いままで大井や川崎のナイター競馬の日帰り旅打ちは幾度となく繰り返してきたが、さすがに千葉マリンスタジアムで野球観戦の日帰り敢行は試みたことがない。
なぜなら、それは千葉だから。
大井や川崎の場合、最終レースの払戻しを済ませてからでも、名古屋行きの新幹線の最終列車(品川駅22時7分発)には余裕で間に合う。
たた千葉だとそうはいかない。
東京駅まで出るにも、海浜幕張駅から小1時間はかかる。
さらに野球は21時に終わることなどまずめったに無いから、どうしても日帰りの計画は立てられないのだ。
だから千葉マリンで野球観戦を計画する時には、まず仕事の連休を取ることが大前提だった。
今回は奇跡的に先週の木曜金曜と連休が取れたので、CS進出を懸けた木曜日のマリーンズ最終戦を観戦すべく千葉へ出かけた。
木曜日に野球観戦をした後、一泊して次の日にゆっくりと帰宅する予定だった。
・・・・・が、木曜日の野球は雨で中止。
予想はしていたものの、中止の発表がされたのが試合開始1時間前くらい。
ケータイのマリーンズサイトとにらめっこしながらも既にスタジアムには辿り着いていて、これでは保険のつもりで計画していた川崎ナイター競馬参戦も不可能だ。
最悪。。。
これでは何のためにわざわざここまで来たのか分からない。
策がないわけでは無かった。
中止試合の予備日は、翌日金曜日。
一応、まだ仕事は休みである。
今まで知っていながらも、一度も敢行しなかった強行策。
夜行バス。
最終便が東京八重洲南口発23時40分であるから、よほど長い試合にならない限り乗れないことはない。
ただその翌日の仕事のことを考えると、今までとてもそこまではやろうとは考えなかった。
ただ今回は、想定内ではあるものの、計画外の出来事だ。
CSが懸かった大事な試合でもある。
今季最終戦ともなれば、もしかしたら来年まで試合は観れないかも知れない。
そういった強い動機が働いた。
・・・・・観るしかない!
まあ、今回はそういうことだ。
何でも経験。
知っているのと行動するのとは、まるで違う。
自分で実践してみて、改めてわかることもある。
そして一度実践してみれば、次から自分自身の中の行動や計画の選択肢も広がる。
無理だとわかれば、次から止めればよいだけだ。
今回一度やってみたことで、もしかしたら日本シリーズなどの日帰り野球観戦も今後の選択肢になるかも知れない。
そういう期待感もあった。
実際どうだったかといえば・・・・・。
まあ、やれないことはない。
ただやはり次の日の朝はつらい。
昔に比べていくらシートが広く快適になったとはいえ、やはりバスはバス。
昼間ならともかく、眠るにはやはり無理がある。
でも、もうやらないか・・・と聞かれれば、いやホントに観たい試合ならば”これもアリかな?”というのが自分自身の感想。
日常だって、ブログを書いてて朝方まで起きていることもある。
少々つらい思いをしても大丈夫な精神力があれば、誰でもできるように思えた。
ただ精神的には大丈夫な自分を確認できた私だったのだが、思わぬ代償が。。。
それは、ヒザ痛の再発。
ここのところ泳いでも走っても大人しかった古傷のヒザが、一晩のバス泊で見事に破壊。
エコノミー症候群なるものがあるらしいが、自分の場合はエコノミーヒザ痛?
変な格好で、うつらうつらしてしまったのが悪かったらしい。
名古屋駅、朝6時過ぎ。
バスを降りようとしたら、歩けないのだ。。。
こりゃ仕事に影響が、、、なんてことは口が裂けても言えないが。
やれやれ。
あれから3日。
まだ痛い。
とんだマリスタ遠征にはなったが、ラッキーなこともあった。
連休が取れたのが直前だったこともあり、人気絶大の木曜日の試合の座席は今まで観戦してきた中で一番最悪の席のはずであった。
しかし木曜日、球場アナウンスから中止の発表があった瞬間に”たまたま”即日払戻し&販売チケットゲートの目の前にいたという幸運にも恵まれて、結局金曜日はいつもの特等席に近い座席で試合が観れた。
3万人近い払戻しを目指すファンのほぼ先頭集団で、翌日の指定席のチケットをGETできたのだ。
払戻し開始までの時間、いろいろ考えを巡らせて出した結論は、後悔はしていない。
何より、マリーンズのCS進出を目の前で観れたこと。
この遠征の目的を考えれば、それに勝るものはないだろう。
それでも、今後もよほどのことがない限り、日帰りの千葉への野球観戦はしないと思う。
やはり野球観戦の旅は、ゆっくり温泉浸かって美味い物食べて・・・の計画にしたい。
そのへんはどうやら、競馬の旅打ちとは自分の中では違うようだ。
競馬なら、日帰りで姫路でも高知でも行ってしまえる。
なぜだろう?
たぶん競馬は基本、一人旅だからか。
超×3満員!の千葉マリンスタジアム最終戦。
ホテル31階の窓から。
さて、今月は遊んだ分、仕事頑張らねば~。