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サントリーレディスオープン。
韓国の高校生アマ、キムヒョージュ選手が、オドロキモモの木の記録ずくめの大逆転優勝。
いつも感じるのだが、強い選手はプレーにブレがない。
テクニックだけでなく、表情やマインドにも。
マタちゃんのハニカミとはひと味もふた味も違うクールさを感じる。
年齢に関係なく、ああいった選手は強いね。
似た雰囲気の若手アマでは、日本では比嘉真美子選手だろうか。
これで国内女子ツアーは、6週連続外国人選手の優勝。
ゴルフは個人競技。
そのことに関して、気にしない、関係ないと答える女子プロも多い。
別に誰ひとりとして国のため、国民のために戦っているわけではないし、それはそれで正しいのかも知れない。
だがどうしても世間一般的にはそういう見方をされてしまうもの。
またナショナリズムは、マスコミ的にも表現しやすくゴルフ界の話題にも繋がってくる。
それはプロとしての宿命だ。
確かに、自分のこと以外に何か余分なものを背負うことは大変だが、ただ、それを乗り越えてこそ一人前に認められるプレイヤー。
宮里藍プロや横峯さくらプロ、有村智恵プロなど、そういったことを意識した発言が普通にできるのは、考える以上に凄いことだと思う。
言わずもがな、それは一流選手の証である。
服部真夕プロも、あとひと息。
ただ毎回インタビューの受け答えで、師匠のことばかり出てくるのは少し気になるところ。
自分なりに噛み砕いて消化し、自分の言葉で表現できるようになれば、またまわりの見る目も違ってくることだろう。
たぶん、好調時のマタちゃん流の謙遜、師匠へのリスペクトなのであるのだろうが。
もしかしたら、メンタルどうのこうのというよりも、まだ歳相応よりも幼い面があるのかも知れない。
自分の言葉は、少なからず自分自身に責任を負うことになる。
それは一人前の大人のステイタスを表すものだ。
ただ、師匠はあの世界のアヤコ。
まわりの興味により、毎回同じ質問をされてしまうのかも知れないが。
しかしながら逆をいえば、まわりにもそういう風にしか見られていないということ。
師匠と弟子の関係であること以前に、ひとりの一人前のプロなのである。
そういった面が、マタちゃんにいまひとつ感じる物足りなさなのかも知れない。
悔しそうな表情のアップが映し出された、最終ホールで最後のパットのあとのグリーン上のマタちゃん。
ある意味、今回は一時的にであれマスコミの矢面に立たされた感じの敗戦。
精神的にダメージもあったはず。
ここで崩れるか否か。
彼女にとっては、これからの試合が試金石なように思う。
韓国のアマチュア選手の優勝。
今回悔しい表情を浮かべていた選手が、次世代の国内女子ゴルフを「背負う」ことのできるプレイヤーなのかも知れない。
まあ、あくまで勝手な想像なのだが。。。