どんこの空(そら)に 。

きっと何かが足りない~それを探す日記~

基礎知識不足。

2007-01-19 | 名古屋競馬の話
名古屋競馬で、毎週水曜日に行われるその週のメインレース。
ようはその週に名古屋競馬で”A-1組”と呼ばれる番組であります。
そのレースの名称が、同時にその週のシリーズの名称となってもいます。
今週は”ガーネットオープン”。6頭立て。
なんとまあ寂しい馬券検討かと思いきや、なんとそれが大荒れ??
ちょっと順番が入れ替わっただけなのに、当日の単勝最高配当の結果に。(笑)
競馬は、難しいです。。。。


それにしても6頭立てとは、いかがなものか?
ちなみに木曜日のメインレースも、1頭除外で結局6頭立てに。。。
(こちらの馬券はいただきましたが。(喜))
2日続けてメインレースがこれでは”ちょっとこれはあまりにもヒドイんじゃない?”って思ったのですけど、よく考えたら文句を言おうにも、私は名古屋競馬の番組編成やローテーションのことをあまりにも知らないことに気付きました。

ただ何となく、この時期に交流重賞があってあの時期にSP1のレースがあって・・・程度はわかるのですが、ハッキリ言って細かな番組編成や各馬のローテーション(特に3歳馬)などに関しては、まるで無知。。。
これではただ毎日毎日、目の前に出てくる馬を新聞見て”やっつけ仕事”のように買っているだけじゃあ~ありませんか・・・!?

もっと頭の中を体系的に組み立てて考えていけば、少し前のレースの記憶も頭の中に残るのではないか、さすれば馬券検討も分かりやすくなるのではないか。。。なにより名古屋競馬を楽しむのに役立つのではないか???と思った次第です。


これから先の記事は、”あたりまえの方にはあたりまえのこと”ばかりですので、どうぞ読み飛ばして下さいませ
私は一に勉強、二に勉強。。。であります。
でも、意外と知らない人も多いんじゃないでしょうかねー。。。




まず、名古屋競馬に所属する馬の格付けについて。

名古屋の馬は、大まかに分けて、古馬(格付け後の3歳馬含む)は、A級、B級、C級と3つのクラスに分けられています。
未格付けの3歳馬(時期によっては2歳馬)は、これらとは別となっており、実質合計4つのクラスが存在しています。
(賞金がいくらからで・・・という細かなところまでは調べませんでしたが。)

レースは、そのクラスの中で、毎週の番組編成がなされています。
だいたい今の時期ですと1週間に、C級が34組、B級が14組、A級が5組に分けられてレースが編成されていました。(未格付けの3歳戦は別。)
金沢競馬の馬の関係もあって、現在は週6日間開催ですし一年の中でも最も組分けの多い時期であります。
普段の週5日開催時は、C級30組、B級13組、A級5組程度が標準的であるようです。(夏以降の3歳馬の格付け等による増減はあります。)

また、2歳馬が入厩してくる7月下旬以降には、未格付けの2歳戦の中で”JRA認定競走”というレースが行われます。
7月下旬から12月中旬までの期間に、大体1週間に1レース、ないしは2レースあり、そのレースに勝つと”JRA競走に出走権”が与えられます。
賞金も他のレースよりも高く、騎手も馬の調教師もこのレースには是非勝ちたいと思うレースでしょう。

あと、番組編成の中で”選抜戦”と”特別戦”というものがあります。
「選抜戦」は、いわゆる”勝ち組のレース”と言われるものです。
「特別戦」は、オープンの重賞レースなど、その中でもまた一段と格の高い”名前のついたレース”のことを差します。
こちらのレースも、どちらとも賞金は一般の平場戦よりも高いです。
C級では、「C-18組」、「C-8組」、「C-1組」のレースがそれらに当たります。
B級では、「B-8組」と「B-1組」。
A級ともなると”オープンクラス”と呼ばれ、だいたいどのレースも”特別戦”と呼んでも良いのでしょうが、特に水曜日のメインレースに行われる「A-1組」のレースはその開催中の最も中心となるレースであり、時には交流重賞などのビックレースも行われます。

”JRA認定競走”をはじめ”選抜戦”や”特別戦”に関しても、だいたい週の中で行なわれる曜日が決まっていて、それを知っていれば(オフィシャルサイトでも毎週発表されています)、おおまかにでも少しは頭の中が整理された状態で”狙えるレース”が見えてきたりするのではないでしょうか???


<6日間開催期間中の例>

日曜日 メインレース 「B-1組」(選抜戦)
      サブメイン 「A-5組」

月曜日 メインレース 「A-3a組」
      サブメイン 「B-8組」(選抜戦)

火曜日 メインレース 「A-3b組」
      サブメイン 「3歳2組」(特別戦)
      第5レース 「C-18組」(選抜戦)

水曜日 メインレース 「A-1組」(特別戦)or 「重賞競走」
      サブメイン 「3歳牝馬4組」(特別戦)

木曜日 メインレース 「A-2組」
      サブメイン 「3歳1組」(特別戦)
      第5レース 「C-8組」(選抜戦)

金曜日 メインレース 「C-1組」(選抜戦)
      サブメイン 「A-4組」


こんな感じの番組が、毎週組まれています。
前開催週のレースを見て、狙った馬の出走レースに絞って買いに出かけてみるのも良いかも知れません。
やはり毎週水曜日が一番目立つレースがあり興味を惹かれるのですが、馬券的には木曜日に”勝ち組”のレースがふたつあり、高配当狙いならば面白いのかも??




次に名古屋競馬で行なわれる主要レースについて調べてみました。
オフィシャルサイトに掲載されてはいますが、あまり気にもしませんでしたので驚かされることも多かったです。

まずは、2006年度開催におけるレースを格付け上位順に並べてみました。

<名古屋競馬主要競走>

[GⅡ] 名古屋グランプリ 2500m サラ3上 別定 12月下旬

[GⅢ] かきつばた記念  1400m サラ4上 別定 5月G.W.
     名古屋大賞典   1900m サラ4上 別定 3月下旬

(SP1) 東海桜花賞    1400m 4歳以上 馬齢 4月中旬
       ↑(1着馬にかきつばた記念優先出走権)
     名古屋盃     1900m アラブ馬 馬齢 5月G.W.
     駿蹄賞      1900m サラ3歳 馬齢 5月G.W.
       ↑(1着馬に東海ダービー優先出走権)
     東海ダービー   1900m サラ3歳 馬齢 6月上旬
       ↑(1着馬にジャパンダートダービー指定馬とする)
     ゴールドW賞   1600m サラ2歳 馬齢 10月上旬
       ↑(兵庫ジュニアグランプリトライアル)
     東海菊花賞    1900m サラ3上 別定 11月中旬
       ↑(1着馬には名古屋グランプリ優先出走権)
     ゴールド争覇   1600m サラ3上 馬齢 9月下旬
     新春ペガサスC  1600m サラ3上 馬齢 1月(正月)
     名古屋記念    1900m サラA選 ハンデ 1月(正月)
     梅見月盃     1800m サラ4上 馬齢 2月下旬
       ↑(1着馬には名古屋大賞典の優先出走権)
     尾張名古屋盃   1600m オールカマー 別定 12月年末

(SP2) 東海クイーンC  1600m サラ3牝 馬齢 8月上旬
       ↑(JRA秋華賞のステップ競走、ブロック代表選定)
     名港盃      1900m サラ3上 馬齢 7月下旬
       ↑(JRA天皇賞秋のステップ競走、ブロック代表選定)
     ケンタウロスC  1800m サラB級 別定 1月(正月)
       ↑(所属馬限定、ジョッキーカップ)
     新春盃      1400m サラ4上 別定 1月(正月)
     マイル争覇    1600m サラ3上 馬齢 2月上旬
       ↑(JRA安田記念のステップ競走、ブロック代表選定)
     スプリングC   1800m サラ3歳 馬齢 3月上旬
       ↑(JRA東京優駿のステップ競走、ブロック代表選定)



けっこう、”へぇ~!”っていうところも多いのではないでしょうか。
少なくとも、私は”SP2”のレースに対するレースの見方が変わるかも。。。。。




最後に、これら主要レースを時期ごとに並べてみて、
ローテーションを考えてみましょう。。。
あくまで、名古屋競馬の番組の範囲内で、ですが。。。。。


<名古屋競馬2・3歳馬のローテーション>


11月  「ゴールドウイング賞」(SP1)2歳
             ↓
12月          ↓
             ↓
1月  「ペガサスカップ」(SP1)3歳
             ↓
2月  「マイル争覇」(SP1)3歳上★
             ↓
3月  「スプリングカップ」(SP2)3歳  →(JRA
             ↓             ダービー路線へ) 
4月           ↓
             ↓
5月  「駿蹄賞」(SP1)3歳
             ↓
6月  「東海ダービー」(SP1)      →(ジャパンDDへ)
             ↓ ↓
7月           ↓ (古馬路線へ)合流
             ↓
8月  「東海クイーンカップ」(SP2)3歳牝 →(JRA
                ↓           秋華賞路線へ)
               (古馬路線へ)合流



2月の「マイル争覇」は、早くも3歳馬と古馬との混合戦で、短距離~マイルの距離適性の馬は、早くも厳しい戦いが待っています。
しかし、今の名古屋のレベルであれば、大物であるならばこのあたりは軽くクリアーできてしまうのかも知れません。

また、この路線は名古屋競馬オンリーの番組から見たローテーションですから、東海公営には笠松競馬もありますし、また他地区の重賞路線にだって挑戦することもあるでしょうから、これが全てとは言い切れませんね。
まだまだこれからも少しずつ、知識を加えていかなければ。。。


<古馬のローテーション>

1月  「名古屋記念」(SP1)4歳上
             ↓
2月  「梅見月盃」(SP1)4歳上     (JRA
     「マイル争覇」(SP1)3歳上★ →安田記念へ)
             ↓
3月  「名古屋大賞典」(GⅢ)4歳上
             ↓
4月  「東海桜花賞」(SP1)4歳上
             ↓
5月  「かきつばた記念」(SP1)4歳上
             ↓
6月           ↓
             ↓
7月  「名港盃」(SP2)3歳上★     →(JRA
             ↓             天皇賞秋へ)
8月           ↓
             ↓
9月  「ゴールド争覇」(SP1)3歳上★
             ↓
10月           ↓
             ↓
11月  「東海菊花賞」(SP1)3歳上★
             ↓
12月  「名古屋グランプリ」(GⅡ)3歳上★



まあ古馬に関しても、3歳馬同様に地方交流が盛んになっていますし、笠松、金沢遠征をはじめ、オープン馬の路線はひとつではないです。
現に今年の名古屋のキングスゾーンは、浦和にて「浦和記念」2着を勝ち取り、その後は全国の交流競走で活躍を見せていますし、オープン馬の中でも上位のクラスの馬はもっと大きな全国レベルのローテーションを考える必要があるでしょう。


それでもだいたい名古屋競馬の1年の流れもわかるようになってきました。。。かな?



いろいろ調べてはみたものの、奥が深すぎて今回だけではどうにもなりません。
もう少し下級条件や、はたまた距離路線別のローテーションなんかも、今後調べていきたいと考えています。
乞うご期待。。。って知らないのは私だけかも・・・・・。(爆)


それにしても6頭立てのメインレースをやっているようでは、名古屋もこの先アブないのかな。。。?
それでも私の馬券はなかなか当たりませんが・・・。(爆)



それでは、また。




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