自分の時代の青春映画。
かつて観たこともすっかり忘れていた。
スカパーを観ていたら、たまたま目に入ってきた。
当時から、北野武監督作品の中では異質の作品であったように思う。
観たことすらも忘れていたのだから立派なことは言えないが、ただ改めて観て、あのときの官能がみずみずしく蘇ってきた。
この作品に、大きく惹かれる理由は何だろう。
この作品に特に秀でたものがあるとしたら、それは北野武という監督のセンスであるように思う。
覚えている作品の中では、「リアリズムの宿」の山下敦弘監督に感じたセンスに近いだろうか。
“リズム”、“タイミング”、“間”が、これらの作品の素晴らしさであり、また生命線のような気がする。
ひとつひとつは一流でなくとも、一流以上に惹かれる不思議な力がある。
まあ、「リアリズムの宿」が自分の記憶に残っているのは、女子高生の尾野真千子が可愛いすぎて頭の中から離れないからだけなのだが。(笑)
あの夏、いちばん静かな海に流れる時間。
こんな風に生きられたら、カッコいいよね。
それはムリだと、痛感する今日この頃なのではあるが。。。
生きるセンスの欠如、というところだろうか。
だからせめて、こんな風にゴルフができたら・・・と思うのである。
この夏、いちばん静かなフェアウェイ・・・。
主演、自分。
なんてか。。。