昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

東大寺二月堂(お水取り2)

2011-03-15 | 歴史・文化遺産
初めの2葉は、以前(2007.2/2)にアップした二月堂です。
左:本堂で、松明が走る回廊が見える。 
右:手前が閼伽井屋(あかいや)で若狭(わかさ)井という名の井戸があり、その水をお香水(こうずい)として神に供える。





閼伽井屋の裏に、松明に使う竹が並びます。それぞれ寄進した人の名前を書いて供養します。





 閼伽井屋の周囲を、葉守とも言われる柏(かしわ)の葉で取り巻き、中の神聖な井戸を守ります。
屋根の赤い丸印の中を見てください。ここの瓦は鳥の姿です。



 拡大しますと、この鳥は鵜です。ここの井戸は若狭井とも言われ、沸いてくる水は若狭(福井県)の国から地下を通って、奈良にやって来ると言われています。
 若狭の遠敷(おにゅうう)川から水が流れ込む時に、鵜が水と共に奈良まで流れてきたそうです。
 若狭の神宮寺(お水送りの寺)の井戸から、遠敷川の「鵜の瀬」にお香水を流す時、鵜もやってきたそうです。
 そして、ここの屋根に止まっていると言います。10日で奈良まで流れて来るというから面白いですね。ロマンがありますね。






さて、二月堂の2月12日は、竹矢来がめぐらしてあります。この斜面の石段を、お香水が登っていきます。





二月堂の回廊から見ると、現在14:30ですが、まだ人はまばらですね。午前3時ごろのお水取りの時に、雅楽を奏するステージが作ってある。




講の人たちが、一夜の休息を取る座敷が並ぶ長屋です。







14時から時が経って、夕陽が美しくなった。西方、生駒山上に沈む夕陽です。







陽がとっぷりと暮れた境内は、ライトが当たって、暗夜に浮かび上がります。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます (アガリ)
2011-03-15 05:20:58
瓦の上に鵜が乗ってるんですか
初めて見ました
それから生駒山に沈む夕陽綺麗ですね
ところで さだまさしさんの曲に「修二会」というのがあります
機会があったら聴いてみて下さい
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アガリさんおはよー  (tetu)
2011-03-15 10:39:44
 彼は東大寺の行事で、大仏殿の前で歌っています。そのときの音楽だろうと思います。CDを探して見ます。
 東北の地震は、気が滅入ってしまいそうです。「こんな事をしていていいのだろうか」などと、自然の猛威を感じます。人が奢っていたかも知れませんね。
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お水取り (Yuki)
2011-03-15 21:20:46
ずっと以前に、若狭の神宮寺で、お水送りのお話を聞きました。
鵜も一緒に来たのですね。水しぶきまであって、、、二月堂を訪れた時には、気付きませんでした。。

お水取りって、午前2時、3時なのですか。一晩中、、、という行事なのですね。
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Yukiさんへ (tetu)
2011-03-15 23:01:29
お水取りを見ようと、早い人は朝から場所取りをするとか言っていました。
 お水送りがあった後、確か3:00頃から、だったんが始まります。延々と1時間くらいかかります。体力勝負ですね。
 これが千数百年続いていたのかと思うと、感動でしたよ。
 火は神聖な神ですね。 
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