町のおそばやさんの正しい姿 房州屋 新町店

　お天気のよいゴールデンウィーク！とはいっても、家族はみんな出かけてしまい、1人なので散歩がてら市立図書館まで行き、お昼をこちらでとることにしました。
　旧佐倉町のメインストリート新町商店街もシャッターや空き地が目立ってだいぶ寂しくなりましたが、「昭和7年創業以来、自慢のそばを作り続けて3代目」というこちらはあたくしがコドモの頃からかわらぬ、町のおそばやさんのあるべき姿を保っているお店です。
　店内はテーブル席と小上がりがあり、メニューはどれもお手ごろ価格。そば・うどん・丼物・定食・セットメニューに中華そばまであるところが泣かせます。季節品の冷麦や冷やし中華もあります。
　三世代(?)でお店を切り盛りしているらしく、かなり年配の店主夫妻(とおぼしき2人)が厨房に立ち、若主人(と思われる男性)は出前に行っているようです。

　店内は働くおじさん達や家族連れ、観光客風のご夫婦など先客が3組。佐倉市観光協会発行の散策マップによれば、天ざる940や三味そば1,300がおすすめのようですが、とろろそば730を注文しました。
　麻賀多神社そばの房州屋本店のとろろそばは舟形の器にはいってますが、こちらは普通のせいろです。とろろには、ウズラの卵と青海苔。佐倉特産の大和芋ではないのでさらっとしておそばにはからみやすいですが、青海苔がちょっと邪魔な感じですね。おそばは太めでコシはあるけどカドはたってません。量はたっぷりあります。おつゆはあまめ。
　
　房州屋本店は歴史を感じる建物で観光客も多く待ち時間も長いですが、こちらの新町店は地元密着の気軽なおそばやさん。いつまでもこのままがんばってほしいなー。

★★★


　
店名■房州屋 新町店 （ぼうしゅうや）
住所■千葉県佐倉市新町202
電話■043-484-0325
営業時間■10:00～19:00