ってなことで.
本日も2020シーズンモデルのスキー板の
試乗レポートなのですが.
今回試乗したのは,私が初めて履くブランド.
青森が誇るブルーモーリス!
来シーズンモデルは,なんだか評判が
良かったので,試しに履いてみました.
では,どうぞ~!
○BLUEMORIS S-POTION
SL競技用&基礎小回り用
長さ165cmでR=12.5,純粋なサンドイッチ構造という,
正統派小回り板のプロファイルをもつこの板.
試乗の順番がなかなか回ってこないほどの人気で,
履いた人からは
「かなりいい」
という報告を受けていたので,
試しに履いてみようか…
と,かなり順番を待って,
まさにラストになってやっと履けたこの板.
今回試乗した板は,MARKERのWC PC Interface
ピストン付きプレートが載ってました.
で.
滑り出すと.
…うわ.
これ,正統派サンドイッチ板だわ.
かなり歴史的な,
「手間とお金をかけて,サンドイッチ板
作りました!」
というような感じで.
最近履いてないけど,昔履いたKEI-SKIの板
なんかに共通するテイストを感じます…
何か尖った,分かりやすい個性があるのではないけど.
高いレベルでバランスが取れている感じ.
すごい素直な反応をする板です.
コア材の厚みのコントロールで,
しっかりフレックスバランスが調整されていて.
板全体のしなりの出方がきれいな感じ.
メタルや補助材の厚みや形の調整とか,
板自体の形状でフレックスバランスを
取っているのではなく.
しっかりコアの厚みでフレックスバランスを
調整していて.
板全体がきれいにたわんで,
エッジだけが頑張るんじゃなく,
板を面でしっかり抑えて行ける感じ.
面でしっかり板を抑えていけるので,
どんな斜面でも,板が動かしやすい.
トップだけ,テールだけ引っかかるとか,
そういう事が無く,素直にスムースに
板が動かせるので.
どんな雪でも,板を動かしたいところに
動かせます.
重い雪や荒れた雪でも,板を動かして
狙ったラインを滑って行けます.
斜面が硬めになると,しっかりがっつり
グリップして,たわんで切れていきます.
ッそれも妙にエッジが頑張るのではなく,
板の面全体で抑えて行っている感じ.
センターポジションに乗っていけば,
きれいに回っていきます.
フレックス自体は,プレートが入っているけど
柔らかめ.
だもんで,ホントの超高速域だとちょっと
弱く感じるかもしれないけど,
オールマイティー性が高くて.
ガチのSL板というより,反応の素直な,意のままに動かせる
斜面状況を選ばずに,狙ったラインを滑って行ける,
小回りベース板…
という感じ.
かなりの優等生.
プロの道具っぽい感じ.
ただ,あまりにも優等生過ぎて,
個性が無いのが欠点…
というのは,この板には酷すぎるかな.