ご報告
無事、私の同僚昭君(台湾人27歳)と大学時代からの親友きーちゃんを会わせることができました。
約3時間半、いやぁ、なかなか面白かった。
待ち合わせは5:40、私たちは仕事を早めに切り上げて出ることに。
心の準備のためと思って、2年前日本に行ったときの写真を見せる。
「これが私の女子寮時代の親友たち。きーちゃんはこの子ね。いつも私を含めたこの5人でつるんでたのよ。」
「へぇ、じゃぁみんな30代?」
「うん、でも、私以外みんな独身。」
「それって。。。」っと言いながら紙に何かを書き出した。
「こう言うんじゃないの?」見るとそこには
『負犬』と書いてあるじゃぁありませんか!!!
「こら!そんな言葉なんで知ってんのよ!そんなこと言ったらだめだからね!!!」
恐ろしや台湾人。
何でも知っている。。。
さて5:40分になって二人で待ち合わせのロビーに降りたものの、きーちゃんはまだ来てない様子。
「ねぇ、何語で話したらいいの?」っと昭君。
「昨日電話で話したんだけど、中国語が久しぶりに聞きたいって言ってたよ。」
「中国に1年住んでたんでしょ?」
「うん、でも10年も前の話だから、どれくらい覚えているか知らないけど、本人が聞きたいって言ってんだから、中国語で話してあげたら?」
そこへきーちゃん登場。
とりあえず簡単な挨拶を交わし、サンフランシスコの町に歩き出す。
優しい昭君、すこしかがむようにキーちゃんを覗き込んで言う。(昭君は178cmアジア人にしては背が高いほう。一方きーちゃんは155cmといったところ。)
昭:「妳晩餐想要吃什麼?」(夕飯何が食べたい?)
昭君しゃべるのちょっと早すぎ。
きーちゃん:「え?」
準備ができてなかったきーちゃん。
すかさず私が仲に入る。
私:"Hey, you need to speak slowly and clearly. "(ほらちょっと、もっとゆっくりはっきりしゃべらなきゃだめじゃない。)
昭:"Oh, sorry soryy."(あぁ、ごめんごめん)
また覗き込むようにキーちゃんに言う。
昭:「 晩餐想要吃什麼?」
きー:「え、え~~?わかんない、何て言ったの?請再説一遍?(もう一度言ってください。)」
再度トライ
昭:「妳・晩・餐・想・要・吃・什麼?」
きー:「あ、は、はい。」
あ~だめだ、きーちゃん完全に緊張している。
私が訳す。
私:「何食べたいか聞いてるのよ。」
きー:「え~、良ちゃんに中国語まで訳されるなんてなさけなぁ~い。」
結局行き先はチャイナタウンに決定。
やっぱり中国人と一緒のときはチャイナタウンでしょう。
昭君に連れられてレストランに入る。もちろん中華料理、本物の中華料理。
オーダーは昭君にお任せ。
中華料理のお店では、中国語ができる人しか頼めないメニューがいっぱいあるのよね。
歩いてここまで来る間に、すこし緊張がほぐれたのか、きーちゃん進んで昭君に話しかける。
きー:「你為什麼来美国?」(なぜアメリカにきたのですか?)
ちゃんと通じたご様子で、昭君が答える。
昭:「ニエン シュー」
は?ニエン? そこで私ときーちゃんが想像したのは「年」
通じてないと察した昭君はもっとゆっくり繰り返す。
「ニエン シュー」
やっぱりクエスチョンマークが飛んでいる私たち。
通じてないと気づいた昭君、すかさず英語で言う。
"study"
ここでやっと分かった私たち。
「あぁ~、ニエンは『念』なのねぇ。ニエンシューは「念書」。私てっきり1year 2 years の年かと思った。」
きーちゃんも
「私もそう思った。」
昭:“What? Did you both misunderstood in the same way?” (何?君たちどっちも同じように勘違いしてたの?)
めげずに頑張って会話を続けようとするきーちゃん。
きー:「你的主修是什麼?」(専攻はなんだったんですか?)
昭君、にやっと笑って一言
昭:“What do you think?”(何だと思う?)
ん~、きーちゃんナイストライ、でも会計士に向かってその質問は愚問というもの。
きー:「あ、そっか。会計に決まっているよね。なはは」
何度聞き返されても、いやな顔ひとつせずに何度も言ってあげる昭君。
英語と中国語を混ぜながら必死でしゃべるきーちゃんに、これまた必死で耳を傾けて理解してあげようと努力する昭君。あ~、君は本当にええやっちゃ。
私はきーちゃんに「訳して」と頼まれるまでは、黙って見守ることに。
片言でがんばっているきーちゃんにエールを送る。
「加油、加油 (がんばって)」
まぁ、こんな感じで始まったものの、どんどん場がなごんで、きーちゃんも台湾訛にすこし慣れてきて、少しずつスムーズに会話が運ぶようになっていきました。
昭:「中文講得很好!」(きみの中国語すっごくうまいよ。)
きー:「我去中国遊学了十年以前」(でも中国に遊学したのは10年以上も前よ。)
昭:「什麼?十年前的事了?真令人吃驚!妳的記性真好!是日本女性記憶力特別好嗎?」(え?10年も前なの?それは驚きだなぁ。君の記憶力はすごくいいね。日本人の女性は特別記憶力がいいの?)
きー:「不是,所有的女人記憶力都很好的。」(ちがうよ、女はみんな記憶力がいいの。)
昭:「我絶対不能得罪女人.....」(女には絶対悪いことはできないなぁ。)
この会話を聞いていた私も、なんとか聞き取ることができました。。。
昭:「妳在日本的家在哪裡?」(日本のお住まいはどこですか?)
きーちゃん:「スーグオ(四国)」
四国なんて絶対分からないだろうと想定していた私たち。
昭:oh, it’s famous for noodle, right? U・do・n? (あ、ヌードルで有名だよねぇ。う・ど・ん?)
わ~すごいすごい。四国がうどんで有名なこと知ってるんだぁ。
昭:and dogs!
と言いながら手で前掛けみたいなジェスチャーをする昭君。
一瞬考えて、
私:「あ、土佐犬!Right! Wow, you know a lot! Great!」(そうよ、すごいじゃん、きみよく知ってるね。)
昭:Sorry, I don’t know anything other than that.(ごめんでもそれだけしか知らないんだよ)
私:yeah, because those are the only things they have”(うん、だってそれだけしかないもん。)
一同爆笑
私ときーちゃんは日本語でしゃべって、私と昭君は英語で話して、昭君ときーちゃんは中国語で話して、お互い聞こえてきた知っている単語から、想像に想像を膨らませて会話をする。
私は中国語を勉強しているし、きーちゃんだって英語はそれなりに勉強したわけで、それで会話がどうにか成り立つのはわかるけど、なぜか日本語を勉強したことのない昭君も、私たちが日本語で話していると会話に入ってくる。まるですべて理解しているように完璧なタイミングでその話題についてコメントを言うからぎょっとする。
いやぁ、3ヶ国語を交えての会話は、エネルギーをかなり費やすけど楽しかった。
っで?2人を無事くっつけることができたかどうかというと???
それは本人次第でしょう。
Eメールアドレスを教えて、今後も連絡を取り合うように何度も念をおしておいたけど、私ができるのはここまで。
二人ともお互いに対して悪い印象は持ってないと思うんだけどなぁ。
ただ2人がこっそり私に言った気になる一言。
きー:「ねぇ、昭君って良ちゃんの舎弟?」
昭:「君はかなりのボスざるだったみたいだね。きーちゃんとのやり取りを見ていたら分かるよ。」
ん?なにぃ?ちょっときみたち誤解してるよ。
私はそんなんじゃないわよ~~~。
無事、私の同僚昭君(台湾人27歳)と大学時代からの親友きーちゃんを会わせることができました。
約3時間半、いやぁ、なかなか面白かった。
待ち合わせは5:40、私たちは仕事を早めに切り上げて出ることに。
心の準備のためと思って、2年前日本に行ったときの写真を見せる。
「これが私の女子寮時代の親友たち。きーちゃんはこの子ね。いつも私を含めたこの5人でつるんでたのよ。」
「へぇ、じゃぁみんな30代?」
「うん、でも、私以外みんな独身。」
「それって。。。」っと言いながら紙に何かを書き出した。
「こう言うんじゃないの?」見るとそこには
『負犬』と書いてあるじゃぁありませんか!!!

「こら!そんな言葉なんで知ってんのよ!そんなこと言ったらだめだからね!!!」
恐ろしや台湾人。
何でも知っている。。。

さて5:40分になって二人で待ち合わせのロビーに降りたものの、きーちゃんはまだ来てない様子。
「ねぇ、何語で話したらいいの?」っと昭君。
「昨日電話で話したんだけど、中国語が久しぶりに聞きたいって言ってたよ。」
「中国に1年住んでたんでしょ?」
「うん、でも10年も前の話だから、どれくらい覚えているか知らないけど、本人が聞きたいって言ってんだから、中国語で話してあげたら?」
そこへきーちゃん登場。
とりあえず簡単な挨拶を交わし、サンフランシスコの町に歩き出す。
優しい昭君、すこしかがむようにキーちゃんを覗き込んで言う。(昭君は178cmアジア人にしては背が高いほう。一方きーちゃんは155cmといったところ。)
昭:「妳晩餐想要吃什麼?」(夕飯何が食べたい?)
昭君しゃべるのちょっと早すぎ。
きーちゃん:「え?」
準備ができてなかったきーちゃん。
すかさず私が仲に入る。
私:"Hey, you need to speak slowly and clearly. "(ほらちょっと、もっとゆっくりはっきりしゃべらなきゃだめじゃない。)
昭:"Oh, sorry soryy."(あぁ、ごめんごめん)
また覗き込むようにキーちゃんに言う。
昭:「 晩餐想要吃什麼?」
きー:「え、え~~?わかんない、何て言ったの?請再説一遍?(もう一度言ってください。)」
再度トライ
昭:「妳・晩・餐・想・要・吃・什麼?」
きー:「あ、は、はい。」
あ~だめだ、きーちゃん完全に緊張している。
私が訳す。
私:「何食べたいか聞いてるのよ。」
きー:「え~、良ちゃんに中国語まで訳されるなんてなさけなぁ~い。」
結局行き先はチャイナタウンに決定。
やっぱり中国人と一緒のときはチャイナタウンでしょう。
昭君に連れられてレストランに入る。もちろん中華料理、本物の中華料理。
オーダーは昭君にお任せ。
中華料理のお店では、中国語ができる人しか頼めないメニューがいっぱいあるのよね。
歩いてここまで来る間に、すこし緊張がほぐれたのか、きーちゃん進んで昭君に話しかける。
きー:「你為什麼来美国?」(なぜアメリカにきたのですか?)
ちゃんと通じたご様子で、昭君が答える。
昭:「ニエン シュー」
は?ニエン? そこで私ときーちゃんが想像したのは「年」
通じてないと察した昭君はもっとゆっくり繰り返す。
「ニエン シュー」
やっぱりクエスチョンマークが飛んでいる私たち。
通じてないと気づいた昭君、すかさず英語で言う。
"study"
ここでやっと分かった私たち。
「あぁ~、ニエンは『念』なのねぇ。ニエンシューは「念書」。私てっきり1year 2 years の年かと思った。」
きーちゃんも
「私もそう思った。」
昭:“What? Did you both misunderstood in the same way?” (何?君たちどっちも同じように勘違いしてたの?)
めげずに頑張って会話を続けようとするきーちゃん。
きー:「你的主修是什麼?」(専攻はなんだったんですか?)
昭君、にやっと笑って一言
昭:“What do you think?”(何だと思う?)
ん~、きーちゃんナイストライ、でも会計士に向かってその質問は愚問というもの。
きー:「あ、そっか。会計に決まっているよね。なはは」
何度聞き返されても、いやな顔ひとつせずに何度も言ってあげる昭君。
英語と中国語を混ぜながら必死でしゃべるきーちゃんに、これまた必死で耳を傾けて理解してあげようと努力する昭君。あ~、君は本当にええやっちゃ。
私はきーちゃんに「訳して」と頼まれるまでは、黙って見守ることに。
片言でがんばっているきーちゃんにエールを送る。
「加油、加油 (がんばって)」

まぁ、こんな感じで始まったものの、どんどん場がなごんで、きーちゃんも台湾訛にすこし慣れてきて、少しずつスムーズに会話が運ぶようになっていきました。
昭:「中文講得很好!」(きみの中国語すっごくうまいよ。)
きー:「我去中国遊学了十年以前」(でも中国に遊学したのは10年以上も前よ。)
昭:「什麼?十年前的事了?真令人吃驚!妳的記性真好!是日本女性記憶力特別好嗎?」(え?10年も前なの?それは驚きだなぁ。君の記憶力はすごくいいね。日本人の女性は特別記憶力がいいの?)
きー:「不是,所有的女人記憶力都很好的。」(ちがうよ、女はみんな記憶力がいいの。)
昭:「我絶対不能得罪女人.....」(女には絶対悪いことはできないなぁ。)
この会話を聞いていた私も、なんとか聞き取ることができました。。。
昭:「妳在日本的家在哪裡?」(日本のお住まいはどこですか?)
きーちゃん:「スーグオ(四国)」
四国なんて絶対分からないだろうと想定していた私たち。
昭:oh, it’s famous for noodle, right? U・do・n? (あ、ヌードルで有名だよねぇ。う・ど・ん?)
わ~すごいすごい。四国がうどんで有名なこと知ってるんだぁ。
昭:and dogs!
と言いながら手で前掛けみたいなジェスチャーをする昭君。
一瞬考えて、
私:「あ、土佐犬!Right! Wow, you know a lot! Great!」(そうよ、すごいじゃん、きみよく知ってるね。)
昭:Sorry, I don’t know anything other than that.(ごめんでもそれだけしか知らないんだよ)
私:yeah, because those are the only things they have”(うん、だってそれだけしかないもん。)
一同爆笑
私ときーちゃんは日本語でしゃべって、私と昭君は英語で話して、昭君ときーちゃんは中国語で話して、お互い聞こえてきた知っている単語から、想像に想像を膨らませて会話をする。
私は中国語を勉強しているし、きーちゃんだって英語はそれなりに勉強したわけで、それで会話がどうにか成り立つのはわかるけど、なぜか日本語を勉強したことのない昭君も、私たちが日本語で話していると会話に入ってくる。まるですべて理解しているように完璧なタイミングでその話題についてコメントを言うからぎょっとする。
いやぁ、3ヶ国語を交えての会話は、エネルギーをかなり費やすけど楽しかった。
っで?2人を無事くっつけることができたかどうかというと???
それは本人次第でしょう。

Eメールアドレスを教えて、今後も連絡を取り合うように何度も念をおしておいたけど、私ができるのはここまで。
二人ともお互いに対して悪い印象は持ってないと思うんだけどなぁ。
ただ2人がこっそり私に言った気になる一言。
きー:「ねぇ、昭君って良ちゃんの舎弟?」
昭:「君はかなりのボスざるだったみたいだね。きーちゃんとのやり取りを見ていたら分かるよ。」
ん?なにぃ?ちょっときみたち誤解してるよ。
私はそんなんじゃないわよ~~~。
