季節の野菜と山菜がたっぷりの天せいろ うぶすな

　日曜日のお昼に夫と 2人で行きました。公式サイトによれば土日祝日は混雑するので予約してくださいとのことなので、12時半に席だけ予約。なるほど食べログ見てなかったら訪れることはないであろうという住宅地の中にひっそりとあるお店です。駐車場がよくわからず違う場所にとめてしまったらお店の方が外にでてきてあそこにとめて下さいと指示をしてくれました。

　1階は満席で、2階のお座敷にとおされました。8畳間に座卓が3卓。私達以外は要予約の季節のそば懐石を召し上がっているようでした。1階にはBGMが流れていますが、2階には何もないのでお隣のご婦人方の「やっぱりご飯がないともの足りないよねー」なんていう話し声がつつぬけなのがちょっと気になります。
　
　いつものとおり夫は鴨せいろ1,680、私は天せいろ1,680、ついでに三色もり1,050まで注文してしまいました。「鴨の火のとおし具合はいかがいたしますか」と聞かれて、今までそんな細かな注文をしたことがなかったので「普通で」お願いしました。うーむ、期待が高まります。天ぷらは時間がかかるということも言われましたが、そばを揚げたのをぽりぽりといただきながら待つことにしました。

　蕎麦猪口、薬味、そばつゆはすぐに運ばれてきましたが、天ぷらがきたのは注文してから45分後。つゆはほどよく冷えているし、葱はとても丁寧に刻んであるので、お蕎麦と一緒にだしてくれてもよかったように思います。
　でも！天ぷらは待った甲斐がありました！こごみ、行者にんにく、独活、筍、ピーマン、さつま芋、南瓜、谷中生姜、大葉、舞茸、海老など盛りだくさん！塩と温かい天つゆがそえられ、からっと揚がっていて美味しくいただいたのですが、とても1人で食べられる量ではなく、夫に半分たすけてもらいました。「半」天ぷらでも十分な気がします。
　三色の、ゆずは極細で白くほのかなゆずの香りがします。田舎は太く、せいろは細めでどれも非常にコシが強いです。
　鴨せいろの鴨は「普通」の火のとおし方でお願いしましたが、かなりレアに近い感じでした。私にはお肉のくさみが感じられて、おつゆが堪能できませんでした。

　店主は和食の料理人だった方ということなので、季節の懐石コースをいただくほうがよかったのかもしれません。ゆっくりお酒もいただきたいし、甘味の自家製黒蜜寒天と蕎麦湯でたてた抹茶も気になるし。もう少し便利な場所にあれば気軽に行けるのですが。　

★★★☆



店名■うぶすな
住所■千葉県千葉市花見川区さつきが丘2-29-13
電話■043-258-6715
営業時間■11:30～15:00 17:00～21:00