新宿の都庁までの地下道で、じゃがりこの箱をブックファーストの脇に捨てる娘がいたんで、こらーっと叱ってやった。西新宿をこれ以上汚すんじゃねえと。でも、よく考えたら、気持ちはわからないでもない。ごみなのに、家に持って帰るわけにはいかないし、新宿駅にもないし、どこまでもごみ箱はない。
しかし、いつからごみ箱があちこちから消えたんだろう。たぶん、オウム真理教が騒動を起こしたころからだと思うのだが、本当に不便である。家で捨てようと、街角のごみ箱や、駅のホームのごみ箱で捨てようと、行きつく先は同じなのだ。わざわざ、家までごみを持って帰るのは合理的ではない。
解決策としては、ごみになるものを買わないということがある。じゃがりこを買っても歩きながら食べるからごみになるのであって、オフィスや家庭で食う分にはごみにならない。コンビニにはごみ箱があるから、コンビニで買ってすぐ食べてしまえばよい。しかしこんな方法は現実的ではない。歩きながら、じゃがりこを食べてみたい気持ちはよくわかる。
有料ゴミ箱というのはどうだろうか。1回10円入れると、ぱかっと開くごみ箱。これだとテロの道具に使われることもない。有料トイレというのもある。どうだろうか。もうひとつは、ごみ箱の脇にシルバー人材に監視いただいて、変なごみを捨てないように見張る。人材活用もできて一石二鳥である。石原さんどうだ?