今週は誕生日の週なので、家人が誕生日プレゼントということで「酔鯨 純米吟醸」を近所のスーパーで買ってきてくれた。早速、少々味見しよう。のつもりが一杯二杯…。うぃ~。
日本酒が大好きだ。特にストーリー性のあるお酒が好きだ。土佐の日本酒だと、司牡丹と酔鯨が双璧だ。辛口の土佐鶴もいいが、ちょっとストーリー性に欠ける。
何のストーリーかというと、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」である。「竜馬がゆく」の一場面でこんなのがある。
尊王志士が竜馬に決起を呼びかけに土佐と伊予の藩境で密会する。竜馬はまだその時期でないと悟っているのでなんとか引き取ってもらいたいと考え、樽の酒をえっちらおっちら若衆に担がせて山を登って密会する。大酒をのませ煙に巻くのであるが、このときの酒がどうも「司牡丹」らしい。
だから、家で司牡丹を飲むときは煙に巻かれる尊王志士の気分で竜馬にだまされるような気になって酔う。これがいいのでR(嵐山光三郎調)。
「酔鯨」の方は山内容堂である。幕末の七賢候とされながら、常に赤いひょうたんを手放さなかった大酒飲みだ。しかも参勤交代の人質。江戸育ちでべらんめえ調だ。殿様気分で酔鯨をあおる。「竜馬のやつ、こしゃくな…」みたいな。
歴史は常に酒と一体である。歴史が動くとき、かならずそこには酒があるのである。・・・(以下、長いため省略されました)
日本酒が大好きだ。特にストーリー性のあるお酒が好きだ。土佐の日本酒だと、司牡丹と酔鯨が双璧だ。辛口の土佐鶴もいいが、ちょっとストーリー性に欠ける。
何のストーリーかというと、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」である。「竜馬がゆく」の一場面でこんなのがある。
尊王志士が竜馬に決起を呼びかけに土佐と伊予の藩境で密会する。竜馬はまだその時期でないと悟っているのでなんとか引き取ってもらいたいと考え、樽の酒をえっちらおっちら若衆に担がせて山を登って密会する。大酒をのませ煙に巻くのであるが、このときの酒がどうも「司牡丹」らしい。
だから、家で司牡丹を飲むときは煙に巻かれる尊王志士の気分で竜馬にだまされるような気になって酔う。これがいいのでR(嵐山光三郎調)。
「酔鯨」の方は山内容堂である。幕末の七賢候とされながら、常に赤いひょうたんを手放さなかった大酒飲みだ。しかも参勤交代の人質。江戸育ちでべらんめえ調だ。殿様気分で酔鯨をあおる。「竜馬のやつ、こしゃくな…」みたいな。
歴史は常に酒と一体である。歴史が動くとき、かならずそこには酒があるのである。・・・(以下、長いため省略されました)