どんこの空(そら)に 。

きっと何かが足りない~それを探す日記~

観測的な予測。

2008-07-02 | Sandstorm

今期のマリーンズは7月1日現在、パリーグの最下位。
かつてマリンスタジアムに通いつめ、ビデオ録画で毎晩試合を見ていた頃に比べるとそんなに野球を見ているわけではないが、どうみても今期のマリーンズは良い野球をしているとは思えない。
勝ちゲームを落とす。
勝つときは大差勝ちも、接戦で勝てない。
これは力のないチームの野球。
長年野球を見てきた経験的な憶測。
若い個々の選手に輝きはあるものの、それがまだチームとして十分に機能していない。
2005年の頃の主力選手(特に投手)が全盛期の力がなくなってきており、今年は若い力を育てている段階の年のように思う。



現在最下位のマリーンズと首位のライオンズは、10.5ゲーム差。
ゲーム差だけを考えたら、まだまだ・・・と思いたいところだが、ただ上位に5チームもいることを考えれば、セリーグのドラゴンズやジャイアンツとは状況は違う。
7月1日現在、セリーグ首位のタイガースと2位ドラゴンズまで7.5ゲーム、3位ジャイアンツまでだと11ゲーム差もあるが、ともに敵はタイガース1チームである。
タイガースが連敗し、自軍が連勝すれば一気に差は縮まる。
マリーンズは上に5チームもいるわけであるから、たとえ自軍が連勝しても、他5チーム全て連敗するということは(交流戦が終わった今となっては)事実上ありえない。
ひとつひとつ順位を上げていくしかないのだが、それにはあまりにも時間がかかる。
また現状のチーム成績が”借金10”もあるのだから、それが現在のチーム力であり劇的に変化することは考えにくい。
たとえたまたま全員の調子が上がって10連勝できたとしても、必ずその反動は来る。
それが現状の”借金10”という認め難い現実のチーム力ということだ。
ドラゴンズやジャイアンツのように少なくとも借金のないチームとは、勝率が上がっていく確率も違うというわけである。






ただ、これは本質ではない。
あくまで、あまり野球を見ていない私の観測的な予測に過ぎない。
それはまるで、私の名古屋競馬での馬券検討のようなものである。
本来競馬の馬券検討とは、その馬の能力や状態(調子)を見極め、展開を読み、レースを見切ることが馬券検討の本質であろう。
ただ名古屋競馬では、頭数の関係からどの馬も毎週のように走らなくてはならず、毎回同じような組合せで番組が組まれるため、この「観測的予測」的な馬券検討が幅を利かせてくるのである。
毎開催出てくる馬が同じような相手関係で、”着外→着外→着外”と前3走の馬柱に出てくれば、今開催で馬券に絡むことはまずないと考えるやり方である。
JRAや南関では、キチンと間隔を開けローテを組んで調教して出てくるので、結構どのレースでも何頭か「大化け」する馬が必ず出てくる。
そうなると、このわりと単純な「観測的予測」は意味を成さなくなる。
本来こういったイレギュラー感が、競馬の馬券検討の魅力なのであり、競馬の深みを一気に増す要因になるもので、この場合、パドックで馬の気配や状態を見ることの意味が俄然出てくるのである。
(結局、素人にはわからないことが多いケド。。。(笑))
このように、この「観測的予測」は簡単で単純明快であるものの、その答えに関してはあくまで外面だけをなぞる占いのような曖昧なもので、(それが的中するかどうかは別として)本来の本質からは外れている場合が多い。
そこには、意外性、逆転の発想は生まれない。






話を野球に戻そう。。。
この場合、本質は、個々の選手の力を分析し、またこれまでの試合結果を分析して、それは語られなくてはならないのであろう。
弱い部分はどこなのか?
先発投手のコマ不足なのか?
信頼のおける抑え投手の不在なのか?
はたまた、長距離打者の不振なのか?
それともチーム全体の野球の方向性の徹底力が不足しているのか?
考えることは無数にある。
本来はそういったひとつひとつを検討し、60人強の限りのある自軍の戦力と相手の戦力と比較しながら考えて語らなければならないものなのであろう。
また今後チームとしてもそこの弱い部分に対して補強をするであろうし、状況は刻々と変わっていくということも忘れてはならない。
新しい戦力だって出てくるかも知れない。
これは安っぽい野球ゲームではないのだ。
「観測的予測」は、こういった可能性を消す。
またファンや、もしくは実際の選手までも、そういったつまらない気持ちにさせてしまう。
ただそれはあくまで可能性の話。
本質ではない。
だからマリーンズもマリーンズファンも、最後まで決してあきらめてはいけないのである。
穴党はその日の最終レースまで、最後の一発逆転が隠されていると信じて馬券を買っている。
今年のマリーンズファンは、もはや、みなそういった気持ち!?
そう思わせることもできるチームであることも、たぶん間違いない事実なのですが。。。










ところで余談ではありますが・・・・・、
名古屋競馬の番組編成も、もう少し何とかならないかなぁ~?
最終レースまで、穴党の一発逆転が期待できるような。。。(笑)












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