フジサンケイレディスは、佐伯三貴プロが勝ったらしい。
昨日の中継録画のホールアウト後のインタビューを観ていて、彼女が勝つ予感はあった。
勝つ人は、みな同じような目をしていてる。
言葉の端々や、話している時の雰囲気のようなもので、その時節に勝てる選手かどうかを何となく感じさせられる。
ただ、そういう目をしている人の皆なが皆な勝てるわけではないが、勝った人は皆な良い精神状態をそういう目や雰囲気で醸しだす。
トップクラスの勝負の世界とは、そういうものだ。
もちろん、技術的なもの、調子、体調などがそれ以上に重要ではあるのだが。
感じるのは、表情から読み取れる気迫や落ち着き、充実感、渇望の度合い、あと集中力みたいなものだろうか。
そういう意味では、今週は横峯さくらプロや酒井美紀プロよりも、前日は佐伯三貴プロが抜群に良かった。
今は彼女の季節なのだと感じるには十分なインタビューであった。
実際に佐伯プロには、経験による技術的な深みもある。
負けん気のような武闘派系の気概もある。
一流の勝負師には、時には傍若無人さも必要だ。
外に出るか内に秘めるかの違いはあれど、勝てる人はそういうものを持っているもの。
また、それを感じさせる。
それはかつて有村智恵プロや岡本綾子プロにも似た感じの人間性である。
あまり嫁さんにはしたくないタイプだケドね。(笑)
圧倒的な技術力や体力で勝っていける競技も中にはあるが、ことにメンタルスポーツと言われるゴルフに関しては、それだけでは勝ち続けるのは無理であろう。
ツアー競技というのはシーズンも長い。
必ずしも毎回“勝つ雰囲気の選手”だけが勝つわけではないが、その時節時節でその準備ができていると感じる選手は必ずいるものだ。
機が熟す・・・とは、よく言ったものである。
ただ、決定的に技術不足だったり、いつも口だけのお調子者などもいるので、そこがまた難しい。
まあそれが、スポーツ観戦の面白さでもあるのだが。
マタちゃんはまだもう少しかかりそうである。
腕前だけならもう十分にトッププロ。
ちょっとで変わる。
だが、そのちょっとが“勝つ人”と“勝てない人”の大きな壁なのかも知れない。
ありきたりの精神論の話だけどネ。。。
まあ、そんな彼女がまた応援したくなる要素なのではあるのだが。
個人的には、早く彼女からそういった言葉や言動が聞かれるのを期待して待っていたい。
お気楽な立場である素人ファンの勝手な独り言である。