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2011.6.1~。大津波、宮古市、鍬ヶ崎復興計画。陸中宮古への硬派のオマージュ。 藤田幸右(ふじたこうすけ) 管理人

Irrecoverable Carbon とは?

2022年10月12日 | 環境保全問題

(CO2吸収率の高い森林緑地帯のマップです)
Irrecoverable Carbon

 [CI ; CONSERVATION INTERNATIONAL]
 
 
石狩市「石狩湾岸の風力発電を考える市民の会」メーリングリストより(2022.10.10)
 
 
 
 
 
緑の森林地帯、多様な生態系が自他の命を育む。
 
irrecoverable carbonということで、意味することが直訳ではよくわかりませんが前後のページの文脈から森林の炭素保有率マップ=CO2吸収率マップ、だと思います。if lost という言葉も注釈にありますから「この森林が失われたら炭素=CO2 はリカバリーできない」マップという言い方ではないかと思います(言い方が慣れないだけで意味するところはわかりやすいと思います)。衛星写真からの俯瞰調査を柱にしたであろう大くくりなマップで細部まではわかりません。いろいろな数値の単位、二酸化炭素⇄炭素還元率、などもまだよくわかりませんが、地球の環境保全が微妙な生態系、わずかばかりの森林自然に依存している事がつくづくわかります。金儲けのために木を切るなど許されないことです。
 
 
 
 
 
 
エネルギー問題を無機的計算問題と捉えると方向を見失う。CO2こそすぐれて有機的だ。
 
 
北海道には125トン(t)/ヘクタール(ha)クラスのカーボン=炭素を含んだ森林がしっかり存在しているようです(添付地図)。森林は光合成によって揺るぎなく大気中の二酸化炭素(CO2)を取り込み酸素(O2)を放出して生きたカーボン(C)を蓄えています。北海道の森林や原生林、湿地等のユニークな分布は、地球上ではアマゾンなどの赤道直下の広大な熱帯雨林地帯、極北のタイガなどの森林地帯などに匹敵して頑張っているエリアとして身近に伝わってきます。これも大くくりですが、石狩の厚田付近を起点に当別から暑寒別岳に向かって、そして石狩川に沿って北上、沼田、深川、旭川に向かう濃い赤色が印象的です。宗谷稚内から南下して、名寄付近、旭川から大雪山系、日高山系に広がる森林地帯はまだ手つかずの原始林でしょうか? 大規模な光合成、森の蘇生/輪廻、CO2呼吸を繰り返す大地の濃密度な森林力がしのばれます。宗谷、上川のほか、空知、石狩、後志の思わぬ広がりは考えさせられました。このマップを一瞥しただけでも北海道の急激な一次的開拓はもう昔に終わっているのが分かります。いや終わらせなければなりません。エネルギーをかたるフロンティア開拓など許されることではありません。今こそ、残されたirrecoverable carbon 地帯の一層の意味の深堀りと環境保全の広がりに力を傾倒するべきでしょう。
 
南アジアのマングローブやアマゾンの熱帯雨林の後退を他人事(ひとごと)に言ってはいられないのです。軽薄なSDGsの宣伝などやめるべきです。再生可能エネルギーは一義的には犯罪的です。
 
Yさんが引用して書いたことを復唱しました。このCIという組織、このサイト、各種レイヤーなど引き続き探索していくべきだと思います。藤田幸右
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

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