どんこの空(そら)に 。

きっと何かが足りない~それを探す日記~

紅葉狩り。

2010-11-27 | Sandstorm





36通りを200円買いした3連単が見事的中した笠松グランプリ。
気を良くして、夕方からライトアップされた香嵐渓へ紅葉狩りに。
カメラ片手に親父と二人。
かねてから、手にした一眼レフカメラが使いたくて仕方ない様子であった親父。
時期的にも今日を逃したら、来年までチャンスはないだろうと誘ってみたのだ。
ただやはり夜景の撮影は、3連単馬券と同様に初心者には簡単ではない。
見るに耐えうる写真は、自分がバカチョンカメラで撮ったものも含めて、ほんの数枚であった。
あの美しさを何とか伝えたいと思うのだが、機械は人間のように少しの融通も利かないものだと痛感。
まあ、そんなものだ。





















香嵐渓は、学生時代に駐車場整理のアルバイトをしていたので、少しは土地勘があった。
はるか20年近く前の話であるが。
大学のキャンパスが豊田にあり、2回生からの3年間はそこで下宿をしていた。
その最後の2年間のこの時期、ホッケー部のシーズンオフに合わせてそこで稼いでいたのである。
また、ホッケー部の練習場がちょうど勘八峡を超えた石野の山中にあり、毎日練習に通い慣れた道であったことも、そのアルバイトを選んだ大きな理由のひとつであった。
平戸橋から勘八峡、石野、力石・・・・・そして足助まで、先輩から押し売られた時速30キロしか出ない原チャリで、よくもまあ毎日毎日通ったものだと思う。






















ただ、時代は隔世の感。
”あの”勘八峡に、高速道路が・・・!?
ただでさえド田舎の感じがぬぐえない下宿があった猿投から、さらに奥まった秘境のような気がしていた勘八峡である。
いまや伊勢湾岸道から東海環状線に乗れば、名古屋の港区からでも車で一時間掛からずに辿り着けてしまうのだ。
便利になったのは嬉しいが、少し寂しい気もする。
当時からこの時期の香嵐渓は人気紅葉スポットではあったが、さらに観光地化が進み、その風情を失ってゆくのは勘弁してもらいたいものである。
それでも、町の観光課からすれば喜ばしいことなのかも知れないが。
そういえば、あの頃の役場の世話役のオッちゃん達、今でも元気かなぁ。。。
20年近くも経てば、人も変わってしまっているだろうか。





















駐車場に着くと、すぐにあの頃の記憶がよみがえってきた。
一番手前の「宮町駐車場」。
今でも、あの頃と同様に学生らしきアルバイトの連中が駐車場整理をしていた。
無線を持って、空いているスペースへ次々とやってくる車を誘導する。
あの頃と同じだ。
当時から、我が大学の体育会連中が多数このアルバイトに参加していた。
バイト仲間というのは、体育会や学部仲間との付き合いとは少し違う。
体育会のような先輩後輩の軋轢もなく、学部仲間のように馴れ合いもない。
ただ役割の中で協力し、一緒に考える。
それが、貴重な経験なのである。
いろいろな役割や立場の中に自分を置くことは、今でも大切なことだと思う。





















このバイトで一番つらいことと言えば、何だとお思いだろうか。
早番の朝が早いことや、遅番の夜遅いことなどではない。
火が出るような忙しさの休日に、自分勝手な客に罵声を浴びせられようとも、そんなことは屁でもない。
一番つらいのは・・・・・。
冷たい雨が降る平日に、ガラガラの駐車場でやることもなく何時間もつっ立っていること!
自分は学生の時、それを知った。
だから今でも、忙しいことには耐えられる。
文句は言いつつも。。。だが。





















懐かしいのも相まって、楽しい時間を過ごした。
父も上手く撮れないもどかしさを感じつつも、楽しんでくれたようだ。
写真は奥が深い。
光の量、シャッタースピードなど、撮り方によって出来映えも違ってくる。
絞りとか、露出とか、専門用語は何もわからないが、数を撮ればそれなりにコツもわかってくる。
上手いとか下手とか、自分にはどうでも良い。
思ったイメージで撮れれば、それで満足なのだ。
バカチョンカメラだって、オート機能を逆手にとって工夫をすれば、楽しい写真が撮れることがわかった。
いや、工夫をすること、それ自体が楽しいのである。
どうやら父は、必ずしもそうでもないらしいが・・・。





















父は、上の写真を「真っ暗だな」と笑った。
実際そうではなく、自分はそういう写真が撮りたかったのだが。
まあ他人が見て失敗作に感じようが、どうでもよい話なのではあるが。
自分にとっては、失敗作という完成品なのだ。
今のバカチョンカメラは、性能が良すぎてすぐに明るくなってしまう。
自分はそれを抑えるために、工夫をして撮った。
それが成功しているのだから、これは自分にとっては自信作。
一眼レフで構えている父に、この大変さはわかるまい。





















帰り道。
今度は昼に来たいと、父は言った。
同感。。。
初心者には、やはり夜景は難しすぎる。
青空の美しい日に、また訪れたいと思った。
今度は、犬山や恵那方面という話にもなったが、ただ香嵐渓も捨てがたい。
それよりも何よりも、いつになるかがまず大問題なのではあるが。。。











電線がジャマ・・・、いや避けて撮ればいいだけ?






光が多すぎて焼けちゃってる・・・・でもキレイでしょ?






川に写るライトアップが美しい・・・ボケてるのは御愛嬌?






手前の葉っぱはワザと入れてみたのだが。。。余分か?




















香嵐渓のライトアップは、11月末日まで開催中とか。
次開催の名古屋競馬では、LJS第2ステージ開催とか。
私はずっと仕事だとか。
トホホ。





















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