ここのところの地元スポーツ紙の一面は、ドラゴンズ打線の要、井端遊撃手のヒザ負傷についての記事が続いています。
途中退場した次の日の記事では出場も危ぶまれるような話でしたが、昨日の記事では思ったほど重症ではなく出場は半信半疑とのことで、そして今日の記事では昨日の試合で走攻守に渡って大活躍の記事の活字が大きく踊っておりました。
何を隠そう、私も同じ慢性化したヒザ痛の持ち主。
この記事はそんな私の興味を惹きました。
同じ悩み?を持つ者、わずかながら井端選手の状態もわかるような気がしています。
ヒザ痛というのは(他部位も同じことなのかも知れませんが)、とても厄介な故障です。
なにせ生活をしていく上でも、”歩く”という絶対使わなくてはならない足の部分。
その関節というのは、複雑な動き、力のかかり方を要求される大事な部分です。
筋肉や骨の場合は、ある程度故障の度合いも明確で、たとえ立てなくなるようなひどい場合でも、比較的”完治までのメド”はたてやすいと思われます。
ただ、このヒザというのは治ったように思っていても、わずかなことである日突然再発する、ある決まった方向に力がかかったときにだけ突然痛みが走る、など他人には到底わからないような発症のしかたをするので大変です。
また本人自身も、いつ何時(なんどき)そういう状態になるのかわからないところもあるので、常に不安感も残ることになります。
私の場合、一番最初に”やってしまった”のは、直接的な激突による「関節血種」(外因により関節に血が溜まる)でしたが、完治するまで待てずに無理をして激しい運動を続けたことにより、ヒザ痛が長期慢性化してしまいました。
不思議なことに、痛くない時期は何をやっても大丈夫。
まったく痛みもありません。
しかし、季節的なものなのか、日々の湿度的なものなのか、あるいは見えない疲れが溜まった時なのか、自分でも気付かないうちにわずかに無理な力がかかってしまった時なのか・・・・・、突然ヒザ痛は再発してきます。
厄介なことにその痛みの具合も毎回その都度違います。
立つこともできないとき。
曲げることだけができないとき。
しゃがむ、正座するなど、曲げて力がかけられないとき。
歩けないとき。
走れないとき。
・・・・・・・・・・など時によってさまざまです。
一番不思議だと思うのは、時に、なぜか走ることは大丈夫でも、歩く時に我慢ができないほど痛むこともあるのです。
これって、ヒザを”やったこと”のない方、考えられます?
歩けないほど痛いのに、走れるのですよ!
会社に出勤の朝、突然のヒザ痛。
駅まで歩くこともつらいような日。
そういった日は駅まで”走る”!!(笑)
ヒザは、走るときには痛くないのですから。。。。。
普段運動不足が祟って、肺は焼けるほど苦しいですが。(´о`);
不思議でしょう!?
たぶん力のかかり方や使う筋肉の違いでそうなるのでしょうが、それでも医学的になぜそうなるのかは私にはわかりません。
またそれが、他人にわかってもらえないところが一番つらいですね。
”走れるくらいなら大丈夫じゃん!”とか、
”仮病じゃないの?”なんて思われるのが嫌で嫌で。。。
どんなにつらくても、ついつい我慢しちゃうのです。
(たぶん?仕事ぶりの悪さは出てしまっているでしょうが。。。)
また、いつ突然出てくるかということもわからないところが他人には信じてもらえないつらいところ。
昨日はピンピンしていたのに、今日?
朝は普通に歩いていたのに、今?
とか、絶対に疑われるとか思ってしまうのですよ。
だからあえて我慢するしかない。
”あまのじゃく”って思われるのが、何より一番イヤですから!
今日の井端選手の記事を読んでいたら、彼のそれまで状態はまさに私のヒザ痛の症状そのものではないですか!
昨日の試合では、なんとランナーに出て盗塁、守備ではダイレクトキャッチまで決めたらしい!!
そういうことを知らない相手ファン、相手チームとしてみれば”だまされた!”と思ったに違いありません。
でも、そうじゃないんだなぁ~。。。
きっと彼のヒザは、試合終了後に緊張感が解けたベンチ裏では歩くことも辛いはずです。
私はドラファンではありませんが、井端選手に同情してしまいます。
それでも本人が”(試合に)出る!”というのは、彼のレギュラーとしての誇り。
あんなこと(途中退場するほどの発症)があったあとでは、自分自身が不安になって休みたくなってしまうものです。
またこれも勝負の世界、競争の社会。。。の厳しさ。
そして、本人の精神的な強さでありましょう。
井端ぁ~!!頑張れぇ・・・。
でも無理するなぁ・・・・・。
そんな思いで新聞の記事を読む、今日この頃であります。。。
それでは、あたっ!・・・・・また。(笑)