なつかしい程に
青い5月の空は
飛べそうな気がした
もしもその理由を聞けたなら
きっと彼はそう答えただろう
さぐらないで
誰だって
こじつけられる悲しみ
隠しているけれど
La La La La La La La La ・・・
年老いた少年の瞳は
もう二度と輝くこともない
どれだけの愛に拒まれたあとで
明日を閉ざしたのだろう
まぶしそうに
楽しいそうに
笑った写真は無邪気なままで
La La La La La La La La ・・・
“5月の風景”
織田哲郎 アルバム「Season」(1988)より