鳥獣人物戯画の甲巻の続きです。12世紀にこれだけのウイットに富んだ作品があったということには驚かされる。イソップ童話か?
陶板画では、徳島の大塚美術館が有名であるが、ここも全く同じ製法で作られている。発案企画は堺屋太一氏と言う。
蛙と兎が相撲を取っている。右端では蛙は兎の耳を噛んで反則技である。そして、兎が転んで、蛙たちの活き活きした動きは凄い。
蛙が猿に投げ飛ばされて、おそらく蛙は命を落としたように見える。ちょっとやり過ぎと兎や蛙に追いかけられる猿である。この絵には狐・猫・犬・鼠・蛙が見られる。
左端では蛙が蓮の葉を頭に乗せて踊っているのは画面では切れているが、その左には踊りを見て笑っている兎・狐・鳥・猫・猿がいる。
芭蕉の葉で向背(こうはい)を背負った蛙大明神が、蓮の葉の座布団に座り、その目前で、袈裟を来た猿の和尚が口から煙を吐いてお経を上げている。
和尚の後ろでは、経机の上の、お経の巻物を整理している狐、烏帽子を被った兎、菅笠をつけた狐がいる。
正面の奥のほうでは猫が数珠を持っているのが判るでしょうか。
お勤めが終った猿の和尚に接待をしている。果物や野菜が並び、瓜のようなものも運んでいる。左手の烏帽子を被った兎が膝の上に広げているのは、虎の毛皮だろうか。
右端の木の枝にフクロウかミミズクがとまっている。
猿の和尚は鹿に乗って帰る。荷物は猪に乗せて帰るのだろうか。
どの絵にも草花や樹木が克明に描かれている。
陶板画では、徳島の大塚美術館が有名であるが、ここも全く同じ製法で作られている。発案企画は堺屋太一氏と言う。
蛙と兎が相撲を取っている。右端では蛙は兎の耳を噛んで反則技である。そして、兎が転んで、蛙たちの活き活きした動きは凄い。
蛙が猿に投げ飛ばされて、おそらく蛙は命を落としたように見える。ちょっとやり過ぎと兎や蛙に追いかけられる猿である。この絵には狐・猫・犬・鼠・蛙が見られる。
左端では蛙が蓮の葉を頭に乗せて踊っているのは画面では切れているが、その左には踊りを見て笑っている兎・狐・鳥・猫・猿がいる。
芭蕉の葉で向背(こうはい)を背負った蛙大明神が、蓮の葉の座布団に座り、その目前で、袈裟を来た猿の和尚が口から煙を吐いてお経を上げている。
和尚の後ろでは、経机の上の、お経の巻物を整理している狐、烏帽子を被った兎、菅笠をつけた狐がいる。
正面の奥のほうでは猫が数珠を持っているのが判るでしょうか。
お勤めが終った猿の和尚に接待をしている。果物や野菜が並び、瓜のようなものも運んでいる。左手の烏帽子を被った兎が膝の上に広げているのは、虎の毛皮だろうか。
右端の木の枝にフクロウかミミズクがとまっている。
猿の和尚は鹿に乗って帰る。荷物は猪に乗せて帰るのだろうか。
どの絵にも草花や樹木が克明に描かれている。
どの動物も同じ大きさに描かれているところが、さもありなんと感心するところです。
機械的な感触が出てしまって、人間的な風味が必要ですね。
兎・狐・犬・猫・猿など獣の中に蛙が交ざる。蛙が二本足で歩くのも新発想ですね。
見れば見るほど愉しい思いをさせてくれる鳥羽僧正でした。