迫っている過酷事故(2)」として次回に紹介する)
 
選挙どころか戦争準備、異常気象どころの騒ぎではないのです。高レベル放射性廃液の冷却に失敗したら沸騰して最後、爆発して広島原子爆弾クラス100発分の放射能が撒き散らされます。日本の北側半分が放射能で確実に汚染されてしまうのです。日本全国が放射能の影響を受けます。六ヶ所村・青森県、岩手県、秋田県は死亡者を含め爆発の直接的被害を受けるでしょう。もちろん寿都町処分場も間に合いません。神恵内村も悪い夢を見ただけでした。取り返しのできない史上最悪の過酷事故となります。
 
 
かって茨城県東海村の再処理工場(日本原子力研究開発機構)において、廃液を運ぼうと、柄杓(ししゃく)でバケツに汲んで持ち出した事故があった。突然青い光を発して核燃料廃液が核反応、連鎖反応が始まり爆発、職員が放射線被爆、工場とその周辺が放射能で汚染された事件です。職員は死亡、その後再処理事業は中止された。廃液は残ったままだ。原燃六ヶ所村の廃液プールには、このように、紙一重の状況で250立方メートルの高レベル放射性廃液が保存されています。有事には青い閃光は長時間地域一帯を覆います。
 
──このブログ記事を大げさだ、間違っている、曖昧だ、という者に呪いあれ!

 

以下、北海道新聞、日本経済新聞の切り抜きを載せる。ほか朝日、毎日、読売、青森県、秋田県、岩手県のブロック地方紙などに掲載された。NHK、各民放でも放映されたがどのメディアも事態を軽視している。各社万遍なく取り上げたが扱いは原燃発表のままで、あるべきメディアとしては杜撰この上ないついで報道ばかり。共通して「環境への影響はない」として自分と国民を欺く一種の正常性のバイアスを強調報道している。

 

 

北海道新聞(2022.7.4)

 

日本経済新聞(2022.7.4)

 

 

参考

NHK 青森 NEWS WEB           青森放送局 トップ

再処理工場で高レベル放射性廃液の冷却設備 約8時間停止

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青森県六ヶ所村にある使用済み核燃料の再処理工場で、高レベルの放射性廃液を冷却する設備が2日、およそ8時間にわたって機能を停止するトラブルがあったと、事業者の日本原燃が明らかにしました。
外部への影響はないということですが、青森県は、日本原燃に対し、原因の究明と再発防止を求めています。

六ヶ所村にある再処理工場では、以前、実施した試運転の際に出た、高レベルの放射性廃液を複数のタンクに入れて保管していて、このうちおよそ2600リットルの入ったタンクを冷却する設備が、2日午後3時半頃からおよそ8時間に渡って機能を停止するトラブルがあったと、日本原燃が3日、発表しました。

設備は2つの系統があり、1つは工事中で、もう1つの系統が使われていましたが、日本原燃によりますと、2日午後7時頃に、担当者が設備を流れる水の量が減っていることに気づき、点検したところ、水を循環させる配管の仕切り弁が何らかの原因で閉じられていたということです。

このトラブルで、通常は24度ほどに保たれている廃液の温度は、一時的に32度まで上昇したということです。

日本原燃によりますと、放射性物質が漏れ出るなど外部への影響はなかったということですが、なぜ仕切り弁が閉じられていたのか詳しい原因を調べています。

また青森県は、今回のトラブルを受け、再処理工場に職員を派遣するとともに、日本原燃に対して原因究明と再発防止の対策について詳しく報告するよう求めたということです。

今回の報道発表が3日朝になったことについて、日本原燃は、一連の事象で冷却設備の機能が停止していたと判断したのが3日午前2時26分で、その後、速やかに県に連絡し、準備が整ってから発表したと説明しています。

 

※一般の国民は信じられないだろうが、原燃の社長以下職員は自分たちの立ち位置に無関心か、立ち位置を知らない。「発表は事故が起こってからすればいい」という頭の構造をしている。少なくとも県に連絡すると同時に県民、国民にも何らかのアテンションをするべきだった。それほど重大な過失なのだ。原燃は国民への直接アテンションの方法を考え、示すべきだ。記者発表では遅すぎる。(プログ管理人)

以上

 

 

列島汚染爆発と紙一重(2)につづく

 

 

 

 

 

 

 

 

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