どんこの空(そら)に 。

きっと何かが足りない~それを探す日記~

4番、サブロー。

2012-05-26 | Sandstorm




今季のマリーンズは、今のところ、すこぶる調子が良いようだ。
開幕ダッシュといえば、日本一になった年を思い出す。
マリンスタジアムに通い詰めていた千葉在住時代、全試合ビデオ録りしていた熱狂時代などに比べれば、悲しいくらいにチームの内情は分からなくなってしまったが、それでも好調ともなればニュースは気になるものだ。
そういえば、名古屋に帰ってきてからも年に数回は千葉へ野球観戦に出かけていたが、震災以来どうやら足も遠退いてしまったようで、去年は確か一度も行っていない。
夏場あたりに、競馬がてら久しぶりに出掛けようか。
ゴルフ観戦がてら、というのもアリだろうか。。。





今日のデーゲーム、マリーンズはジャイアンツに勝ったようだ。
サブロー3ランだとか。
こちらはエース成瀬だから、そうそうは負けていられないというところだろう。
ところで、サブローといえば、去年途中にジャイアンツにトレードに出されて、大村三郎としてジャイアンツでプレーしていた選手。
それが自らFA宣言して、再びマリーンズに戻ってきた変わりダネ。
FAでジャイアンツに行く選手は多いが、その逆のパターンは珍しいだろう。
特にジャイアンツの首脳陣との確執などの問題があったという話も聞かない。(むしろ、マリーンズの方が・・・?)
普通に元の球団に戻って、また元のサヤ(なぜか4番打者)に自然に戻っているのは不思議な感じだ。
そして、今日みたく見事な4番の働きをしているのだから、摩訶不思議。
ジャイアンツ時代ならば、4番など有り得ないどころか、考えられもしないことだっただろう。
本来4番打者タイプではないことは、以前のマリーンズ時代から言われていたことだが、それでもチーム事情から再びお鉢が回ってくるところがまた面白い。
そして、ちゃんとソコにハマっているのだ。





考えてみると、同じようなことは、ごく身近なところでもありえているのではないかと思う。
だいたい人は、そのとき身を置いている職業や役職で分別されて見てしまうことが多い。
それがその人自身が天職のように感じて生きているならば、それも正しいのだろうが、誰しもがそうであるわけはない。
むしろそんな人は幸せであり、きわめて稀なようにも思う。
我が身を振り返ってみても、どこかの誰かのことを考えるとき、何かのレッテルのようなものを付けて考える方が簡単だ。
ただ、もしかしたら、その人には、全く違った優れた一面が隠れているのかも知れない。
そんな可能性を信じられるような見方ができれば、自分ももっと誰かの上司として相応しくなれるのではないか。
そんなことを、ふと考えたりする。
ただ、それは難しい。
ひとりひとりには意思があり欲があり、社会はひとりでは成り立たないものだから。
神様にでもならない限り。





ジャイアンツで主力になれない選手が、マリーンズでは主力になる。
だが、だからと言って、ジャイアンツがマリーンズよりも数段強いチームでありえるわけでもない。
適材適所、全員が能力を出し切れる環境にいられるというのは、奇跡に近いことなのかも知れない。
4番サブローは、紛れもなく、今季の好調マリーンズに欠かせない戦力である。








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