フリージア。

転機。
それは誰にでも訪れる。
そこで何を思うか、何を考えるかは人それぞれだ。
やさしい詩を聴きたくなる時もある。
一人になりたい時もある。


新しい風への大きな期待と見えない夜の闇への限りない不安。


ただ誰かと酒を飲み、話をしたい時もある。
そして、ただ目の前の風景に癒されることもある。
何かを変えようとする時には、いつも以上に心のパワーが必要だから。


ツッパって生きていくこと。
それは想像以上に大変だ。
自分を信じて歩き続けることは、
少なからず捨てなければならないものもある。
少なからず何かを踏みつけていかねばならないこともある。
何が見えたかい。
その辿り着いた道の果てに。


妥協して生きていくこと。
それは想像以上に大変だ。
あまりにも多くの戦いに疲れ、
牙を抜かれ、魂を抜かれ、
失意の中に生きるそんなかつての学園のヒーローでさえ、
いまや優しい目をして自分の娘に微笑みかける。
何が見えたかい。
その辿り着いた道の果てに。




かつてツッパって生きてきた人のための鎮魂歌　→　フリージア




かつて輝いたアンダーグランドの星も
・・・・・いつかはただゆっくりと消え失せていく。
かつて全ての人々を魅了した世界のプリンセスも
・・・・・いつかはただ花に囲まれた墓の下で朽ち果てる。


それはまぎれもなく、自然の理（ことわり）。


花のように生きていければいい。
そう思う。
そんなことはできやしないのに。


今日も理想と現実に挟まれながら、
今日も理性と欲望の戦いに苛まれながら、
誰だって、ただ今日という日にできることはひとつしかない。
ただひたすらに明日に向かって歩き続けるだけだ。




転機。
それはまぎれもなく、誰にでも訪れる。
そこで何を思うか、何を考えるかは、
やはり、いつでも自分次第なのだろう。


明日の香りがする？
そんな風に思える時もあるかも知れない。　→　フリージア


そうさ。
誰の頭の上にさえ、陽はまた昇る。


ありがとう。
そうつぶやいてみるのさ。。。