白杖のトライリンガル

難聴だけじゃない?網膜色素変性症を併せ持つアッシャー症候群の息子達の日常を母の目からつづります。

がんばれ日本語

2006-10-23 15:27:00 | 子供
今回の最大の目標はマー君が日本語をしゃべれるようになること。
従姉妹たちと一緒に生活すれば、必要に迫られて日本語を覚えるようになるだろうというのが私の狙い。
特に6歳のちえちゃんは、それはそれはおませさんでよくしゃべる。
「マー君に日本語教えてね」っと念を押す。

しかし、マー君は日本語の必要性を感じてない様子。
英語しか使わない。
それでも不思議と通じ合っているように見えるのは気のせい?

マー君が顔を合わせるたびに
How are you?
と言うのを真似て、ちえちゃんも2歳のれみちゃんまでもがHow are you?と言うようになってしまった。
おいおいだめじゃん英語を覚えちゃ、日本語を教えてくれなきゃ。

マー君の日本語獲得はまだまだ道のりが長いようです。




靴を脱ぎなさい!

2006-10-23 15:08:28 | その他
日本に来て早3日が過ぎた。
久しぶりなのだけど、少しも『懐かしい』という気分にはならないのが不思議。
なんと言うか、ちょっとアメリカに旅行に行ってて帰ってきたような感覚。
やっぱりこっちのほうが私の国だ。

しかしマー君はというと、そうはいかないようだ。
彼にとってははじめての日本、きっと外国なのだ。

我が家のルールはほとんど日本風なのだけど、色々なところに穴があることに気づく。
マー君は平然と土足で家に上がってしまう。
もちろん周りは激しい口調で「こら!靴を脱ぎなさい!」っと怒鳴る。
アメリカの我が家でも家の中では靴を脱ぐことになっているものの、日本のような靴を脱ぐスペースのある玄関ではない。
だから外から帰ってきたらとりあえず靴のまま中に入って、ドアからそう遠くない辺りで脱ぐといった感じ。
すなわち、「ここで脱ぐっ」というはっきりとした境界線はない。
それに慣れているマー君は、靴のまま入ってしまう。

家だけではない、児童センターに言ったときも昇降口で靴を脱がずんにそのまま入ってしかられた。
七五三用の着物を受け取るために行った呉服屋さんでは、一段高くなった畳に間に靴のまま上がってしかられた。
「畳に靴で上がるなんて!」っとお店の人はあきれたご様子。
そういわれても、マー君は畳を見るのも初めて、玄関が無いところでも畳に上がるときは靴を脱ぐという常識は知らない。
アメリカでは靴を脱ぐのは我が家のルールであって、外で脱ぐことはないのだから。

もちろん白い目は親に注がれる。
どんなに目を離さないように注意していても、あっという間に動いちゃうのが子供というもの、わざと大げさにマー君をしかって見せて、とにかく平謝りに謝る。
楽ではない。

早く覚えてくれマー君。